日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

秋の北陸縦断ツアー 番外編

2012-09-18 23:13:49 | 北陸
京都に寄りつつ北陸を時計回りに一周し、1300kmあまりを走破した三日間の旅が終わりました。帰り道は楽勝ペースのつもりが、忘れ物を引き取りに戻ったあたりから雲行きが変わって、終わってみれば花見以来となる3時台の帰着でした。とはいえ、毎度眠気に襲われる上信越道の東信区間で仮眠といえない程度の小休止をとった以外は、数分単位の休憩を何度かはさんだだけで戻ってきたのですから、ベストは尽くしたといえるでしょう。
唯一もったいなかったのは、全区間高速を飛ばしたにもかかわらず、所要時間に関する限り安房経由、白馬経由と比べてもそれほど差がつかなかったということです。今回は少しでも早く帰れることと、ストレスなく走れることの二点を重視した上で「急がば回れ」の選択をしたまでのことであり、時間についてはせいぜい小一時間の違いしか出ないというのも想定の範囲内ではあったのです。しかし、余分な高速料金とガス代を注ぎ込み、運転する楽しみまで犠牲にした上での結果かと思うと、やはり無駄なことをしたという思いが残るのは事実です。やはり、北陸からの帰り道には白馬で一風呂浴びる程度の余裕をもちたいものだと思います。

最後の最後で時間との闘いに陥りはしたものの、終わってまず思うのは、天候に関して非常に恵まれていたということです。38.5度などという前代未聞の暑さからすれば、季節外れの天候にたたられたということになりそうなものを、そのような感覚が一切起こらなかったのは、気温の高さに反して湿度が低く、思いのほか過ごしやすかったという理由によります。気温にすれば20度台の前半でありながら、湿度の高さに辟易したのは昨年秋の九州ですが、今回の旅で起きたのは正反対の現象でした。日の入りの早さといい、夜に鳴く虫の声といい、気温の高さを除けば何もかもが秋です。11月や12月でこの暑さだったとすればさすがに考えものとはいえ、去年も敬老の三連休は暑さで使い物にならなかったことからすれば、今時の9月というのはこんなものなのでしょう。高く晴れた青空の下、三日にわたって存分に活動できたのですから、それだけでもう十分ということにしておきましょう。
そしてもう一つ感じているのが、旅から帰った後の疲労感です。前の晩夜更かししたとき、働き通して精根尽き果てたとき、柄にもなく身体を動かしたときなど、日常生活において疲れを感じる場面がいくつかある中で、活動帰りの疲労感はそれらと全く違います。深夜に帰宅するやいなやベッドに倒れ込み、短いなりに深い睡眠をとったつもりでいても、翌朝起き上がろうとするときには全身が鉛のように重いばかりか、物を持つ手が震えたり、言葉を発するにも呂律が回らなくなったりするというのが、帰着当日から翌日にかけての典型的な姿です。単なる肉体疲労とは違う、だからといって眠気とも心労とも違う、旅から帰った時にだけ感じるこの疲労感は、持ちうる限りの体力と気力を使い果たしたことの証であり、ある意味心地のよい疲れでもあります。この疲れは一晩どころか二晩休まなければ回復できません。次なる活動のことは考えず、今日はともかく寝ます。おやすみなさいzzz
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秋の北陸縦断ツアー 三日目

2012-09-18 03:34:29 | 北陸
帰宅しましたorz
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