日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 23:18:10 | 居酒屋
10時を過ぎると、ただでさえ静かな松江の街はさらに静まりかえって、呑み屋街の明かりもまばらになってきます。しかし、ほどよいところで切り上げようかと思っても、そう滅多には足の向かない土地と思えば、「もう一軒」となるのが人情というものです。トリを飾るのは、前回訪ねたときに当たりをつけておいた一軒、同じく京橋川のほとりの「佐香や」です。

佐香や カラコロ広場店
松江市末次本町110
0852-23-1887
1100AM-1400PM/1700PM-2400AM(LO)月曜定休

出雲富士・十字旭日
突き出し(麻婆茄子)
鶏と春雨の旨塩スープ煮
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 21:15:34 | 居酒屋
同じ街を何度も訪ねる楽しみとは、なじみの酒場で一献傾けることにあるといっても過言ではないでしょう。二軒目は毎度おなじみ、京橋川のほとりの「ばいかも」を訪ねます。

ばいかも
松江市片原町60
0852-24-1999
1730PM-2200PM(LO)

加茂福・出雲月山
突き出し(揚げと水菜とえのきの胡麻和え)
造り盛合せ
甘長とうがらし焼き
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 19:07:26 | 居酒屋
まずは手堅く教祖おすすめの「やまいち」を訪ねようとしたところが、橋のたもとの店先では、満席で断られて退散する先客の姿が。「居酒屋味酒覧」など様々な著作に書かれた一押しの店のことです。週末の7時という時間帯では、こうなることも珍しくはないのでしょう。ならばと目標を切り替えて、同じく教祖おすすめの「よびこ」を訪ねます。

★よびこ
松江市東本町3-61
0852-24-4092
1700PM-2200PM(日祝日定休)

豊の秋×2
突き出し4品
しじみの醤油漬け
お造り3品
真鯛塩焼き
鯛豆腐
ご飯・香の物
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 18:16:01 | 中国
松江駅前に投宿して荷物を置き、この後はお待ちかねの酒場探訪へ繰り出します。土曜と祝日が重なるという無粋な暦のめぐりで、店の選択肢が限られてしまうことが懸念されたものの、少なくとも事前情報によれば、松江で心当たりのある店は軒並み開いているようで、これが四国ではなく山陰を選んだ理由でもあります。今回は到着も早く、なおかつ昼食から適度な間隔が開いて腹具合も万全、二軒三軒はしごすることも十分可能です。古式ゆかしい水の都で、今夜はどんな酒場に出会えるでしょうか。夕闇の市街を散策がてらに歩きつつ、橋を隔てた呑み屋街へと向かいます。それでは後ほどお会いしましょう…
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 16:08:24 | 中国
将棋の定跡をたどるかのように、ここまで昨年と全く同じ経路を進んできた今回の旅ですが、ここで初めて趣向を変え、一畑電車で松江方面へ戻ります。
二十年近く前に一度だけ乗って以来のご無沙汰だったこちらの電車ですが、本日乗り込んだのはその当時走っていなかった元南海のズームカーです。半流線型二枚窓の古風なデザインもさることながら、正方形の窓がきれいに並んだ側面もまた美しく、一つ一つの窓には荷棚と一体化した間接照明があてがわれて、関西の私鉄電車らしい上品さが感じられます。

★電鉄出雲市1605/321レ/1705松江しんじ湖温泉
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 13:46:14 | 中国
続いては特急列車を乗り継いで出雲市へ向かいます。わずか二両の短編成とはいえ、新山口まで400km近くを走破する長距離列車も、今の時代にあっては貴重になりました。特に米子まではわずか二駅の停車で表定速度100km/h近い俊足を誇り、今時珍しいほど優等列車然としています。それでいながら、二時間近く乗り通して特急料金が1260円とは実に乗り得です。去年と全く同じ経路をなぞって山陰へ来たのも、「スーパーはくと」とこの列車での移動が予想以上に楽しかったという理由によるのです。

★鳥取1343/スーパーおき5(3005D)/1527出雲市
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 13:30:39 | B級グルメ
なんだかんだで時間が押して、列車の時刻まであとわずかになってしまいました。お昼はホームの立ち食いうどんで手早く済ませます。うどんそのものは可もなく不可もない、どこにでもあるような駅の立ち食いうどんながら、旅情を楽しむという向きにはあながち悪いものではありません。3切れ添えられたあごちくわの食感が、じゃこ天にも似てなかなか秀逸です。

★砂丘そば ホーム売店
鳥取駅1-2番線ホーム
砂丘うどん340円
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 13:13:25 | 酒屋
鳥取でのお楽しみ、谷本酒店に立ち寄ります。都会には出回らない地産地消の酒を中心にした品揃えがよく、駅から容易に歩けるところも汽車旅には好都合で、大津佐賀の酒屋に並ぶ必須の立ち寄り場所となりつつあるのがこの酒屋です。店内に吊るされた酒林は濃く色づいて、今がまさに実りの季節であることを示しています。渡りに船で「日置桜」のひやおろしが並んでいたため今回は即決。秋らしいラベルからして期待感が高まります。帰ってからの晩酌が楽しみです(ニヤリ)

谷本酒店
鳥取市末広温泉町274
0857-24-6781
900AM-2100PM
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 12:34:12 | 中国
記念撮影を兼ねて駅裏の「鉄道記念公園」を訪ねます。名前からして蒸気機関車などの鎮座する公園を思い浮かべそうなところ、この鉄道記念公園は少し変わっています。車両の姿は一切ない代わりに、短い線路が敷かれてレプリカのホームが設えられ、そのホームを高架化前の旧駅の遺構とおぼしき上屋が覆っており、これがこの公園最大の見物となります。要はそれだけ地味な公園だということです。
そして、その雰囲気に拍車をかけるのが、これまた地味な展示物です。敷かれたレールの脇に腕木式の信号機と踏切の警報器、遮断機があるのはよいとして、四つ並んだコンクリートの台座には、ポイントリバー、矢羽根型の転轍機、さらには重量別に並べたレールの断面模型にATSの地上子など、鉄道好きでもなければ何物であるかも判然としないような品々が据え付けられています。実際のところ、展示物の説明板は剥がれ落ちたか判読できなくなっているかのいずれかで、世間の関心の低さは一目瞭然です。かくも地味な物どもを集めて公園にするとは、よほど物好きな人間の仕業なのでしょう。もっとも、そんな公園を目指して遠路はるばる訪ねてきた自分も、相当に物好きな人間であるには違いありません。
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2012-09-22 12:14:55 | 中国
鳥取に着きました。列車を降りた瞬間、ホームを吹き抜ける風が一瞬だけ肌寒く感じられました。肌寒いといっても昨日までとの相対関係に過ぎず、荷物を担いで歩けばじきに汗ばんできそうな陽気ではあるものの、日中にこれほど涼やかな風が吹いたのは、もしかすると9月になって以来初めてのことかもしれません。暑さ寒さも彼岸までとはよくいったものです。
さて、鳥取に着いたはよいものの、今回もそれほど長居をするわけではありません。松江方面の列車が出るまで、二時間弱という申し訳程度の滞在となります。記念撮影を済ませて昼食をとり、去年立ち寄った酒屋を再訪して、時間が余れば温泉で昼風呂を浴びるといったところでしょうか。とはいえ、酒屋に温泉と立ち寄る場所も複数あって、岐阜と山口に比べればこちらの方がはるかにましといえるでしょう。
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 08:52:41 | 近畿
京都からは列車を乗り継ぎ鳥取へ向かいます。新大阪でも姫路でも乗り継げるところを、あえて手前の京都で降りたのは、多少の時間をかけても乗って楽しい方を選んだからです。目当てはもちろん最前部の特等席で、これが始発駅の京都から乗車する理由でもあります。先客の好意によりこの席に座れたのは去年のことでしたが、今回も一名いた先客が違う席に座るという僥倖のおかげで、まんまと特等席に陣取ることができました。京阪神の堂々たる複々線に始まり、昔ながらのローカル線の風情漂う因美線まで、変化に富んだ車窓が3時間にわたって楽しめ、退屈する場面は一切なさそうです。

★京都852/スーパーはくと3(53D)/1157鳥取
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 07:20:24 | 東海
腹を満たしたところで、浮き足立っていた気分もようやく落ち着いてきました。列車は駿河と遠江の国境を越え、只今掛川を通過したところです。車窓に時折見え隠れする東海道本線を眺めてふと思うのは、その昔始発の新幹線で下る途中、しばしば上りのブルートレインを車窓越しに見かけたことと、この近辺がブルートレインの撮影地として名を馳せたことです。しかし時は流れて、今やただ一本のブルートレインも走ってはおらず、時折行き交う貨物列車の他には、あの悪名高き701系電車に毛が生えた程度の普通列車しか来ないというのですから、天下の東海道本線も落ちぶれたものだと実感せずにはいられません。
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 06:46:26 | B級グルメ
慌てるあまり列車を乗り違えたりしないかという不安が最後まで残ったものの、列車が時刻通りに発車したことを確かめてようやく一息つけました。当然ながら何も口にすることなく飛び出したため、図らずも買い求めた「チキン弁当」を本日の朝食とします。おそらくは腹を満たすやいなや安堵感と疲労感が一気に吹き出すのでしょうorz
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京阪神居酒屋探訪 2012Returns

2012-09-22 06:24:12 | 東海
まずは新幹線で、一週間前と同じ京都へ向かいます。
このように書き起こせば何の変哲もない旅立ちながら、ここまで来る間には一悶着がありました。下手に酒などを食らって寝入ったこともあり、目覚ましが鳴ったにもかかわらず見事に寝飛ばしてしまい、気付いた時には新幹線の発車35分前などという切羽詰まった時刻になっていたという次第です。慌てて布団をはねのけ、我ながら驚くほどの素早さで着替えを済ませ、とるものもとりあえず飛び出して、どうにか出発には間に合ったものの、気付くのがあと5分遅ければ完全に乗り遅れるところでした。普段なら始発列車で出るところ、乗り継ぎの関係であえて一本遅い列車をとっていたのに結果としては救われたということになります。たとえ汽車旅でも出発前夜の深酒は危険というのが、この一件から学ぶべき教訓といえそうです。

★東京616/のぞみ3(3A)/829京都
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