日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

京阪神居酒屋探訪 2012

2012-09-08 16:33:37 | 東海
伏見で地下鉄を降りました。この階段を上がれば聖地は目の前です。教祖をして「ここを知らずして居酒屋を語るなかれ」と言わしめた我が国の居酒屋の最高峰であるばかりか、二回挑んでいずれも跳ね返されたという苦い経験もあって、いよいよ乗り込むかと思うと緊張感さえ漂ってきます。全国津々浦々の酒場を訪ね歩いて来た中でも、こんな高揚感が押し寄せるのは初めてです。今から意を決して飛び込みます。結果は後ほど…
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京阪神居酒屋探訪 2012

2012-09-08 15:45:18 | 東海
来た道を引き返して名古屋へ戻ります。次はいよいよ真打ちの大甚本店を訪ねますが、ここまでの道中で私は非常に痛い失敗を犯してしまいました。このままでは16時の開店に間に合わなくなってしまったということです。何がそこまで痛いのかといえば、開店時の様子を見届けるのも目的の一つだったからです。
教祖が幾多の著作で激賞してきたこの店ですが、中でもとりわけ印象深いくだりの一つが、開店前後の光景なのです。開店時刻の少し前から暖簾が掲げられると幾多の呑人が店内へと吸い込まれて行き、四時を知らせる鐘の音が響けば、待ちかねた呑人が一斉に立ち上がって肴の小鉢を取りに行く。何度も噂に聞いたそんな光景を、この目でしかと見届けたいという考えがあったわけです。店内は常時満席の繁盛ぶりだと聞いており、少しでも遅れると満席で振られかねないという懸念もありました。
実は、二軒目のMOSへ向かう時点で、時間が厳しくなりそうだということはある程度予想できており、聖地巡礼を最優先するなら潔くMOSを切るべきところではあったのです。しかし、そのままでは開店まで二時間近くをもてあます状況だったため、帯に短したすきに長しといった感があり、結局は拡大志向でMOSへ走ってしまいました。拡大志向に走って失敗するという展開はいつものことで、それ自体ある意味想定の範囲内とはいえ、満席で振られるという事態だけは絶対に避けなければなりません。今回ばかりは、最悪の場合多少の待ち時間も辞さない覚悟はあります。果たして無事入店できるでしょうか…
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京阪神居酒屋探訪 2012

2012-09-08 15:17:42 | MOS
地下鉄とリニモを乗り継いで、本日二軒目のMOSとなる「モリコロパーク店」を訪ねます。数年前「愛・地球博記念公園」の一角に造られたこちらの店舗、交通が不便なばかりか10時から17時までという限られた営業時間のため、長らく未踏のままで残っていたところ、今回思わぬ形で機会が巡ってきました。
公園内のMOSということで、自分としては競馬場MOSのような何の面白味もない店舗を想像していたため、今回訪ねるにあたって一切の期待はしておらず、長年足が向かなかったのもそのためです。ところが、いざ足を運ぶと、観覧車を見上げるようにして建つ扇形の建物が一棟そのままMOSとして使われていて、その前には全国でもここしかないのではないかと思われる移動販売車が二台並んで休息をとっていました。店内は良くも悪くも遊園地の軽食コーナーといった雰囲気で、特段心惹かれるほどではないものの、赤い看板、タイル貼りの厨房、客席のテーブルと椅子などには一世代前のMOSの面影が残って、意外なほど真っ当な店という印象を受けます。移動販売車がなければこの評価もかなり違っていた可能性はありますが…

モスバーガーモリコロパーク店
長久手市茨ヶ廻間乙1553-1 愛・地球博記念公園内
0561-64-1272
1000AM-1700PM(月曜定休)
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京阪神居酒屋探訪 2012

2012-09-08 13:33:32 | MOS
名古屋に着きました。まずは大曽根の新モスを訪ねます。ここで小腹を満たしておけば、居酒屋までのつなぎとしても軽すぎず重すぎず一石二鳥という寸法です。
改札の真正面に造られた店舗は、クリーム一色の壁面に白木の横桟を埋め込んでアクセントをつけた、最近の都市型店舗によくある内装をもち、それはそれでよいとしても、床、天井、客席のどれをとっても特段工夫の跡がみられず、ごく平凡な店舗という印象を受けます。平凡な店舗が一定以上の年を重ねて、同年代の店舗の特徴を如実に表すよい店舗に変わるということはよくあり、一概に切り捨てるのが必ずしも妥当とはいえないものの、あまりに平凡な店舗は何年経っても平凡でしかないという事実はたしかにあり、近辺ではやはり駅構内の店舗であるアスティ岐阜店などがこの手の部類に属します。思わず唸ってしまうほど周到な演出がなされた店舗から、かくも平々凡々たる店舗まで、一口にMOSといっても様々です。

モスバーガー アスティ大曽根店
名古屋市東区東大曽根町46-6 アスティ大曽根1F
052-911-1055
700AM-2100PM
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京阪神居酒屋探訪 2012

2012-09-08 11:44:38 | 東海
列車は新丹那トンネルを抜けて駿河路に入りました。天気予報で今日は雨だと聞き、しとしと降り続く秋雨を思い浮かべていたところが、入道雲が無数に浮かび、雲間から時折薄日が差し込んだりにわか雨が降ったりというのが実際の天候で、明らかに梅雨から夏場にかけての気候です。当然ながら湿度が半端ではなく、東京駅までのわずかな移動の間でさえ、滝のように流れ落ちる汗を拭うのが大変でした。この調子では名古屋でも大阪でもかなり難儀をするのでしょう。流した汗に報いてくれるだけの名店に出会いたいものです。
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京阪神居酒屋探訪 2012

2012-09-08 11:03:17 | 東海
寝坊したところへさらに二度寝をしてしまい、今季の開幕戦はかなり遅めの出発と相成りました。疲れ切っていたというより、本日前半の行程がその程度の位置づけだったということです。本日の、いやこの旅の最重要課題は「大甚本店」を訪ねるということに尽き、それ以前の行動は店が開く4時までの時間稼ぎでしかありません。このまま行けば名古屋へ着くのが12時半過ぎで、開店の少し前に乗り込むとすれば、3時間ほど時間稼ぎをすることになります。しかし、「リニア・鉄道館」へ行こうとすると消化不良に終わる可能性がなきにしもあらずなので、今回はパスしてMOSを一、二軒訪ねるにとどめる予定です。かつての自分にとって、旅とはすなわち鉄道旅行だったというのに、今では鉄活動など時間稼ぎの手段の一つに過ぎなくなってしまいました。わずか数年でここまで熱が冷めるとは我ながら驚きです。

★東京1100/のぞみ225(225A)/1241名古屋
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