全八日間、総行程1900kmあまりにわたる東北一周の旅が終わりました。帰着から一夜が明けてまず感じたのは、都会の空気の蒸し暑さです。風薫る五月の陽気とは明らかに違い、気温はさほど高くないのに首筋から汗が流れ落ちる、梅雨時のような生暖かさです。桜を追って列島を北上する間に、季節はそれだけ進んでいたということなのでしょう。昨年の秋から続く旅の季節にも終わりが近づいてきたようです。
今回の旅で兎にも角にも驚いたのは、東北をあっという間に駆け上がった桜前線ではないでしょうか。出発したその日に中通りの桜を眺めたときには、まだ一輪二輪咲いたばかりの桜の木々を眺めて、今年の開花はどこまで遅れるかと思ったはずが、状況が一変したのはその日の晩に会津へたどり着いてからです。初夏のような陽気で一気に開花が進んだところへ二日間の足止めを食い、さらにその後四日続いた天候不順の間に、桜前線は怒濤の勢いで東北地方を駆け抜けて、こちらは散り際に追いつくのが精一杯でした。開花から一週間でもう葉桜、本当の満開はたかが一日という状況では、いくら身軽な一人旅でも追い切れなかったというのが実情です。
しかし、繰り返すように、見頃を逃し天候にも振られ続けたというのに、当の本人はこれで十分満足しています。日本晴れの空の下で満開の桜を眺めるのが花見の真骨頂とはいえ、それだけが花見ではありません。散り際もまたよく、小雨に煙る姿などもそれはそれで絵になるものです。そして何より、天気予報と開花予想を何度も何度も確かめながら、桜を追って日本列島を北上するという旅そのものが、自由で気楽な一人旅の真髄であり、自分にとってはこの上ない楽しみなのです。この楽しみは一度経験するとそう簡単にはやめられそうにありません。今は八日間の道中を振り返りつつ、早くも来年の花見の旅を漠然と思い浮かべています。次はどんな桜に出会えるのでしょうか。楽しみです(ニヤリ)
もちろん、今年の花見がまだ終わったわけではありません。次週からはいよいよ津軽海峡を渡って北海道に上陸します。詳細は明晩。おやすみなさいzzz
今回の旅で兎にも角にも驚いたのは、東北をあっという間に駆け上がった桜前線ではないでしょうか。出発したその日に中通りの桜を眺めたときには、まだ一輪二輪咲いたばかりの桜の木々を眺めて、今年の開花はどこまで遅れるかと思ったはずが、状況が一変したのはその日の晩に会津へたどり着いてからです。初夏のような陽気で一気に開花が進んだところへ二日間の足止めを食い、さらにその後四日続いた天候不順の間に、桜前線は怒濤の勢いで東北地方を駆け抜けて、こちらは散り際に追いつくのが精一杯でした。開花から一週間でもう葉桜、本当の満開はたかが一日という状況では、いくら身軽な一人旅でも追い切れなかったというのが実情です。
しかし、繰り返すように、見頃を逃し天候にも振られ続けたというのに、当の本人はこれで十分満足しています。日本晴れの空の下で満開の桜を眺めるのが花見の真骨頂とはいえ、それだけが花見ではありません。散り際もまたよく、小雨に煙る姿などもそれはそれで絵になるものです。そして何より、天気予報と開花予想を何度も何度も確かめながら、桜を追って日本列島を北上するという旅そのものが、自由で気楽な一人旅の真髄であり、自分にとってはこの上ない楽しみなのです。この楽しみは一度経験するとそう簡単にはやめられそうにありません。今は八日間の道中を振り返りつつ、早くも来年の花見の旅を漠然と思い浮かべています。次はどんな桜に出会えるのでしょうか。楽しみです(ニヤリ)
もちろん、今年の花見がまだ終わったわけではありません。次週からはいよいよ津軽海峡を渡って北海道に上陸します。詳細は明晩。おやすみなさいzzz