京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

本日の全行程終了です。昨年の冬以来となる神戸でしたが、今回もなじみの酒場を訪ねて、通いたくなる名酒場との出会いにも恵まれたよい一夜でした。
さて、出発時点では京都か和歌山かと構想していた最終日の行動ですが、この期に及んでいまだに流動的となっています。その理由の一つに天候があります。今日も一貫してそうだったのですが、ある時はさわやかな青空が広がったかと思えば、またある時は分厚い雲が垂れ込めて小雨が降るなどして、天候がなかなか安定しないのです。そんな秋の空に振り回されるがごとく、天気予報も確認するたびに変わってきており、明日の天気は朝目覚めてみなければ見当がつきません。もし晴れてくれれば列車撮影を織り交ぜながら動き、今日のように晴れたり曇ったりの煮え切らない天候ならば、終始酒場めぐりに費やす一日になるかもしれません。明日は明日の風が吹く、細々したことは忘れてしばしの眠りにつきます。おやすみなさいzzz

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

二軒のはしごで腹も心も満たされて、このまま切り上げるにもやぶさかではないところ、例によって「もう一軒」と悪魔がささやき、本日も三軒目の暖簾をくぐります。日曜深夜で選択肢もいよいよ限られてくる中、ひらめきだけを頼りに訪ねるその店はハンター坂の「有とみ」です。

★有とみ
神戸市中央区中山手通2-10-22 ハンター坂ヴィレッジゲートビル2階
078-252-1333
1800PM-2400AM(LO)火曜定休

来楽・奥播磨
前菜盛り合わせ
鯛の共わた和え

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

しばしの腹ごなしを経て三宮に河岸を代えます。二軒目もあえてマンネリズムに走り、北野坂の「炉山」を再訪します。

★炉山
神戸市中央区中山手通2-20-18
078-261-8260
1130AM-1400PM/1700PM-2300PM(LO)
水曜定休

風の森・凱陣
突き出し(大根と生麩のおでん)
お造り盛り合わせ
焼き白ねぎと鴨の小鍋

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

秋の日はつるべ落とし、日没間際の日差しの弱々しさに季節の移ろいを感じるようになってはきたものの、7時近くになっても西の空に明かりが残っているというのが西日本ならではです。宵の口を迎えたところで、本日も頃よく酒場めぐりの時間がやってきました。一軒目を飾るのは、神戸へ来たなら必ず寄りたい名店、新開地の「丸萬」です。

★丸萬
神戸市兵庫区福原町27-5
078-575-4184
1130AM-2130PM(火曜定休)

白鶴
鯛うす造り
だし巻
若鳥ねぎ身

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

神戸に着きました。今日はこのまま投宿して酒場を巡ります。今日中に大阪まで移動しようと思えば造作もないこととはいえ、新快速で直行すれば20分そこそこの距離だけに、大阪まで行こうが神戸止まりになろうが大差はありません。それならたまには趣向を変えて神戸に泊まろうかと思い立った次第です。図らずも今日は宿の朝食以来飲まず食わずで通したため、腹具合は昨日に続いて万全です。今夜も三軒程度のはしご酒となるでしょう。

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

特急列車に乗り継ぎ神戸へ向かいます。この先上郡と相生でさらに列車を乗り継ぎ、神戸着は5時過ぎの予定です。そのまま乗り通せばよさそうなものを、わざわざ二度も乗り換えるのは、到着時刻が20分ほどしか違わないにもかかわらず、特急料金が1000円以上安上がりになるからです。二度乗り換えてもそれしか差がつかないのは偏に新快速の威力であり、姫路から三ノ宮までの所要時間差はわずかに5分で、京都までで比較しても10分しか違いません。料金不要の電車が特急も顔負けの速さで疾走するのですから、毎度のことながら新快速は大したものです。

★智頭1522/スーパーはくと10(60D)/1559上郡1604/1320M/1617相生1618/3284M/1721三ノ宮

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

しばらく駅前を歩いてはみたものの、やはり何もすることはなく、一本前の普通列車で智頭まで先乗りすることにしました。こちらも先乗りしたところで何があるというわけではないのですが、特急の乗車区間が最小限に絞れるため、数百円とはいえ料金は浮きます。時刻表をよくよく見直すと、松江をあと一時間遅く出て普通列車を乗り継いでも同じ特急列車に乗り継ぎできたということが分かり、結果としてはそれが時間的にも金銭的にも合理的なプランだったようです。しかし、どんより曇って小雨も降る状況であれ以上松江に滞在しても仕方がなかったのは事実なので、まあこれでよかったということにしておきましょう。土産の梨だけ買い求めて鳥取を後にします。また来年…

★鳥取1410/657D/1454智頭

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

鳥取に着きました。着いたからといって今更することは特にないものの、列車の接続が悪く、昨日と同様二時間弱の滞在となります。本日の展開も昨年と似通ってきました。

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

列車を乗り継ぎ鳥取へ向かいます。倉吉のみ停車の一時間で駆け抜けるのはよいものの、100km超の特定区間ではないため特急料金が昨日と比べて100円しか違わず、割安感がなくなってしまうのが少々残念ですorz

★米子1217/スーパーまつかぜ8(2008D)/1318鳥取

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

二転三転して申し訳ありません。結局市街散策は取りやめて鳥取方面へ向かうことにしました。自転車を借りようとしたまさにそのとき、空が暗くなって再び雨が落ちてきたという次第です。短時間なら傘も要らない程度の小雨ではあったものの、どんより曇った空の下で、時折傘をさしながらの散策では興ざめしてしまいます。散策は次の機会に譲り、今回は先を目指すことにします。結局二日目も去年と似たような展開になりそうです。

★松江1127/132K/1158米子

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

首尾よく天候が回復したため、予定通り市街散策へ出ることにしました。改めて最新の天気予報を確認すると、またしても予報が変わって日中も雨に降られる可能性があるようです。しかし、先ほどのような通り雨なら一時やり過ごせば済むことなので、何とかなるとたかをくくることにします。鳥取方面への列車が出る二時過ぎまで、正味三時間ほどの持ち時間となりそうです。

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

前言撤回です。宿を出ようとしたまさにその時から雨が降り出したため、現在宿のロビーで待機中です。空はまだ明るく、天気予報からしてもこのまま降り続く雨ではなさそうですが、あいにく鳥取方面への列車も出たばかりで、このまま切り上げるかどうかにかかわらず今は動きようがありません。とりあえずあと一時間待って、このまま天候が回復しなければ鳥取方面へ移動し、回復すれば予定通り市街散策へ繰り出したいと思います。

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

宿の朝食をいただいてから出発します。今回世話になったのは駅前の「ユニバーサルホテル」で、大々的な看板にかねがね目をとめていたところ、今回初めての投宿と相成りました。この宿の特徴を一言でいうなら何もかもが巨大ということです。三棟に分かれた建物はどれもビジネスホテルというより大ぶりなマンションのようで、200人は収容できそうな大食堂も圧倒的です。部屋と施設は飾り気のないごく普通のビジネスホテルながら、最上階の展望大浴場から望む松江市街と宍道湖の眺めがよく、バイキング形式の朝食は釧路のホテルラッソほどではないにしても、スーパーホテルの貧相な朝食などに比べればかなりまともな部類でした。

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

活動を再開します。外は曇りがちながらも時折日も差すまずますの天候になっています。実は、出発前まで連日の好天と予想されていた西日本の天候が手のひらを返したように一変し、一時は今日明日ともあいにくの雨交じりなどという予報が出ていたところだったのですが、最新の予報では少なくとも日中一杯降り出すことはなさそうです。これなら本日の行動に関しては何の迷いもありません。まずは自転車を借りて松江市街を見物し、昼過ぎの列車で鳥取方面へ向かい、夜は神戸の街で呑むことになるでしょう。ただし、日曜ということで宿が総じて空いており、神戸泊も十分可能な状況となったため、大阪泊の予定を神戸止まりとすることはあるかもしれません。

京阪神居酒屋探訪 2012Returns 二日目

本日の全行程終了です。酔い覚ましに京橋川のほとりのベンチで夜風を受けます。昨日までの残暑が一変、暑からず寒からず実にほどよい気温で、こんな日にキャンプをしたらおそらく最高でしょう。目の前には滔々と水をたたえた川面がオレンジ色の街灯を映し、そこを四羽の水鳥が悠々と泳いで、川端では柳の木が風に揺れています。そんな風情に満ちた光景を眺めつつ、どこからともなく聞こえてくる虫の声に耳を傾ければ、いつまででもこうしてベンチに腰掛けていられそうです。今夜は心地のよい余韻に浸りながら宿へと戻ります。おやすみなさい…