
今日のジャケ画は、
Steve Miller Band 「Fly Like an Eagle」
76年発表の9th、邦題「鷲の爪」(^^ゞ
アルバムチャート3位を記録しました。
この盤ではこれまでの彼とは
ちょっと違った雰囲気の曲も収録されました。
アルバム最初のインスト曲「Space Intro」から続く、
タイトル曲の「Fly Like an Eagle」では
シンセを使ってスペーシーな音を出してます。
そう、「Fly Like an Eagle」はこれまでの彼からは
想像できないくらいのファンキーな曲で
当時のブラック系ディスコ曲みたいな雰囲気の曲となりました。
でもすごくCoolで良いんですよね。
元々スティーヴは冷めた感じで歌うので
このような曲がとてもハマるんだと思います。
そして「Wild Mountain Honey」。
この曲でもシンセは使ってますがスペーシーではなくて
どこか幻想的な感じの音となってます。
とても聴き入ってしまう美しい曲です。
(ちなみにこの曲、某RPGゲームの「とある町のBGM」に
ちょっぴり似てるような気がします(^^ゞ気のせいでしょうかw)
さて、その次の曲「Serenade」では、ガラリと変わって
ノリの良い「スティーヴ節」が聴けれます。
アコースティックギターの軽快な音と
哀愁的なメロディがとても良いです。
「Dance, Dance, Dance」ではカントリーサウンドとなってます。
とても温かみを感じる良い曲です。
そして「Rock 'N Me」はこの盤からシングル曲として大ヒットとなった曲。
軽快な曲ですが、イントロ部分は
あのフリーの「オールライト・ナウ」の
イントロみたいな(というかそのまんまのw)イントロで
ビックリさせられます。
が!歌部分になると
お馴染みのスティーヴ節になり、
2番に入る直前にまた例のイントロに戻るといった感じで、
遊び心を感じる曲となってます♪
「Sweet Maree」では冒頭の部分でシンセを使って
風の音みたいな音を出してますが
ブルージーな演奏が徐々に聴こえはじめてきます。
最初のシンセ音からは想像のできないくらいの
味わい深いブルージーなナンバーが心地良いです。
「The Window」では当時のAORのような雰囲気をちょっぴり感じる
洗練された曲となりましたが、渋みの利いた哀愁のサウンドです。
オルガンの音色がとても味わい深いです。
この盤は更にバラエティに富んだ内容になったように思います。
これまでの彼の持ち味と、新しく導入したシンセ音との融合が新鮮な1枚です。
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海外某所から「Fly Like an Eagle」