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野外保育 とよた 森のたまご

愛知県豊田市2010年度森のようちえん開園
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9月8日(火) 夏の焚き火

2020年09月09日 | 保育
夏休みが明けて1週間。
実家への帰省があり、みんなから1週間遅れて久しぶりに登園してきた年中Sヤ。

朝から指定席の松の木に登るのに満足すると、「焚き火がしたい」と。

広場に残っているのは、Sヤと年長Mメ。

マッチを渡すと、早速マッチに火をつけて…、


あれあれ、どこに火をつけるのかな。

とりあえず、炉の中に置いてみると…、マッチの火はすぐに消えました。

Sヤ「あれ、つかないなぁ…」とポツリ。



何度かそれを、繰り返すSヤ。
うんうん、火はつかないけれど、マッチのつけ方は上手になってきた!笑


「去年のもり組さんが、どうやっていたか覚えてる?」と聞いてみると、

Sヤ「うーん、忘れた!」

「ここに何か置いていなかった?」と聞いてみると、

近くに茂った青々とした雑草を抜いて、炉の中に入れていました。







うーん、つかない。笑

それでも何度もマッチをつけるSヤ。


すると、散歩に出ていた年長AトとMシが戻ってきた!

「Sヤが焚き火をしたいみたいなんだけど、火がつかないんだ。」と話すと、


「それじゃぁ、ダメダメ!」と、枯れた枝などを持ってきました。






前の冬、去年のもり組さんがこの炉で何度もした火付け。
マッチとお山にある自然の物だけで手際よく火付けをしていました。


AトとMシは、去年のもり組が火付けをする姿を横でよく見ていた二人。
お芋を焼いて仲良く食べていたっけな。

火付けの姿をちゃんと覚えてるんだね。

「生の木は湿ってるからダメだよ!」
「いっぱい入れ過ぎちゃダメだよ!」
去年聞いてた言葉も出てきました。


枝を上手に組めてるとはいえないかもしれないけれど、ちゃんと空気が通るようにしようとしてる。






そして、「そうだ!スギっぱだぁー!!!」とよく火がつくスギの枯れ葉を持ってきました。
あぁ、いい表情…。




今年は、自分達でよく手を動かして、冬には去年のもり組さんみたいになるのかなぁ。



Sヤは、二人が火をつける姿を横でみていました。
去年見えていたものは、炉についた火の部分だけかもしれないけれど、やりたい気持ちと、じっくり失敗した経験で、違った部分がみえていたかなぁ〜。


その後、ついた火でSヤはお弁当のおにぎりを嬉しそうに焼いていました。



自分のタイミングでやりたい気持ちに向き合えて。
失敗する時間も考える時間もたくさんあって。
身体と頭を沢山使うこども達の姿は、やっぱり素敵だなぁ。





“大人たちは少し口を閉じ、子どもたちが何をどう選ぶのかそっと見守り、必要な時には知恵のエッセンス。”



(年長母 ゆう)


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