廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

芳賀町 高橋小学校

2014年04月02日 18時06分47秒 | 栃木の廃校
まだ廃校になって8年ですが、
全体に漂う虚無感は、広い敷地に体育館だけが残るせいなのでしょうか。

芳賀町は1990年代後半から統廃合がすすみ、
かつては11校あった小学校は3校までに減ってしまいました。
統合された後の学校は
芳賀町立芳賀東小学校
芳賀町立芳賀北小学校
芳賀町立芳賀南小学校
何とも味気ない名前にしたものですが、
統廃合は地域の綱引きで悶着が起りやすいので、
こんな味気ないものになるのでしょうね。

今回訪れた芳賀町の高橋小学校。
校舎は取り壊され、小さな集会所らしきものがありましたが、
体育館はそのまま残っています。

校庭には当時の遊具や卒業記念碑、タイムカプセルのプレートなどが残っています。
芳賀町は工業団地もあり、県都宇都宮へのアクセスも便利な場所ですが、
平成16年度の卒業生のプレートにはわずか12名の名前が刻まれるのみ…。
タイムカプセルの埋設場所には、掘り起こす日付まで記されていますが、
はたしてちゃんと掘り起こしたのでしょうか。
自分の顔を掘った卒業記念は昭和48年のプレートがあったようです。
自分とほとんど同世代ですがみんなどんな人生を歩んでいるのでしょう。

芳賀町立高橋小学校 沿革
明治7年12月12日 西高橋天王寺に修生舎として創立
明治18年8月21日 西高橋学校と改称
明治20年3月10日 西水沼尋常小学校高橋分教室に改称
明治25年7月5日 西水沼尋常小学校より分離 西高橋尋常小学校として独立
昭和16年4月1日 水沼村立高橋国民学校に改称
昭和22年4月1日 水沼村立高橋小学校に改称
昭和29年4月1日 芳賀町立高橋小学校に改称
平成18年3月31日 芳賀町立水橋小学校、芳賀町立水沼小学校との統合により閉校


















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