廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

市貝町 上根小学校

2014年03月01日 17時09分50秒 | 栃木の廃校

市貝町の廃校記念碑のフォーマットは、
黒御影石に表面に学校名、裏面に簡略された沿革。
隣の芳賀町は表面に校歌、裏面には詳しい沿革が刻まれているので資料的には芳賀町の勝ちでしょう。
まぁ。勝ち負けは関係ありませんが…。

ここ、上根小学校は通りからちょっと外れた高台にあります。
もう少しで震災から3年を迎えますが、
県内でも被害が多く場所によっては震度7だったところもあった市貝町。
ここ、上根小学校でも当時の被害の大きさをうかがえます。
かなり大きな記念碑が根元から倒れていました。
これだけ大きく、重量もある石が倒れるのですから今更ながら地震の凄さを感じます。

当時の遺構は石の門柱に記念碑、タイヤ飛び位しか残っていません。
正門とは別の通用門にまだ上根小学校の文字が読めますが、
背後の竹薮がかなり敷地に侵食しています。 夏にはヤブ蚊が凄そうです。

ゲートボール場や公民館などに利用されてはいないので、
ゆっくりとですが自然に帰ろうとしているようです。

明治8年開校 上根小学校開校
明治33年 上根尋常小学校に改称
昭和29年 町村合併により市貝村立上根小学校となる
昭和59年 市塙小学校と統合により閉校












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