廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

旧葛生町 会沢小学校

2014年03月03日 12時10分08秒 | 栃木の廃校
旧葛生町は石灰の町。
町の真ん中に石灰工場のプラントが立ち並び、街全体がホコリっぽい感じがします。

町の中心にある東武葛生駅は、石灰の輸送で全盛を迎えていた頃、
駅員が80名在籍し構内には旅客用も含め20本の線路があったようですが、
今は寂しい終着駅。
かつては葛生駅から北に東武会沢線、西に日鉄鉱業の専用線があり、
今でも廃線の遺構が多く残っていて廃線好きの方々が足を運んでいるようです。

今回訪れた会沢小学校も、東武会沢線の廃線跡と国道293号に挟まれた場所にあります。
2004年の閉校から10年。
校舎は取り壊されコミュニティーセンターが新たに建てられていますが、
当時の遺構は良く残っています。
校庭脇の体育道具入れの小屋は当時のものでしょう。
遊具や朝礼台も残っていますが、
廃校記念碑や二宮像は確認できませんでした。

明治6年11月19日  都賀郡小曾戸村光照寺を仮校舎として開校
明治20年4月    小学校令公布により、葛生第二尋常小学校となる
昭和10年5月22日  第二尋常小学校を廃止し、第二分教場なる
昭和22年4月1日  葛生町立第二分校となる
昭和24年4月1日  第二分校が独立して会沢小学校となる
平成16年3月24日 葛生小との統合により閉校

























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