廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

旧喜連川町 喜連川小学校葛城分校

2014年01月29日 21時15分24秒 | 栃木の廃校
廃校巡りをしていると、
自治体や地元の違いにより、廃校後のあり方がだいぶ変わってくるのが良くわかる。
ある自治体ではまるで学校があった記憶を消したいかのように、
跡形もなく消し去ってしまったりする。

せめて、廃校跡にここがかつて学びの場であり、
こどもたちの声が聞こえた場所であったことを教える
記念碑のひとつはほしと思う。

そこで訪れたが、ここ喜連川小学校葛城分校跡。
古い地形図と現在の地図を照らし合わせて、二度目の訪問でやっと確認できた難物件。

1966年廃校なので校舎は愚かほとんど遺構は残っていません。
わずかに錆びたブランコがありますが、
公民館に変わってからのものでしょうか…。

しかし、ここには地元の方が建てた記念碑、石碑類が多数残っています。
小学校跡の記念碑の裏には学校の歴史が詳しく彫られていますし、
火事で旧学校を消失したあと、地域住民でお金を出し合い公民館建設した旨、
こと細かく記念碑に彫ってあります。
学校というだけでなく、青年団、諸団体の活動の拠点であったとまで書いてあります。
まさに、地域コミュニティの中心。
訪れた時もご近所さんが立ち話してました。

廃校跡の片隅には、地元の方の作品でしょうか、お地蔵様に道祖神がいました。








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