廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

南会津 下郷町 楢原小学校弥五島分校

2014年04月30日 16時45分47秒 | 福島の廃校
桜前線が北海道に上陸したとのニュースを聞きましたが、
南会津 下郷町は今まさに桜が満開。
標高の高さもあるのでしょうが、所々にはまだ雪が残っています。

会津地区には木造の美しい校舎がまだまだ残っていて、
今年の夏は集中して巡りたいエリアですが、
桜の季節に合わせて何校か訪れてみました。

まず、最初に訪れたのは下郷町立楢原小学校弥五島分校。
現在は川田太鼓工房の太鼓練習場 弥五島会館となって、
民間に貸し出されているようですが、
あまり改変されず、廃校当時の面影が色濃く残っています。

訪れたときは桜が満開。
ハラハラと花びらが舞う風景は、
木造の校舎や二宮像と相まって素晴らしい景色。

記念碑に記された沿革によると
明治5年8月2日 弥五島小学校創設
昭和54年3月31日 楢原小学校弥五島分校として本校舎に統合のため閉校
となっています。
記念碑には下郷最古の学舎と記されていますが、
明治5年は会津の戊辰戦争からわずか4年後ですよ。

学校前の会津西街道も新旧幕府軍が行交った道。
なかなか感慨深い学校跡でした。















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