廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

旧足尾町 小滝小学校跡

2013年07月29日 18時10分47秒 | 栃木の廃校
旧足尾町 足尾銅山の主要鉱区だった小滝地区にある小滝小学校跡。

銅山の私立小学校として明治26年に開校。
当時の古河財閥の力か、校歌の作曲は音楽室の肖像で有名な山田耕筰が手がけている。

銅山の隆盛とともに銅山従事者が増え、それに伴い女性や子どもが増えてゆく。
大正8年頃には児童数1,000人を超えるマンモス校。
少子化の今ではなかなか児童数1,000人を超える学校は少ない。

しかし、鉱山が下火になる昭和31年に廃校。
すでに50年以上が過ぎて、校舎はもちろん無くなっている。
アプローチの石段、門柱、建物の基礎部分が残るが、
自然の力で森に帰ろうとしている。
廃校跡というより遺跡といった感じ。

近くには多数の鉱山遺構があるが、クマ出没エリアなので用心を。
この日は、石段横で密かに来訪者の足首を狙うマムシ君がいました。
当然、携帯はエリア外です。













こんなマムシが足首を狙ってます。

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