森に恋して

静・緑・健康

虚空蔵山~八王子山~山上山

2006-12-05 | 丹波・但馬ハイキング
2006・12・03

          虚空蔵山~八王子山~山上山


久しぶりに丹波の郷に入り聖徳太子建立と言われ、役の行者由来の虚空蔵山から縦走を計画する。
JR宝塚駅で集合し9時01分の篠山口行きの準急に乗り込む。
藍本駅に到着して、衣類等の準備を済ませ駅前の道を左(南)に向けて歩く。
すぐに右側に空き地が有りその先に自動販売機が見える場所に着く。
表参道はこの道を真直ぐ進むのだが、今日は空き地の左側の踏み跡をたどり、岩場コースと言われる道をとる。

里山独特の雑木林のつづら折れの道を10分少し歩くと左側に展望の良い岩場が現れる。
巻き道もあるが、せっかくだから練習がてら岩に挑む。
岩の広場からそれ程高くない岩に這い上がる、見た目よりコースがとりにくく結構手こずっている。朝一番の取り付きとしてはこれ位がちょうど良いかも。
岩場の上からはまたまた雑木林の中をやや藪漕ぎ状態の山道を進む、落葉が一杯でさくさくと歩くたびに気持ちの良い踏み心地だ。
急ぐ旅でも無いので、丁度舞鶴自動車道の真上に当たるあたりであろう藪の中で休憩をとりながら20分ぐらいで十字路に到着する。右からの道は藍本の駅から右に進んで神社の付近から登る裏参道で、直線は作業道のようだ。
ここを左に取り少し広くなった道をさらに10分余り進むと、よく踏まれた広い道に出る。

表参道と合流だ、右を見るとすぐそこに石段がありその上が虚空蔵寺だ。
お寺の縁起を書いた案内板は新しいが、寺そのものはかなりの古さを見せ付けている。
広い境内には大きな木もあり休憩用のいすなども設けられ一息つくにはゆっくり出来る所だ、暖かい日差しの中で展望などを楽しみ、スタートする。


登山道はお堂の右側からの急な道で始まり、途中役の行者の石像を見ながらつづら折れの急な道を登る。しばらく登ると立杭の郷(陶の郷)からの道と合流し、右の道をさらに行くと丹波岩といわれる岩場に付く。
岩場には若い男女が昼食中であったが立杭の町が一望に見下ろせる展望を楽しむ為に少しお邪魔する。
目の前にサギソウを楽しんだ西光寺山が見え、その向こうには三草山も見える。もっと南に目を向けると遠く六甲山系も眺められる。

虚空蔵山(592m)はすぐ先にあり、登ってびっくりまるで満員の銭湯の様な芋の子を洗うような混雑である。

この山頂からは北側に白髪岳(左722m)と松尾山(右687m)が奥に見え東には舞鶴自動車道を沢山の自動車が走っている。
我々よりもすこ~しお年寄りの集団で、まだ50人が登ってくるとのことなので急いで昼食を取り先へ進む。
縦走路に入るや今までの混雑がうそのように、静かな展望の利く秋の尾根道が続く。
こちら側にも陶の郷への分岐があり、そこまではよく整備され広い道だが、その先に入ると道はやや狭くなり葉っぱの落ちた雑木林の枝がかおにあたるなど、いかに人が歩いて居ないかが分かる。

どんどん高度を下げ、送電鉄塔まで下がるとまた登りなおす。
八王子山(496m)への分岐は突然に現れうっかりすると見落とすような細い道だ。
赤や黄色のテープに助けられて間違わずに入り込み、急な坂道を這い上がる。
一度ピークにたどり着くがそこは頂上でなく、さらに先に進む。

登りきると、狭い山頂(写真右・左は虚空蔵山)には三等三角点のみが存在を強調する。
東へ降りる道があるが、こちらは八王子池を経てJR草野駅へ下る道、我々はさらに北への道を下る、途中小さな分岐を真直ぐに進み東にカーブして上ったところに大きな岩が横たわっている、振り返ると今まで歩いてきた山々が南に広がっている。

二つ目の送電鉄塔まで下り、目の前の坂道を山上山を目指し登る。

417mのピークで北に急な坂道を下ると、不動明王と役の行者らしき石仏のある山上山に着く。ここにはクサリ場が有り皆で練習を兼ね2~3回上り下りして遊ぶ。
さらに油井の集落までの長い急な坂を下る、ここから草野の駅までは20分ばかりで到着する。

14時43分発の電車に乗り込み、中山寺で温泉に入り反省会を済ませて帰路に着く。

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