森に恋して

静・緑・健康

'07 六甲縦走大会

2007-11-12 | 六甲山ハイキング
2007/11/11(日)くもり一時晴れ

真っ暗な空に、星が2つ3つ瞬いている。雲はあるものの雨の降るような雲ではない。
5:48電車は須磨浦公園駅に滑り込む、ハイキングの人で一杯だ。
今日は、六甲縦走大会の一回目、2000人の人が歩く。

我々は、女1男2のメンバーで受付を済ましスタートする。6:00


鉢伏山(246m)から旗振山(253m)へ、旗振山の茶屋ではうどんなどを食べながら応援してくれる。6:23
この頃には、空も大分明るくなってくる。
鉄拐山(234m)の巻き道を通り過ぎおらが茶屋には寄らずに手前から下り、高倉台の住宅の中を通り抜けつつじ橋に向う、すでにこの橋のところまで渋滞している。6:50



この先には400数十段の階段が待ち構えている。
何も考えず、ただひたすら登る。
栂尾山(274m)からは明石大橋が綺麗に見えるのだが、今日は見てる余裕も無い。
次の山の手前でまたまた渋滞、朝が早かったのでレーションを少し口にする。
並んで待っていても比較的静かなのは、これから始まる道のりへの不安からだろうか。


横尾山(312m)の山頂で、太陽が雲の間から顔を出した。
一気に明るさが降り注いでくると共に暖かくなる。7:38



この先には須磨アルプスが待っている、風化され崩れやすいざれ場の尾根を進む、気を抜くと怪我につながる場所だ。8:00


アルプスを下り、横尾団地の中を通り高速道路を跨ぎ、地下鉄西神線を潜ると妙法寺に着く。(8:39)
小学校の前を通り、坂道を登っていくと高取山への取付きが見えて来る。
岩場混じりの道を、汗を拭き拭き登る。
高取山(320m)には立派な神社が有り、本殿・奥の院ともここに祭られている。
ここには、綺麗なトイレが近年建てられ我々も大いに活用させてもらっている。
9:16


急な下りが終わると、丸山の街中を鵯越の駅まで進むことになる。
この道が何故か道中の半分以上が登りと成っていて、少し疲れの出た身体をいじめる。
鵯越の駅前の商店には沢山のハイカーが、水分の補充などをしている。
少し先の公園にも大勢の人が休憩をしている姿が見られる。10:00



水道局ポンプ場と鈴蘭台下水処理場を横目に見ながら進んでいくと、真新しい「石井ダム」が見えてくる。
烏原川に設けけられたこのダムは市民のレクレーション施設としても活用されているとか。
その下に架かる鉄の橋を渡り、菊水山(459m)への取付きにたどり着く、長い階段の道を休み休み登り終えると、一回目のチェックポイントが待っている。
ボランティアの方々が、頑張れと声を架けて励ましてくれる。11:10
チェックを受け、少しばかりの休憩で次へと向う。

菊水山から一旦有馬街道の上に架かる天王吊橋まで下り、鍋蓋山(487m)に向う、朝から6時間近く歩き続け、精神的にも体力的にもかなりの疲れが見えており、ここで昼食を取る人も多い。12:15
みんなの疲れをあざ笑うがごとく、高い木の上から見下ろしている表札が、何故か憎らしく思えた。


鍋蓋から大龍寺を経て市が原、その先に麻耶山(702m)が待っている。
コレさえ登れば後は何とかなる、ただその信念だけで苦しさも疲れも忘れて這い上がる。
掬星台では、ボランティアによるレモンティーが振舞われる。14:30
この一杯のレモンティーがどれほど美味いかは、歩いた者しか味わえない喜びではないだろうか。
感傷に浸るまもなく先を目指す、下りた所に気持ちを癒してくれる美しい紅葉を見た。
自然の美しさは、何者にも代えられない癒しを与えてくれる物です。

丁字が辻・記念碑台とやり過ごし、凌雲台まで上りきる。16:18
少し疲れの見える足に、塗り薬でごまかしをする。
ここでも綺麗な紅葉が気持ちをほぐしてくれる。


凌雲台からは主に自動車道を歩く。山の上では夕日が松の木まで赤く染めて、幕閉めますよ~と言っている様だ。
あまり景色を見る余裕も無く、一軒茶屋にたどり着く。
少し先のトンネルを抜けると、最後のチェックポイントが待っている。17:20
ここさえ過ぎれば、後は宝塚まで何とか足を持たせれば完走できる。
すでに薄暗くなった道を宝塚分岐まで進み、東尾根に入った途端乾電池なしでは歩けないほどの暗さになった。
足元のみに全神経を注ぎ、暗闇をひたすら歩き続ける。
大平山について本当にやれやれと言う感じでした。19:00。


あと8Kmの声を聞きながら、一路宝塚に向けて歩く。
大谷乗越・岩倉山・そして塩尾寺へ、やっと着いた宝塚、まだゴールまでは3Kmの急なアスファルト道を下らねばならない。
後ろ向きに歩く人・横向きに歩く人それぞれ最後の力を振り絞ってゴールに向っている。
今年は若い人の参加が多いように思われた、その人達が頑張っている姿は本当に美しいものでした。

そして宝塚湯本町のゴールに着いて、記念の盾と、完走の認定証を貰った時は正直やっと終わったという感じでした。20:35
隣のコンビニで買って飲んだビールがどれだけ美味しかったか、このためにまた来年も歩けるのでしょうか。


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