ふらっとblog

身の回りを思いつくまま書き散らし、自ら英気を養おうというブログ。

人体の不思議展

2007年02月25日 | Weblog
 ただいま県立美術館で開催されている人体の不思議展。年配の夫婦連れから園児までたくさんの人が展示標本を囲んでいました。すでに多くの方が行っているそうですが、この日もなかなかの盛況ぶり。

 私もそこで、心臓の大きさを目で確かめたり、脳を手のひらに乗せて重さを量ったりすることができました。思っていたよりもずっと小さいものなんですね。心臓や脳は大切な臓器なのだから、もっと大きいものであってほしいという思いこみがあったからでしょう。意外なほど小さかったことを、切なく感じました。所詮このくらいの大きさの臓器。そりゃあ、長年使っていたらガタが来ます。

 これまで気にもしなかった「自分の寿命」や「自分の死」が急に気になりだすというのは、きっとこの年代の凡人にはよくあることでしょう。展示標本を前に、「これからどう生きようか」と考えることができたんだから、いい展覧会でした。もっとも、これをきっかけに、「よし、今日からジョギングを始めよう」とか、「菜食主義になるぞ」なんてことを考えでもすれば、もっといいのかもしれませんね。