ふらっとblog

身の回りを思いつくまま書き散らし、自ら英気を養おうというブログ。

人体の不思議展

2007年02月25日 | Weblog
 ただいま県立美術館で開催されている人体の不思議展。年配の夫婦連れから園児までたくさんの人が展示標本を囲んでいました。すでに多くの方が行っているそうですが、この日もなかなかの盛況ぶり。

 私もそこで、心臓の大きさを目で確かめたり、脳を手のひらに乗せて重さを量ったりすることができました。思っていたよりもずっと小さいものなんですね。心臓や脳は大切な臓器なのだから、もっと大きいものであってほしいという思いこみがあったからでしょう。意外なほど小さかったことを、切なく感じました。所詮このくらいの大きさの臓器。そりゃあ、長年使っていたらガタが来ます。

 これまで気にもしなかった「自分の寿命」や「自分の死」が急に気になりだすというのは、きっとこの年代の凡人にはよくあることでしょう。展示標本を前に、「これからどう生きようか」と考えることができたんだから、いい展覧会でした。もっとも、これをきっかけに、「よし、今日からジョギングを始めよう」とか、「菜食主義になるぞ」なんてことを考えでもすれば、もっといいのかもしれませんね。

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4 コメント

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私も行ったことあります (みずな)
2007-02-25 10:04:40
5年ほど前に、大阪のスカイビルで開催されていた時に
行ったことがあります☆
その時も、脳の模型があって“自分で持って重さを実感してみよう”
ってコーナーがありましたね。

その時は閉館時間を調べずに遅めに行ってしまって、30分ほどしか
見れずに残念でした

たしか、肺がんにかかった黒い肺とか、実際の人体を標本にしてるから
あまりのリアルさに途中でなんか恐くなってきましたね(笑)
この人はかつて普通に動いてたんだよなぁ・・・とかね。
それを見て、当時ハタチくらいの私でさえ、死というものを
少し考えてしまいました。
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みずなさんへ (monkey)
2007-02-27 01:26:32
 5年前にはもうあったんですね。いろいろ考えさせてくれるという意味で良い展覧会ですよね。そういえば、胎児の標本もありましたが、胎盤の中で出産に向けてどんどん成長していく様子が実感できたので、死について考えるというよりも、元気をもらった気がしました。
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Unknown (tanny)
2007-03-01 17:18:11
あー、これ私も行きたいんですよ!
身近なものなのに普段は意識していない。
それが見られるっていうのに興味津々で…。
大阪でやってた頃から目をつけていたんですが、行けずじまいでした。
今は高知なんですね。
行こうと思えば行けないことはないけど…うーむ。
一緒に行ってくれる人探さないと…。
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tannyさんへ (monkey)
2007-03-01 20:54:49
 本物が伝える力とでもいうのでしょうか。標本だからこそ感じられるものがあると思います。これが模型であれば、たとえ重さや質感を似せてあっても興味を持って見ることはないような気がします。
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