TCの電撃辞任以降も主力野手の離脱が相次いだけれど、目をしばたたせながらの采配も冴えを見せ、もうひと息で5割。借金3で球宴を迎えることとなりました。大ちゃん、上出来です。
ずっと期待に応えることができなかった塩崎がこのところ調子を上げてきたし、春にはまったくチャンスが与えられなかった相川も、小瀬に負けじと活き活きとしている。まるで、本来の力を引き出しさえすれば、チームの浮上は簡単といわんばかり。どんな試合展開になっても引き締まった表情でじっと戦況を見つめるベンチの様子もなかなかいいです。
そんな今、投手陣で一番目立つ働きをしているのが、清水。
この時は背番号が42番でした。秋季キャンプ中、簡単に打たれていた場面を見ることが多かったです。それだけに、今の勝負強さにはただ驚くばかり。
その清水はこの春……。
2軍スタートでした。その中で信頼を得て、今では、きびしい場面を任される男となっています。今の活躍は予想しておりませんでした。
ふりかえってみると、前半戦は故障者が続出しながらも、清水や一輝をはじめ、故障者の穴を埋める戦力が数多く台頭してくれました。清水も昨シーズンの高木以上の働き。故障者が次々と復帰してくれるであろう後半戦も、頼りになってくれることを期待しています。