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エクストリームでGO!!

オートバイ、自転車、釣り、その他色々、スピード大好き40オヤジがちょいとエクストリームな気分で綴る・・・

白煙魂RZ (参)

2007-12-30 20:03:32 | オートバイ
兄から受け取ったチケットには「TBCビッグロードレース」と書かれていた。
地元放送局が冠スポンサーとなり、SUGOサーキットで国内外の有名選手を招待して開催しているレースらしかった。しかし、自分にはロードレースの知識はない。さほどテンションが上がらないまま、レース当日を迎えた。

渋滞を抜けて会場に到着すると、駐車場にはおびただしい数、様々なナンバーを付けた車・オートバイが止められていた。カラフルなパラソルを持ったレースクイーンが歩いている。ストレート横のグランドスタンドは満員で、ピットの上にも沢山の人。想像を遥かに超えた人・人・人だった。

そんな中、2スト125CCクラスのレースが始まった。確かにエンジン音は凄いが、スピード感はさほどでもない。続く2スト250CCクラスも、前のクラスよりは速いものの、それ程の迫力ではなかった。間近で見れば違うのだろうが、いかんせん数十メートル離れた所から見たのでは「こんなものか・・・」という感じだった。

しかし、午後に開催されたスーパーバイククラスになると状況は一変した。
4スト750CC、青いゴロワーズヤマハのマシン。跨るのはクリスチャン・サロン。ストレートを駆ける彼の迫力はただ者ではなかった。
200kmをゆうに超え、300kmに迫らんとするスピード。耳を劈くような爆音とともに疾走する姿は、まるで青いでロケットだった。(つづける)

白煙魂RZ (弐)

2007-12-27 22:41:27 | オートバイ
仙台にある大学の1年生、友人達は中型免許を取ると次々にフルカウルのオートバイを購入していった。学校の駐輪場にはNSR、TZR、FZR、RG-γとカラフルなオートバイがずらりと並び、さながらモーターショーの如き様相を呈していた。

一方、当時ブラックバスを釣り始めたばかりの貧乏学生は、アルバイト代の殆どをルアー購入に注ぎ込んでしまい、なかなか中型免許を取得する資金が貯まらずにいた。そうこうしているうち、季節は秋になっていた。

ある日のこと、兄から「サーキットにロードレースを見に行かないか」と誘われた。
チケットが3500円、ピットパスが1500円、メシ代は・・・聞けば何だかんだと6000円~7000円位かかりそうである。

当時、丸一日働いたアルバイト代が5000円。その分が一気に吹っ飛んでしまう。「コンサートならまだしも、たかがレースごときに・・・」半ばそんな思いのまま、とりあえず兄にはOKを出しチケットを購入することにしたのだった。(さらにつづける)

白煙魂RZ

2007-12-25 23:00:44 | オートバイ
東本昌平の新しい「RIDE7」が売られていた。このシリーズを読む度に昔の記憶が蘇る。

始めて購入したオートバイは、大学2年の時に手に入れたヤマハの黒いRZ250Rだった。当時はフルカウルのレーサーレプリカが大流行しており、RZのようなカウルの無いオートバイはネイキッドと呼ばれ、ちょっと時代からは外れたような微妙な存在となっていた。

最初はブラックバスを釣りに行く時の足代わりに、オフロードバイクを購入しようと考えていた。しかしある時、兄の車(ホンダCR-X)に乗せられ高速道路を走行していたところ、隣の車線を黒いオンロードバイクが白煙をあげながら凄いスピードで追い越していった。オンロードバイクにはそれまで全く興味が無かったが、その圧倒的なスピード感、ブラック&ゴールドに輝くタンクの造形には目を奪われてしまった。

それからは「もし自分もオンロードバイクに乗るのだったら、黒のRZもいいな」と少しだけ思うようになった。ただし、その時はあくまでも、自分はヤマハのDT200Rを手に入れるのだと考えていた。(勝手につづける)

東本

2007-12-04 12:48:43 | オートバイ

最近、書店で目に付くのは東本昌平の「RIDE」。SUZUKIの1100カタナが出てくる「キリン」を読みふけり、真夜中に様々なオートバイやクルマにバトルを挑んだ世代としては思わず手に取らずにいられない本である。

 内容はそれこそ昔の「キリン」から、最近の書き下ろしまでかなり幅広い年月をカバーしている。ただし、中心となるトーンはやはり80年代後半から90年代前半、力をもてあました奴らがひたすらオートバイを改造し、峠や郊外の道路を飛ばしていた頃である。(と思う。)

 自分も含め、そうした世代も既に30~40代となった。職場でも中心的な役割を担い、責任も増し、かつ、子育てにも忙しい日々を送っているはずである。しかし、それらの日常の中で、ふと、何か物足りないような、ちょっとした喉の乾きを感じることがある。ひたすらスピードを追求し、コーナリングに命を賭していたようなあの時と、現在の自分が置かれている、この状況の違いは何なのかと・・・

もちろん、いい大人がハタチそこそこの頃と同じ事をやるのは無理がある。社会も誰もそんなことは認めないだろう。しかし、RIDEを見ていると「お前はそれでいいのか?」、「今の状況に本当に満足しているのか?」という問いかけ、自問自答が胸の中で巻き起こってくる。

自分は、かろうじて、今もオフロードバイクに乗るライダーだ。今更なぜと言われながら、今年は大型免許を手に入れた。最初に免許を取ってから今年で20年、ふた昔前の知識がベースのオヤジである。すでに眩しい輝きはないけれど、もう少しだけ、自由な気分を味わい続けていたいと思う。

東本昌平 RIDE   2

 


超級性能。

2007-11-23 17:34:41 | オートバイ

遂にヤマハから凄いオフロードバイクが発売された。WR250R。

重い、ダルいといった、これまでの4ストのイメージを覆すマシンである。SUGOのコースをモトクロッサー並みに走るトレールバイクはこれまで存在しなかった。自分のTTもSUGOのコースは走れるが、モトクロッサーと同等の走りはそもそも無理。しかし、WRの開発コンセプトはモトクロスコースを攻めるマシンである。

これまで、DT200WR、TT250Rとヤマハのエポックメイキングなマシンに跨ってきた者としては、久々にやってくれた感がある。

しかも、値段も凄い。250で70万を超すマシンである。CB750とほぼ変わらない値段。いったい、どんなパーツとノウハウが投入されたのかと思ってしまう。だが、行き付けのバイク屋では、早速セローからの乗り換え組みが出ているようである。自分も誘われたが、さすがにこの値段ではおいそれとは手が出せないのが実情である。

春になれば、ヤマハのオフロードフリークはこぞってWRで繰り出すはずだ。

【WR250R】


埠頭にて

2007-11-12 23:02:37 | オートバイ
埠頭に釣りに行ったら、スズキの1100カタナが停まっていた。横にはライダーが一人佇み、タバコを吸いながら夕暮れの海を眺めていた。

バイク乗りは海が好きだ。朝の海、夕方の海、春の海、秋の海、晴れの海、雨の海。様々な季節、時間に、自分の好きなとっておきの場所に出掛けていく。何か特別な事が待っているわけでもなく、ただ、好きだからフラリと出掛ける。バイクに跨る。

移り変わる海に心を奪われているのか。それとも海を眺めている自分に酔いしれているのか。混沌とした感覚の中で、本当の答えは誰にも分からない。

冬眠準備

2007-11-01 22:21:01 | オートバイ

先週末の林道行きをもって、今年のツーリングは終了した。関東以西に住む人は理解しにくいだろうが、北国青森では来年4月頃までオートバイに乗るのはお預けである。

もちろん、こちらでも冬に走っているオートバイはある。ただしそれは、タイヤにチェーンを巻いた、新聞と郵便を運ぶカブだけである。雪の上で250のオートバイに乗るのは非常に危険だ。今の時期、ライダーは自分でせっせとオートバイを洗車してCRC漬けの状態にするか、バイク屋に預かってもらうか、いずれかの選択をしているところである。

幸い、我が家には小さいながらもガレージ(単なる車庫だが)があるため、自分でCRC漬けの状態にして春まで保管している。今日はたまたま仕事が休みだったため、午後にクラッチケーブルやスロットルワイヤーに注油したり、エアクリーナーを洗ったりと細々した手入れをすることができた。冬篭りの準備も全部はできなかったため、残りは今度の土日に行う予定である。難しい部分はバイク屋に任せるとして、チェーンの洗浄や各部への注油、ネジの増し締め等、自分でできるところはなるべく自分でやるようにしている。それによって、思わぬ状況に気づくこともあるからだ。特にパッキン関係はいつの間にか腐っていることが多いので注意が必要だ。


どんだけ?

2007-10-29 22:13:26 | オートバイ

総勢7台で山に行った。予想どおり路面はウェット。しかも赤土の上に落葉が積もり、どこもかしこもスリッピー。上り坂ではかなりの苦戦を強いられた。しかし、本当のアクシデントは走行1時間程後に発生した。

 「チェーンが外れた」との仲間の声。誰もが皆、「リアタイヤを外せばすぐに復活するだろう」とタカをくくっていた。しかし、チェーンがなぜか回転しない。何だろうとフロントスプロケットのカバーを外すと、何とフロントスプロケットとフレームのわずかな隙間にチェーンがキレイに折りたたまれて挟まっている。

「こんなことがあるのか?」と一同目を丸くしながら、とりあえず引っ張ってみるもののビクともしない。 フロントスプロケットを外そうにも、専用工具がないため出来ない。人一人がやっと通れるような場所を延々奥に入ってきたため、トラックでの助けを呼ぶことも不可能。やはり、何とかしてトラブルを復旧させるしかない。

「人数がいるので何とかなるだろう」ということで、禁断の世界へ突入。リアサスペンション上部とフレームをつなぐボルトを外し、更にスイングアームとフレームをつなぐボルトも外すことにした。へたをすればオートバイは山の中でバラバラになってしまう。「1・2の3!」で外し、チェーンを引き戻してからすぐにボルトを元に戻した。 やはり最後は、もう少しのところで中々ボルトが戻らなかったが、何とか作業を終了することができた。

所要時間1時間半。暑いのも冷たいの含め、全員汗だくであった。単独で山に入るのは危険だということを、身をもって再認識した1日だった。

http://dt200r3et.hp.infoseek.co.jp/p-04-31.html

 


冷たい雨

2007-10-26 22:20:57 | オートバイ
外は雨が降っている。この時期に雨が降ると気温が低く日照時間も短いことから、山道はなかなか乾いてくれない。こちらの天気は明日も雨。あさって日曜日の林道は果たしてどんな状況か。

いずれマシンも人間もドロドロになるのは間違いなし。帰宅後すぐに洗車しないとあっという間にチェーンが錆びてしまうが、果たして状況はどうなるのか?

週末

2007-10-25 22:33:24 | オートバイ
日曜日は林道に行く。仲間は先週末も山に行ってきたようだ。
http://aark.hp.infoseek.co.jp/071021.html

エンデューロジャケットの下にフリースは必須。足元にはスキー用のタイツが必要だろう。多分、今回のツーリングが今シーズン最後になるはず。寒さが厳しいこちらでは、楽しいはずのツーリングが過酷なものになってしまうからだ。残されたわずかな時間、たっぷりと遊んでこようと思う。