Trick OR Treat

by Bill Martin JR and Michael Sampson　Illustrated by Paul Meisel
ALADDIN PAPERBACKS　YL 1　総語数５８０



主人公の "ぼく" は住んでいるアパートを trick-or-treating して回ります。

階を順番に順調にお菓子をもらいながら上がって行くのですが、１０階の Magic Merlin の家に行ったら、なんと "Trick!" と言われて、魔法をかけられてしまいます。

"Now everything is wackBards!"

さぁ大変！！

"ぼく" が家に帰る途中にもらうものはみんなアベコベでへんてこりんなものばかり。。。

たとえば、tasty jelly beans は silly belley jeans になっちゃってます。
この魔法はかなり強力そうですね。

どうやったらこの魔法とけるんでしょうか。。。



ハロウィンの行事もすっかり日本の子どもたちに定着した感がありますが、アメリカではハロウィンの危険性が指摘されているそうです。

この絵本の冒頭、仮装して trick-or-treating に出かけようとする主人公にママがいくつかの注意をします。

住んでいるアパートの中だけにすること

ママも一緒についていくこと

知っている人のお家だけに行くこと

訪ねたお家の人を恐がらせないこと


この絵本のストーリーにはなんの関連性もないことですが、アメリカではハロウィンを扱う本はこういう注意事項を書かなければいけない状況なのでしょうねぇ。

'92年、ハロウィンの夜、仮装した日本人留学生が射殺された事件は記憶に残るところです。


せっかくの楽しいお祭りなのに…銃社会の弊害ですかねぇ。