さりチャンの「英語多読」宣言!!

次は・・・めざせ300万語♪♪
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Mission Apollo

2010-05-15 00:16:08 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.1 語彙レベル1000 総語数5600


アポロ計画に至るまでのロケットや宇宙計画の歴史と1972年にアポロ計画が終了するまでの過程が書かれています。


この Oxford Bookworms Factfiles シリーズは、いつも読む前に退屈そうだなと躊躇してしまうのですが、読み出すと止められなくなり読後はかなり満足させられます。

それはテーマに沿って表面的事実を述べるだけでなく、必ずその裏に隠されている真実に言及して問題を提起しているからだと思います。


_1 The Eagle has landed
_2 Today the spaceship is born
_3 The Russians are in front
_4 Change in America
_5 The space race has started
_6 Apollo takes off
_7 Death on the launch pad
_8 The moon is the goal
_9 The Apollo 11 astronauts
10 Apollo 11 is launched
11 The Eagle
12 ... one giant leap for mankind
13 Back on earth
14 After Apollo 11


の14章から構成されています。


旧ソ連の宇宙開発に軍事的脅威を認識していた故ケネディ大統領は、1962年2月の演説で10年以内にアメリカは人類を月に立たせると言いました。

Mercury program ⇒ Gemini program ⇒ Apollo program と進んで行き、
そしてついに1969年7月19日、Neil Armstrong と Buzz Aldrin の宇宙飛行士が月面に降り立ったのでした。

その10年で当のケネディは暗殺され、ベトナム戦争で何千というアメリカ兵が死に、3人の宇宙飛行士も指令船内での火災(宇宙ではなく発射基地で!)で亡くなるなど、さまざまなことが起こったけれど、アメリカ人たちはアポロ計画に興味を持ち続けたのでした。


アポロ計画では人類にいったい何をもたらしたのだろうか?
という問いかけがあります。

確かに1972年12月、アポロ17号の乗組員が月面に降りたのを最後に現在40年近く経ってもアメリカもロシアも月に行こうとしていません。

宇宙での飛行技術など宇宙開発として有意義なことはたくさんあったけれど、
本書では、人類が月面に到達したこと自体はあまり意味のなかったこと、ある種エンターテイメントだったと結論付けています。

アポロ計画は人類にとって重要な役割を担ったけれど、たぶんしばらくの間は誰も月には行かないだろう。とも言ってます。

私は宇宙から地球や月を見てみたいけどなぁ…

ところで、人類より先に宇宙に飛び出したのは、犬の Laika ちゃんやチンパンジーの Ham クンでした。

そういえば、スプートニクにちょこんと乗せられているワンちゃんの写真を見たことがあります。