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さりチャンの「英語多読」宣言!!

次は・・・めざせ300万語♪♪
英語で楽しみたい★さりチャンの読書記録★

Moondial

2010-04-07 22:53:33 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数11000


最近このシリーズのこのレベルは余裕で楽しめるようになったので、かなりリラックスして読んだのですが…

そんなに集中もしないで読んでたら、さっぱりワケがわかりませんでした。

主人公 Minty Cane が six sense を持っていて普通の人が見えたり聞こえたりしないものを感じることができることはわかります。

そして、彼女の特殊な能力で Moondial を介してタイムトラベルをしてしまうわけです。

ですが、Teddy と Dorrie と Sarah の関係、Miss Volt の存在や、さらには Minty や彼女の母 Kate がつながってくるみたいなのですが、今一つそのつながりがわかりません。

サラッと読んだ感じではその説明に気がつかなかったのですが…

どうなるか先へ先へと読んだものの結局よくわからないで終わっちゃったデス。

本当はおもしろそうな話なのですが…

いずれ読み直したいと思っています。




Love Story

2010-03-22 23:38:09 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数8594


ラブ・ストーリーといえば 『愛とは決して後悔しないこと…』('Love means you never have to say you're sorry') というセリフが呪文のように思い浮かびます。

家柄の違う Oliver Barrett と Jennifer Cavilleri の二人が親の反対を乗り越えて大学卒業後結婚するのですが、Jenny は白血病に侵され24歳の若さでこの世を去ってしまいます。

作者の意図は重々承知、でもやっぱり泣かされます。


Love Story 邦題『ある愛の歌』(1970)は、ライアン・オニール(先日パートナーのファラ・フォーセットが亡くなって号泣していた人)とアリー・マッグロー(スティーブ・マックイーンの奥さんだった人)が共演したあまりに有名な映画です。

フランシス・レイのアンディ・ウィリアムスが歌った美しくも悲しい旋律の歌もずいぶん流行りました。

ところが、なんということか私は見てないような気がするんですよね、この映画。。。
テレビでも放映されているはずなのですが、どうしたことでしょう!!

しかもこの映画に、トミー・リー・ジョーンズ(テレビコマーシャルで最近は宮司になりすましておみくじを売っている宇宙人) が出てたのですネェ。
この映画は彼のデビュー作だったのですが、顔つきが悪いとしばらく干されていたようです。

万が一今後この映画を見る機会があったらチェックしたいと思います。




Ethan Frome

2010-03-21 17:48:16 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数10717


とある事情で…、
明るく楽しい、もしくはバカバカしくて笑える話を読みたいと思っている今日この頃…

なのになぜかこんな暗~い悲惨な話を読んじゃうんですよネ。。。


タイトルの Ethan Frome は主人公の男の名前です。

母の病気の看病に来てくれた従姉 Zeena と母の死後結婚し、その後彼女は暗くて冷たい病弱な女になります。
そして家事の手伝いに身寄りのない Zeena の従兄の娘 Mattie がやってきます。
暗~い家庭に一筋の光が…
ま当然、三角関係が表面化するわけで、結局 Ethan Frome と Mattie は自殺を図ります。
でも、ソリで木に激突して死のうたって、そうは問屋が卸すわけがなく…
事態はもっともっと、もっと悲惨になるわけです。


そうは言っても作り話なので、現実はもっと厳しいこともあるし、どんな厳しい中にもどこか必ずよいこともあるはずですよね。

自殺はキリスト教的には絶対NGだと聞きましたが、そういうことも含みをもたせているのかなぁ…。

私としてはなんだかどうもこれだけではピンと来ないというか。。。

Zeena は悪妻かもしれないけれど、Ethan はそれについて何もフォローしていませんしねぇ。
Zeena の心の動きも知りたいところです。
この内容では想像するしかなく文中からはほとんど読み取れません。

GRなのでちょっともの足りない、きっと原作はこの部分はこうなっているんじゃないか、とか思えるところが多々ありました。

ドンヨリとしたお話の中に the blue shadows of trees on sunlit snow というキラッとした描写がありましたが、ピーカンの時、雪に映る影が青いのは本当です。
スキーに行ったときなどよく見ましたがなかなか美しいものです。


作者の Edith Wharton はニューヨークの上流階級の出身で、The Age of Innocence の作者でもあり、1921年女性初のピューリッツァー賞を受賞しています。

ちなみに、Ethan Frome は 邦題『哀愁のメモワール』(1993)、The Age of Innocence は邦題『汚れなき情事』(1993) で映画化されています。



Frankenstein

2010-03-20 19:43:44 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数10000(概算)


Frankenstein は世界中で他のどの話よりもたくさん映画化されているらしいです。

うん、確かに 『フランケンシュタイン』 を知らない人はめったにいないですね。

ですが、『フランケンシュタイン』 はあの不気味な人間?(彼には実は名前がありません。monster と呼ばれているだけです。)を作りだした科学者の名前(Victor Frankenstein)だということは意外に知られていないかもしれません。

そして作者が女性だということも意外です。

でもこの物語を読むと、作者が女性でなるほど納得できます。

これだけ有名なフランケンシュタインですが私は初めてストーリーを知りました。
今までは、ただのサイエンスフィクションかモンスターストーリーだと思っていたのですが、
このお話、テーマは だったのですねぇ。

どんなに愛に満ちた心を持っていても、人に疎まれ嫌われると愛は憎しみと狂気に変わるってことでしょうか…

Frankenstein の気持ちも monster の気持ちもわかるし、もし自分がその身になっていたらどちらの立場でも同じコトをするかもしれないけれど…

でもなんかイマイチ感情移入できないというか、ピンとこないのはなぜでしょう。

あまりにみんな勝手すぎる!!!
行動する前にもうちょっと考えてみようよ。
(自分への戒めも込めて…)


作者の Mary Shelley は以前読んだ The Mystery of Allegra の主人公 Allegra ちゃんの伯母にあたります。

彼女は詩人 Percy Bysshe Shelley (すみません、私は知らないけど有名らしいです)の妻です。

彼も Allegra ちゃんのお話に登場します。



Go, Lovely Rose

2010-03-19 22:52:40 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 3) YL 3.2 語彙レベル1000 総語数8065


Go, Lovely Rose

The Daffodil Sky

The Dam


の3編のショートストーリーが収められています。


1番目は、帰宅の遅い娘が気がかりで眠れない父親の話です。

娘を思うあまり、夜中(明け方)の3時過ぎにパジャマとスリッパのままで外に出て、娘が事故に遭ってしまう妄想を抱いたりしてしまいます…

フッと我に帰ったりするのですが、すぐまた怒りとか寂しさで頭がグルグルになってしまう…
気持ちはわかるけどねぇ…

まずは何もなくてよかった。
娘のカレシに "sir" と呼ばれてすっかりご満悦の普通の気のいいお父さんでした。

ラストで、庭に一輪美しいバラの花が咲いているのを見つけて奥さんに摘んでいこうとするのですが、そのままにしておきます。
きっとそのバラに娘の姿を見たのでしょう。
さっきまであんなに怒っていたのに・・・親心ですねぇ。


2番目は、ごくごく普通の男が、カノジョのおかげで人生がうまく回りだしていたのに嫉妬心が殺人まで引き起こしてしまうという話です。

3番目の話は途中で結末が予想できます。
50代の母と20代の娘、そして30代後半の男の三角関係のまったくシャレにならない話です。
この母娘の気持ちがわからないとしたら、この男はかなりのおバカだと思いました。
あるいは、ただのサディストか!

この話も、嫉妬が人を制御不能にしてしまった例です。
それにしても、実の娘を殺すかなぁ…「あ、ネタばれ


二つの話とも、なんでそうなるのかなぁ…
人間の心って、ある方向に走り出すと妄想が妄想を生んで制御不能になることがあるのかも。。。

でもそれをコントロールできるのが普通の人だと思いたいんですけど。



作者の H.E.Bates は、a painter in words とありました。
そして、He is most loved for his sensitive and passionate short stories.
だそうです。