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さりチャンの「英語多読」宣言!!

次は・・・めざせ300万語♪♪
英語で楽しみたい★さりチャンの読書記録★

GRACE DARLING

2009-11-10 23:50:20 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 2) YL 2.8 語彙レベル700 総語数6730

これは1838年に実際に起きた遭難事故を基にして書かれたものです。

主人公 Grace Darling は22歳の背もさほど高くなく特に屈強でもない、燈台守の娘です。

父親と嵐で荒れ狂う海に小さなボートで漕ぎ出し遭難者を救助する話です。

ストーリーを知らなかったのでどうなるのかハラハラドキドキ、もう一気に読んでしまいました。

これも Tim Vicary ですが、本当にうまいというか、少ない語彙でも読者をグイグイ話に引き込みます。

それにしても Grace のどこにそんな力があったのでしょう。
ちょっと神がかっている気がします。



DEATH IN THE FREEZER

2009-11-08 23:43:54 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 2) YL 2.7 語彙レベル700 総語数6211

表紙はなんとも不気味ですが、内容はホラーでもサスペンスでもなかったです。

親の偏った愛情のせいで、姉弟が家族が憎しみあう。
そして家族がどんどん壊れていく~

殺人事件まで発展しなくても意外にありがちな家族関係かもしれません。
でも本当に親の愛情が偏っていたかはわかりません。
姉がただわがままで自己中心的なだけだったかもしれないし。

でも、子どもって無邪気でピュアなだけに親が間違った愛情をかけると、とんでもないトラウマになってしまうのですね。

血のつながった姉弟がそこまで憎しみ合うのかと驚いてしまいます。

ラストの裁判でのどんでん返しで、主人公の Ellen (姉)に読者も騙されていたのかなと思いました。

Tim Vicary は true story しか書かないと思っていましたが、こういうのもありました。


さすが、いろいろな展開があっておもしろかったです。




Under the Moon

2009-11-06 23:17:46 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 1) YL 1.9 語彙レベル400 総語数5400

書評を見たら評判があまり芳しくなかったので期待しないで読みました。

確かに…
書評はそれぞれ的を得ていました。
おっしゃるとおりでした。


西暦2522年のSFフィクションで作り話にちがいないのですが、ちょっと設定が甘すぎて話にならないというか。。。

the Earth Commander というのは地球の独裁者?
では社会体制はどうなっているの?
主人公たちはどういう身分?
地球上の人々はどうなっているの?
500年後もインターネットなんか使っているのだろうか?
今どきでもブラウン管テレビやコード付きの電話なんて使ってないのに…

疑問が疑問を呼ぶ~~

まぁ、お話なんだからそんなカタイこと言わずにねぇ、
と思うのですが、読んでいるとそう思わずにはいられないのです。

作り話ならそれなりに楽しめるはずなんですが~

英語を読むだけの目的なら分量もほどほどで分かりやすいので良いかと思います。
余裕と時間がある人はぜひ読んで突っ込み入れて下さい。



The Phantom of the Opera

2009-11-05 23:50:08 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 1) YL 2 語彙レベル400 総語数6196

あの『オペラ座の怪人』です。

出だしは恐怖感がかもし出されていてなかなかイイ感じですが、結末があっけないです。

「あれ?いつの間に怪人死んじゃったの?」
きっと思い残すこともなくなって彼には死しか残されてなかったんだろうな、と想像するしかありません。 

この文字数では限界なのかもしれません。

もう少し文字数が多いのも他のシリーズにあるようですので、またそのうちそちらも読んでみたいと思います。



THE WITCHES OF PENDLE

2009-11-04 22:38:00 | Oxford Bookworms
Oxford Bookworms Library (Stage 1) YL 1.8 語彙レベル400 総語数5739

魔女の楽しい話を想像して読んだらとんでもない、大間違いでした。

1600年代イギリスの美しい Pendle Hill 近くに住む魔女の家族に生まれた女の子の回想の形式になっています。

主人公 Jennet Divice は9歳のとき極貧生活と嫌悪する家族から逃げたい一心で魔女裁判で証言し、家族全員が処刑されます。

Jennet はその後平穏な生活を送っていましたが、22年後、ある子どものウソの証言で彼女もまた魔女とされ投獄される運命となったのです…

なんとも救いようのない話で、暗~くなります。

でもこれは実話に基づいたものだそうで、中世のイギリスやヨーロッパって想像を絶します。

もっとも歴史に弱い私としては、じゃあ日本はどうだったかと聞かれても困っちゃうわけで…

この話は魔女狩りをテーマにしたものではありませんが、このあたりの歴史に興味のある人なら読んでもおもしろいかもしれません。

それにしても興味深かったのは、Jennet の家族全員が、自分は魔女で誰それをこういう方法で殺した、と躊躇なく積極的に証言しているところです。

witch は女だけと思っていたら、時には男も witch というんですね。

当時、witch の存在はたくさんの人々に信じられていましたが、同時に自分が witch だと思っていた人もいたのですねぇ。

それにしても挿絵がコワイです。