バナナはおやつではありません

映画感想。
個人的感想なので
あなたの鑑賞の目安にはなりません

天国と地獄

2007年01月04日 | 邦画
1963年、白黒映画
そして黒澤明映画
そういやなんかの番組で身代金の電車を使っての
受け渡しシーンが流れてたなぁ
てことを思い出したのでみたこともなかったし
なので鑑賞
運転手の子供の為に身代金を支払い
世間的には英雄扱い
身代金の受け渡しかたが走行中の電車の窓の隙間から
尾とさせるという手口でまんまと3千万を手に入れる犯人
序盤からここまで権藤をメインで展開
ここから犯人を探す警察の捜査具合を描き出す
子供に記憶が結構あてになったこともあり
共犯者の死体を発見
モノクロのなかでの1シーンのカラーを使った映像があるのだけども
身代金をいれた鞄に何個か細工をしといてそのうちの1個の細工が反応
煙突からピンク色の煙がもくもく
ここを拠点にさらに子供の覚えてた絵から
犯人を断定
罠をしかけここから犯人の行動をクローズアップ
麻薬を手に入れて共犯者を殺そうと。
本当は死んでるけど警察がマスコミを使って
犯人を欺いた感じだね
生きてると思って行動に移して逮捕
死刑確定
死刑執行前に被告;竹内は権堂との面会を要求
権藤「君はなぜ君と私を憎み合う両極端として考えるんだ」
竹内「私のアパートの部屋は冬は寒くて眠れない、夏は暑くて眠れない
   その三畳の部屋から見上げるとあなたの家は天国みたいに見えましたよ
   毎日毎日見上げてるうちにだんだんあなたが憎くなってきた
   しまいにはその憎悪が生き甲斐みたいになってきたんですよ」
さ、逆恨み?

(あらすじ)
ナショナル・シューズの権藤専務は、自分の息子と間違えられて運転手の息子が誘拐され、身代金3千万円を要求される。苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して3千万円を用意する。無事子どもは取り戻したが、犯人は巧みに金を奪い逃走してしまい、権藤自身は会社を追われてしまう……。
出演:三船敏郎、香川京子、佐田豊、 仲代達矢、 石山健二郎
   木村功、加藤武、三橋達也、名古屋章、菅井きん、 山崎努