みどりの館 Blog-Edition

前向きな生き方を!熟年からの Hop,Step,Jump !!

カルガモはいなかった

2005-06-29 22:52:00 | 自然
 あれから1週間が過ぎ、カルガモの二家族がどうなったか気がかりで、きょう29日午後、久しぶりの雨の合間に、夙川へ急ぎました。新翠橋から上流へ国道43号線まで丹念に見て廻りましたが、鳥らしき影が全く見つかりませんでした。雨のせいか、川の水量が僅かではあるが増えて、川幅一杯に、いつもと違う流れがあり、カルガモが休息する中洲がなくなっていました。 
 おそらく、国道2号線を越えて、もっと上流の阪急夙川駅周辺まで移動したのかもしれません。きょうは探索を諦めました。


 川を下って、浜夙川橋、更に河口まで足を伸ばしました。
 数羽のカワウが水に潜って小魚を追っていました。アオサギもいました。

 

 近寄り過ぎて、カワウやアオサギ、中サギが飛び去り、幸いにも一羽だけカワウが残ってくれました。

 

 このカワウに逃げられると困るので、30メートルほど距離を保って、カメラの性能一杯の慎重な撮影となりました。

 

 周囲には注意を払いながら、羽繕いしたり、あくび?をしたり、結構忙しそうにしていました。

 

 このカワウもやがてのこのこ歩いて、水の中へ入っていきました。二、三度潜って、5分もしないうちに、陸に上がり、羽を広げ、ぱたぱたと忙しげに、長い間、動かし続けていました。





 〔お知らせ〕   近いうちに、HP「みどりの館」に動画付きで掲載します。

ハクセキレイの子育て

2005-06-28 22:52:17 | 自然
 このところの猛暑で、昼の外出を避けていました。したがって、Blogに掲載の新しい写真が手元になくなりました。折角、訪ねてきていただいて、未更新では申し訳ないので、カルガモを写したときに(6月21日)、ハクセキレイも撮っていったので、掲載することにしました。

 ハクセキレイは、小さいだけでなく、絶えず動き回っているので、なかなかファインダーの中に納めるのが困難でした。保護色のせいで、見つけるにも一苦労というところでした。画面の右上に親鳥、左下にヒナがいます。 
 
 
 ハクセキレイのヒナ                 ハクセキレイのオヤ
   

 オヤがムシを捉えて、ヒナに口移しで与えていました。見苦しい画像で申し訳ありません。

  

 〔お知らせ〕 HP「みどりの館」(7月1日付け)に動画を添えて掲載します。  


夕暮れの時の花たち

2005-06-26 21:43:06 | 自然
 25日、時刻は午後6時30分を回ってまもなく日没です。日中の暑さは厳しく、雨も降らない気候に、花はすっかり生気を失ってしまっているようです。孵化間もないカマキリの子がアガパンサス[和名 ムラサキクンシラン(紫君子蘭)]中にいました。こちらにお尻を向けて頭を見せてくれませんでした。 
 

 ガクアジサイも西日を浴びて、微かに色を染めています。
 

 大輪のヒマワリも色を濃くして日没を待っているようでした。

 


6月21日 その後のカルガモ 3

2005-06-23 22:52:24 | 自然
  一昨日、21日に5回目のカルガモの観察に出かけました。国道43号線が夙川を越える橋(川幅約30メートルほど)の南に、ヒナ7羽ファミリーがいました。無事にいたので安心しました。
 

  私が近づいて来るのに気がついた親が、ヒナを促すように、上流の方へ立ち去っていきます。
 

 川下に立つ人が、わたし独りなので、ギャラリーが多い土・日よりもよく目立つのか、とにかく人気のない方へヒナを誘導していきます。
 

 他方、14羽ファミリーは橋の下にいました。こちらは何事が起こったのかというふうに、移動していく7羽ファミリーを見ていました。ヒナは一塊になって休んでいました。
 

 7羽ファミリーは薄暗い橋の下を潜り抜けて、北の明るい場所に達しました。「ここなら人がやって来られないから安心だよ」と、ヒナが嬉々として遊ぶのを見つめていました。

 

 お知らせ: 7月1日付け更新の「みどりの館」に動画付きで掲載します。
  

カエルとカメ、そして花  芦屋・中央公園

2005-06-21 21:08:09 | 自然
  きのう20日、西浜公園でトンボを撮った後の帰り道で、中央公園若葉町ビオトープに立ち寄りました。 

 以前にもBlogで取り上げましたが、そのウシガエルが、大きな水音を立てて、お出迎え?してくれました。辺りを一面じっくり見渡してみると、大きな目でわたしを凝視しているではありませんか。でも良くみると愛嬌のある顔です。

 

 暫く対面して帰ろうとしたとき、睡蓮の葉っぱが上下に動いています。何だろうとよく見ると、例のミドリガメです。何にを思ったのか、こちらへ葉っぱの下を掻い潜りながら迫って来ています。時折、水の中からか頭をもたげて、まるで私を待っていたかのように。葉っぱの上に出ようとしますが、うまくいきません。ついに諦めて、Uターンして、元の場所に引き返していきました。

  

  近くの生垣の赤と白の夾竹桃とアベリアの花が競うように咲き誇っていました。 
 
 

 

  

トンボ 芦屋・西浜公園

2005-06-20 22:24:53 | 自然
  きょうは、定番のポイントへ動植物の自然観察に出かけました。まだ日照のきつい午後の2時30分過ぎでした。池の周りで、やたら「赤とんぼ」が飛んでいます。でも、これはいわゆる‘ナツアカネ、アキアカネ’のような「アカネ属」ではない‘ショウジョウトンボ’という「赤いトンボ」です。
〔参照 芦屋のトンボ

 鮮やかな色に惹かれて何枚もシャッターを切りました。





 

 


 一周100メートルもない小さな池の周りを巡っていると、ギンヤンマを見つけました。なかなか止まってくれません。池の中ほどで止まってしまうと望遠ではうまく捉えられないので、動くまで待ち続けなければなりません。帽子をかぶった頭の中を汗が噴出しているのが判ります。背中も流れています。
 漸く、待った甲斐あって、シャッターを押すチャンスに恵まれました。運良く、全くの偶然ですが、写真の右下に黒っぽいトンボが飛んでいます。ピンとはかなり外れていますが、これがチョウトンボで、最近数が減っている種だそうです。


 

   次の写真は、6月5日、南芦屋浜・中央公園ビオトープで撮った「コノシメトンボ(♀)又は、ノシメトンボ(♀)」ではないかと思われます。

 

 このトンボは、すでに、6月15日付けで更新しているホームページ「みどりの館」の「初夏の光燦燦と-【スライド】昆虫たちの初夏」で公開しています。




 

カメ、ネコ、チョウとムシ

2005-06-18 14:31:49 | 自然
 ここで取り上げた四つの生き物は相互に関連はなく、全くの偶然の配置です。「四つに共通するものは何ですか」というようなクイズ問題ではありません。  
 
 最初のカメは、カルガモの親子を撮りに行ったときに、同じ夙川にいたミドリガメです。インターネット検索で調べると、「ミドリガメは約10種類、亜種(似た種類)を含めると40種類をこえてしまいます。しかし現在ペットショップなどでミドリガメとして売られているのは、ほとんどがミシシッピーアカミミガメという亜種です」と説明があった。
 誰かが川に放置したものでしょう。他にももう少し小ぶりの同種のカメがいました。夜店やペットショップで買って、育てられなくなって川に捨てたのかもしれません。
 

 次は、ネコですが、遊歩道の茂みのそばで休んでいました。飼い猫か野良猫か判りませんが、それにしても、あまり人を信用しているような顔つきではないのが気がかりです。近づくと慌てて逃げ出しました。
 

 いま、盛んにいろいろなチョウが元気よく花から花へ飛び回っています。このチョウも遊歩道で見たのですが、あまり動きは活発ではなく、へばりつくように地面に降りて動きを止めます。カメラが近づく気配をキャッチすると飛び立ちますが、またすぐに地面に降りて一休みを繰り返していました。調べてみると、このチョウは他のチョウと違って、羽を広げて休むようです。ホシミスジというチョウ(濃茶色地に三本の白い帯を持つやや小さめのタテハチョウ)です。
 

 最後は、ムシです。花に集まってくる昆虫を撮っているときに、ガザニアの花に見慣れないムシを見つけました。何だか気色が悪いムシと思っていたら、やはり「グンバイムシ」という「害虫(吸汁性害虫)」でした。名前の由来は、相撲の行司さんが持っている軍配とよく似ているとところから、グンバイムシの名前がつきました。
 

 ガーデニングを楽しんでおられる方は、こうした不快害虫や小動物に細心の注意が要りますね。
 

その後のカルガモ 2

2005-06-15 21:11:46 | 自然
  6月5、8、12日に引き続き、きょう(15日)で4回目のカルガモ観察に出かけた。今回は新翠橋から北へおよそ100メートルのところに揃っていた。ウイークデイで人出はなく、母親の傍らで、安心しきって眠っていた。
 


  親の警戒の僅かな動きに反応して、ヒナが立ち上がったが、何事もなかった。
 

  さすがに親も疲れたのかまどろむ様子も見られた。
 

  さて、14羽のファミリーは何処へ行ったのか、下流を見ても、上流を見てもその気配がない。臨港線の浜夙川橋に戻って、そこから上流に向って探した。国道43号線までやってきたが、ついに発見できなかった。かれこれもう40分以上時間が過ぎた。
 国道43号線を越えて、阪神電車の香枦園駅の北へ出て、オアシスロードに沿って5、60メートルも進んだが、見当たらないので、そこから引き返して、香枦園駅の南の橋の上から川を見下ろしたら、いました、いました。
 国道43号線が夙川を跨ぐ橋の下の砂地に7羽、少しは離れた水の流れの中を気ままに数羽泳いでいた。親は5メートルほどの距離を保って水の中から見守っている風情だった。

 

  ほぼ真上から川底を見下ろし、ヒナが集まるのを待って漸く14羽全員を写すことができた。
 

  二つのファミリーのヒナたちが元気に育っているのを確かめられて安心したが、同時に1時間あまりの観察に少々疲れも感じた。
 
 

傷ついたホシハジロ

2005-06-13 11:54:52 | 自然
 きのう12日、夙川でカルガモの親子を観察した帰りに、水鳥のポイントの打出浜へ立ち寄った。渡りの海鳥はもう飛び去っていないだろうし、特に何も期待していなかった。しかし、ほぼ満潮の海に一羽の鳥が波間に揺れていた。



 4、50メートルほど隔てていたので、確認しづらかったが、紛れも無くホシハジロ(♂)である。カメラの望遠を通して見ると、背中辺りの形が不自然に見えた。何らかの事故に遭って遠くまでの飛翔が困難なようである。



 左の羽に相当のダメージを受けている。これではとても飛べそうにない。それにしても何処からやって来たのだろうか。日本の各地で冬越しをするので、近畿地方よりも西から、力を振り絞って、漸くこの時期、此処までたどり着いたのかもしれない。



 仲間から取り残され、たった1羽になってしまった。人間なら自分を見失って、絶望に打ちのめされるところだろうが、本能とは言え目的地を目指して、逞しく‘自助努力’する姿にはすっかり心を打たれる。
 少しずつでいいから、北を目指して帰っていって欲しい。


《参考》バイカル湖以西の亜寒帯(北海道でごく少数)で繁殖し、冬鳥として日本にも多く渡来する。
 

ツバキ?の新芽

2005-06-11 13:10:27 | 自然
 
  中央公園の築山で、ヤブツバキ(或いは、サザンカ)と思われる木のすぐ下に、赤い2枚の葉を広げ、15センチほどに伸びた幼い木を見つけた。
 
 初夏の木漏れ日を艶のある赤い葉っぱが、眩しく輝かせていた。

 花を咲かせるまでにどのくらいの年月がかかるのだろうか。無事に大きく育って欲しいものだ。