スウ姉さんでリンバロストの乙女を思いだす

本棚にあった「スウ姉さん」を久々に読んでみたら、弟妹のなんとも都合の良い自分第一の主張っぷりが呆れて笑えて仕方なかった。コメディです。ここまで正直でいられたらいいな。他人からの目を意識して少しは偽善的な考え方をするってこともなし。あ、でも家族に対してだったからなのかも。
かなり昔のお話だから今といろいろ価値観も違うだろうけれど、毎日の生活の中でユーモアの精神を活かすことの効用は、今の時代でも充分通じるでしょう。エレナポーターのお話はいっつもそうかも。

これで久々に思い出したのが子供のころ読んだ「リンバロストの乙女」。お弁当の描写が非常に詳細でとにかく美味しそうだったことしか記憶にないんだけれど。後半は恋愛物になってきてつまらんともオモッっていた。小さい頃から30過ぎの今に至るまでず～っと食い意地はっているなんて、三つ子の魂百までとはよく言ったもの。

「リンバロスト」は角川文庫のものを持っていたのだけれど、ず～っと前から絶版だった。でもさすがの村岡花子祭り！なんと今年の８月に出版社は違っているけれどまた出たそうです！こういうタイミングの良さに出会うと人間の神秘な力ってのを信じちゃう気になりますな（オオゲサ）。花より団子団子団子の人ならお弁当の描写だけでもチェックする価値はあると思います。

BGM：ショパン　２４のプレリュード　　スウ姉さんのピアノを聴いてみたいなぁ。４番を今練習しています。他は．．．無理そう。