昨日から懐かしの少女マンガをふいに読み始め
同じサイズなので棚にまぎれていたのを。
先日亡くなった久世光彦が
向田邦子との二十年を綴ったエッセイ。
彼は
突然の飛行機事故で亡くなった向田の最後を
~あの人のラストシーンは、なんだか周到に用意されたものだったような気がしてならないのである~
と綴っている。
老いる姿も、病み衰える姿も見せずに、
美しく出来の良い姉のようなまま、
忽然と姿を消した向田邦子を。
そうして、本人もそのように亡くなってしまった。
残された者が唖然呆然としたのは、同じことだろう。
なんだか、
あの世という場所で
二人が
「うまく消えたよね、お互い」
と笑い合っている気がしてしまう。
そうして、昭和初期の話なんかをしているような。
52歳で亡くなった向田は
「あなた老けたわね」と笑っていそうだ。
私は高校時代から向田邦子が好きで読んでいたが、
(ドラマはもっと前)
年齢を重ねて読むとその上手さが解る作品も多い。
ドラマも何かの折にNHKの古い作品を観ることがあるが、
子供の時とは違うところに感心をする。
子供にも大人にも楽しめて、
何気ない人生の深さを描き出すシナリオ作家というのは、
今はいないだろう。
同じサイズなので棚にまぎれていたのを。
先日亡くなった久世光彦が
向田邦子との二十年を綴ったエッセイ。
彼は
突然の飛行機事故で亡くなった向田の最後を
~あの人のラストシーンは、なんだか周到に用意されたものだったような気がしてならないのである~
と綴っている。
老いる姿も、病み衰える姿も見せずに、
美しく出来の良い姉のようなまま、
忽然と姿を消した向田邦子を。
そうして、本人もそのように亡くなってしまった。
残された者が唖然呆然としたのは、同じことだろう。
なんだか、
あの世という場所で
二人が
「うまく消えたよね、お互い」
と笑い合っている気がしてしまう。
そうして、昭和初期の話なんかをしているような。
52歳で亡くなった向田は
「あなた老けたわね」と笑っていそうだ。
私は高校時代から向田邦子が好きで読んでいたが、
(ドラマはもっと前)
年齢を重ねて読むとその上手さが解る作品も多い。
ドラマも何かの折にNHKの古い作品を観ることがあるが、
子供の時とは違うところに感心をする。
子供にも大人にも楽しめて、
何気ない人生の深さを描き出すシナリオ作家というのは、
今はいないだろう。
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