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もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

みんなのミュシャ

2020-02-24 23:16:01 | アート
木曜日に芸森へ

ミュシャ好きなんだよなぁ。
多分最初に観たのは北海道立近代美術館1989年。
「スラブ叙事詩」が初めて日本に来た2017年は国立新美術館に
その前は2013年森アーツセンターでの、ミュシャ展―パリの夢 モラヴィアの祈りを
に出かけました。
去年の旭川は体調が整わず残念無念。
なので『この作品が観たいっ』というのではなくフラットな気持ちで。

子供の頃の作品や(当然上手い)
影響を受けた作品などが最初に展示してあり
その中に日本の工芸品もあった。

興味深かったのは洋服のドレープの習作。
モデルの動きによって変わる豊かな生地の表情を丹念にスケッチすることによって
艶やかな女性のドレスが描かれている。
ポスターの四隅にまで丹念に書きこまれる花や
長い髪が作りだす曲線の美しさに目をひかれがちだが
人物にもドレスにもリアリティがある。
そこに美しい装飾が加わっているのが魅力だろうか。

今回はひとつくらいしかなかったが
ミュシャがデザインした宝飾品がこれまた美しくて豪華。

作品の多くは
押絵やサラ・ベルナールの芝居のポスターなど
当時の人々がたやすく目にすることが可能だったことを考えると
その生活を潤す為に描かれたものとして素晴らしい功績だ。

さて
この展覧会はミュシャの影響を受けたアートを展示してあって
60~70年代のサイケと融合したレコードジャケットが多々。
これはあまりピンと来なかったが
日本の少女マンガに与えた影響は『なるほど、これはどちらも好きなはず』と
心の中で納得しまくっていた。
大矢ちきはいなかったけど。

毎回ポストカードを買い込むので
今回は関連作品の山岸涼子のを買いました。
日出処の天子を。
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