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もじもじ猫日記

好きなこといっぱいと、ありふれない日常

「地雷を踏んだらサヨウナラ」

2005-02-16 19:27:02 | 映画・旧作
2000年1月19日

同じタイトルの本を
ずいぶんと前に買って読んでいた。
いつか、彼の遺体を探し当てるご両親の姿を
番組で見たこともあった。

内戦中のカンボジアに渡って写真を撮っていた
フリーカメラマンの一ノ瀬泰造。
彼は野心家であったけれども、
現地の人々に好かれ
戦場写真以外に子供達の笑顔を撮影している。
そんな彼の命取りになったのは、
アンコールワット遺跡の撮影だった。

泰造を演じた浅野君は、本人によく似ていたそうだ。

「ゴースト・ドック」

2005-02-12 17:19:41 | 映画・旧作
2000年1月13日

大好きなジャームッシュ監督作品。

黒人の殺し屋、ゴースト・ドックは
「葉隠」を愛読書とし、
武士道の精神にのっとって
己の恩人のためにのみ仕事をしている。

えーっと、ドンパチもありますが、
もっと精神的な作品。
というか、好みの世界ですね。
私は好きです。

「ファーザーレス」

2005-02-08 22:46:05 | 映画・旧作
99年10月5日・ドキュメンタリー

映画学校に通う男性が、自分を撮影した作品。
かなり重い。

年上の男との性交渉、自傷行為、荒れた生活。
愛に恵まれなかった子供時代から、
彼は解放されていない。

母、母の再婚相手、父
カメラで彼らを追い詰めながら
彼は愛をさがしていた。
でも、彼らも無条件で子供を愛せる環境には無かったのだ。

泣いた。
忘れられない作品だ。

「運動靴と赤い金魚」

2005-02-07 18:25:02 | 映画・旧作
99年10月1日・イラン映画

キアロスタミもそうだが、
イラン映画には子供を扱ったものが多い。
検閲があるので、それを避けるためでもあるらしい。

少年は修理してもらったばかりの、妹の靴を失くしてしまう。
貧しい暮らしでは親にも言えず、
兄の運動靴を、まず妹が学校に履いて行き、
帰りに兄が履き替えて学校に行く。
(女子と男子で授業が分かれているようだ)

ある日マラソン大会が行われることになり、3等の賞品は運動靴。
兄は必死で3等を目指すのだが・・・。

映画で観なければ解らないイランの人々の生活。
貧しさがあり、かけ離れた裕福があり、
それでもどこの国でも子供は子供の世界で悩み、
懸命に生きている。

「バウンス Ko GALS」

2005-02-06 19:37:34 | 映画・旧作
99年6月9日

コギャルかぁ、もう死語かね。

援助交際・ブルセラ・ヤクザ
周りに順応できなくて
留学しようとする帰国子女。

言葉にするとつまらないキーワードだけれど
これは女子高生の青春物語。
大人が「今の若い子って・・・」
と括っても
青春は青春なのだ。

観終わった後、爽やかだった記憶がある。

「アベック モン マリ」

2005-02-06 19:24:46 | 映画・旧作
99年5月19日

若い夫婦の離婚話を軸にした、温度の低い
ゆるーいコメディ(かな?)

仕事がバリバリ出来て
気が強い奥さんと
気が優しくて
ハウスハズバンド化してるダンナ。

ささいなことから、
もう一組の夫婦も巻き込んで離婚騒ぎへと発展。

これぞ、というドラマティックな展開はなく
ほんとうに、ゆるーいので
それが苦手な人も多いかもしれないが
妙におもしろいのだ。

すすめる相手を選ぶ映画。

「コキーユ」

2005-02-05 20:27:56 | 映画・旧作
99年4月22日

「櫻の園」「12人のやさしい日本人」
と好きな作品の監督なので観た。

同窓会で再開した初恋の相手。
中学時代に会えなかった秘密。
ゆるやかに近づいてゆく二人の距離。

渡辺淳一の小説なんかだとすぐくっついちゃうのだろうが、
大人の純愛もあるのだよ。

気がつくと原作のマンガを読んだことがあった。
だから、途中から展開は分かっていたのだが、
おもしろかった。

風吹ジュンは向田ドラマの時のように良かった。
そういえば小林薫も向田ドラマの人だな。

あまり宣伝もされていなかったようだが
良作。

そして、これを上映した映画館は
今はもうない。

「ワンダフルライフ」

2005-02-03 23:49:55 | 映画・旧作
99年4月20日

「幻の光」でお気に入りになった是枝監督作品。

亡くなった人に
「人生の中から大切な思い出をひとつだけ選んでください」
と問いかける係員。

人々は自分の人生を振り返って、悩んだり後悔したり、
思い出に浸ったりして、ひとつの場面を選び出す。
与えられた時間は一週間。

選ばれた思い出は職員たちの手で撮影され、
最終日には上映会が開かれる。

役者に混じって一般の人々が
自分の思い出を語っているのが興味深い。
若くして亡くなった人、
人生を生ききった人、それぞれだ。

選べない、ではなく選ばない青年もいる。

ARATAと伊勢谷くんの演技してない感が良い。
まぁ、それが是枝監督の演出なのだが。

何より、このお話を考えつくのがすごい。
最後の思いで選び、くらいまではいきそうだが
それを映像にして見せてくれるなんて。

観た後に、自分だったらどの思い出を選ぶんだろう
と、ずいぶん真剣に考えた。
もう忘れちゃったけどね。

「落下する夕方」

2005-01-31 23:39:03 | 映画・旧作
99年2月24日

江國香織原作。

不思議な三角関係の恋愛物語。
かなり面倒な人々が出てくるのだが
不思議と心が穏やかになる。

久しぶりにスクリーンで観る原田知世が
相変わらず透明感があって良い。
苦手な渡部篤郎も何故だか受け入れられた。
特筆すべきは、
かなり自由奔放で周りを振り回す華子役の菅野美穂。
すごく良い。

監督の力なのか。

浅野君のカメオ出演は、得した気分だった。

恋愛映画をあまり観ない私の、
少ないお気に入り。