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ロード・オブ・ウォー

2006-01-06 | 映画
キングコング、リトルチキン、ハリーポッターのような架空の映画ではありません。
実在の武器商人の実話にもとづく映画です。
見事にお正月気分を吹き飛ばされました。

LORD OF WAR →  オフィシャルサイト

ニコラス・ケイジ演じるユーリー・オルロフは妻と子供を愛するやさしい男性。
家庭を大切にする主人公の裏の顔は弟と二人三脚の武器商人。
横流しされたり、米軍が戦地から撤収する時経費がかかるからと置き去りにされた武器を世界の紛争国に売っている。
敵であろうと見方であろうと関係なく儲かれば売るのである。

結局殺される人間の多くは兵士ではなく一般人なのだが、彼らは人殺しの武器は売っても自分自身は人を殺しはしていないと自分を正当化する。
理想や大義を掲げて行う戦争も人を殺すことによって成り立っている一大産業なのだ。
だから世界が平和になってはとても困るのである。

軽いノリで始まった映画、終わってみるととても重たい気分になっていた。
世界の現実を知るためにおすすめの1本だと思う。







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