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2015年04月28日 02時56分27秒 | 割合指導物語・・・分かりやすくなけりゃ

 前回投稿の

設問その1・・・そもそも割合というものはどういう事でしょうか?

 <回答>最初にお断りしておきます。公式には頼りません。公式は自然と必然的に自分で作れますので、公式を覚えるという遠回り的な発想はやめましょう。

 

  4という数字は1より大きいですか小さいですか?(大きいですよね!)

  1.6という数字はどうですか?(これも大きいですよね!)

  0.5という数字はどうですか?(これは、1より小さいですね!)
 
  そうなんです。 1と比べるのです。
  これが、割合の始まりになるんです。
 
     A  ×  B  =  C   割合を示す場所はBだけなんですよ!
 
  2行前に「1とくらべるのです」と書いていますね!
 
  そうすると、「 1 」 はどこに隠れているのですか?
  1 は1あたり量と言って  「A」の場所にあるのですよ!
 
  1本でとか、1mでとか、1冊でとか、1kgでとか、1時間でとかの1あたり量
  なんです。ここで使う1が、計算のすべての基準になって 1<大  1>小
 となって行くのです。
 
  なぜ、「 1 」が基準数値として使えるのかと言うと、
     100× 1= 100 で基と答えの数値は変わりません
     100÷ 1= 100となってこれも変化は起こしません。
  だから、×1も÷1も  「 1 」と言う数字は変化がないので
  「基準」に使えるのです。
 
  ですから、割合はこの「 1 」の意味と使い方をしっかり知る必要があります
 
  次に必要な勉強は、「単位の決まり」です。
 
       円 /1本で ×  4本 =     円  この形覚えるのです。
        1の付いている本に注目をして、1本がどうなったのと問いかけます
        と、「1の基準から4本に増えていますね」 この関係が「割合」で増
       えたか減ったかを判断して下さい。
    
     この関係と決まりさえつかむと「もうしめたもの」どんどんわかりだします
 
  例題で試しましょう。
               1mで 7/8kgのアルミの棒があります。このアルミの
              棒 1と2/3mの重さは何kgですか。
 
     まず、基準になる「1」を見つけます。すると1mが出ています。
    これを基にして同じ単位のmを比べます。するとどうでしょうか?
 
     1からすると1と2/3は増やしましたか?減らしましたか?と判断すると
     「増やしましたね!」 そうすると割合は増やしましたと答えるのです。
    割合を増やしたと分かれば、基にした7/8kgは答えでは、7/8kgより
    増えた答えが出るのです。
 
      このような考え方に立って勉強すると、線分図も必要なく・文章も
     読むことなく式作りが簡単に誰もが出来るのです。後は計算だけ!
 
    これにより自分で
       基の数×割合=答え と自分なりの公式が作れます。
 
    のちのち、学校の指導の中でどうしても「公式」が必要な場合は、
    基の数=基の量   答え=くらべる量とことばを置き換えるだけなんです
 
     そして、ラスト
      自分なりの公式から・・・答え÷基の数を計算して数値(整数・小数・
     分数・百分率・歩合)+倍表現により「割合」を示す事を理解すれば
     割合は完璧に近づきます。
 
     割合は比べる事なんです。だから「比」があるのです。
 
         分数も比べる表示になっていますよ!分母と分子に分けて表示されて
    いますね。
     
     比べれば皆んな割合なんです
 
     九九も比べています。
       2×  =2
       2×  =4
       2×  =6    2と4と6で比べられています。
     空白にした所が「割合」です。
 
   その1が長くなりましたので、その2は適宜投稿致します。乞うご期待
   
   割合を難しいと感じておられる方の為に投稿しています。
   疑問点がありましたら、コメント下さい。投稿の中でご返事します。
 
     
    

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