MiddleDayTripperの徒然記

気ままな中年オヤジの独り言

イイ形の「But」だったのに…

2012-07-30 07:49:18 | Weblog

脱原発デモ、国会包囲=「金より子どもの未来を」―ろうそくに灯ともし、訴え・東京(時事通信) - goo ニュース

原発再稼働を進める政府や黙認する政治に抗議するため、「7.29脱原発 国会大包囲」と名付けられたデモが29日、東京都内で行われ、多数の市民が参加した。「今のお金より子どもが希望を持てる未来を」。参加者らは同日夜、国会議事堂を包囲し、ろうそくに灯をともしながら脱原発を訴えた。主催者の市民グループ「首都圏反原発連合」によると、参加者は約20万人。警察当局は1万数千人としている。
29日昼すぎの千代田区の日比谷公園。集合場所には既に、若者や親子、高齢者ら幅広い年齢層が集まっていた。30度を超える気温の中、帽子をかぶったり日傘をさしたりする人の姿も目立った。
午後4時すぎから始まったデモの人波は東京電力本社前や経済産業省前を通り、国会議事堂に。灯をともしたろうそくやペンライトを掲げ、「原発要らない」「再稼働反対」と繰り返し叫んだ。
長男(4)を連れて来た世田谷区の会社員、林秀樹さん(45)は原発再稼働を「やり方、手順がでたらめ」と批判。「原発廃止によって電気料金が値上がりしても、構わない。事故を起こすよりは安いでしょ」と指摘した。
「野田(佳彦)首相は許せない」と怒りをあらわにするのは千葉県流山市の無職、藤井和代さん(61)。脱原発デモに初参加という。首相の選挙区の同県船橋市に住んでいたことがあり、「以前、野田さんと握手してしまったが、あんな人だとは思わなかった」と再稼働を決めた首相を酷評した。

日経のメルマガだったか?このデモを「しかし」と読んでいた。「なるほど」と思った。

デモと言えば、ヘルメットを被り、顔にタオルを巻き「安保反対、ナイキ撤去」と連呼する学生らが機動隊とぶつかり合うイメージが出来たのが小学生の頃だった。それから学生運動は下火になって大学の頃に見たデモは周囲を完全に機動隊に取り囲まれていたので、「機動隊がデモをやっている?!」と誤解したものだ。

この国会周辺のデモはマスコミの言うように変わったデモだ。学生だけでなく、子供連れのサラリーマン、高齢者らが気軽に参加している。警察の指導に従い解散時には機動隊の指揮車の拡声器を借りていた。

デモには純粋に自分の思いを訴えようとする人々とそれを踏み台に利用しようとする人がいる。リーマンショックの影響で「派遣斬り」が問題になった時が良い例だ。ある大手OA機器メーカーの工場に「派遣斬り」に抗議する人々が現われ、工場長らに詰め寄っていたが、何か異様な光景だった。「この会社と雇用契約を結んでいたのは派遣会社のハズ。ならば抗議に向かうのは労働者の意向を無視して契約解除に同意した派遣会社への抗議が先だろう」と思った。また東京などの公園では年を越せない失業者らの食事などを支援する「派遣村」がNPO団体によって開設された。そこまでは良いのだが、NPOは失業者らを仕事始めの日に国会や永田町への抗議デモに参加させた。NPOが本当に彼らを思っているのなら、デモ行進ではなく同じ日に開くハローワークへ行かせるべきだろうと思った。デモには国会議員や政党支援団体関係者らも多くいたと言う。またNPOの代表者はテレビ番組に出演していた。民放のワイドショーや討論バラエティーでは流暢に喋っていたが、マジメな討論番組では一般視聴者の質問にもマゴついていたのが印象的だった。その後の政権交代で彼は政府のブレーンとなったようだが、失業者対策などは全く進展していない。当時の失業者は彼の出世の踏み台に利用されただけだ。

週末の国会周辺に集まり、「反原発」を訴える人々の集団「しかし」(自分はBUTと呼ぶ)だが、徐々に踏み台に利用しようとする連中が集まっている。まず民主党を離党した小沢だ。彼の立ち上げた政党は「反原発」もスローガンに上げているが、ならば民主党に在籍していた時にグループから政府や執行部に送り込んだ輿石や樽床、細野らを使って再稼動を止めなかったのか?明らかにゴマスリだ。小沢の姿を見て両手を掲げて拍手で迎える「But」参加者が可愛そうに思えた。また反原発を唱えながら民主党にしがみつく鳩山や川内らはもっと始末が悪い。コイツらはButとのパイプを作り、民主党執行部や政府に「貸し」を作りたいだけだ。こんなサイテーの連中にマイクを渡す主催者の気が知れない一方で、「帰れ」や「ヤメロ」をコールした参加者には拍手を送りたい。

また警察の規制を無視して公妨で逮捕された参加者も徐々に増えているのも気がかりだ。せっかく良い形だったButがデモに戻ろうとしている。デモになるのなら機動隊は徹底的に排除すべきだ。子供や高齢者がいようが構わないから、昔の様に警棒や盾でド突き倒して引きずり出してやれば良い。

 

 

 


「これはイジメだぁ~!」と喚くクソダ~ケとマスクの総統の幻影

2012-07-29 15:43:22 | 尾張名古屋のおタ~ケさん

謝ってもどうせ報道しない…視察に女性同行市議(読売新聞) - goo ニュース

地域政党「減税日本」の名古屋市議団に所属する河合優市議(47)が公費による視察に女性を同行させた問題で、同党代表の河村たかし市長は28日、「連れて行った人がどうなのかとか、市民に対して説明し、謝罪すべきだった」と述べ、河合市議を注意する考えを示した。
河合市議は27日、報道陣の取材に応じたが、女性の身元や視察の経緯は明らかにしなかった。市民への謝罪についても、最終的に「申し訳ございませんでした」と述べたものの、「謝ってもどうせ報道しないだろう」と開き直るようなそぶりを見せる一幕もあった。
河村市長は「謝り方がどうかと言われれば、とんでもない。ちゃんと注意しないかん」と批判した。ただ、「視察には行っているようで、いわゆる『私的旅行』ではない」と河合市議をかばった上で、「誰かを連れて行ったということが、議員を辞職しないといかんことかどうか」とも述べ、進退問題に発展することには慎重な考えを示した。

人は間違いを犯す。その間違いが他人に迷惑や心配をかけたら、その点に付いてまず謝罪するのが日本の文化だ。しかし欧米文化で謝罪は全面的に非を認める事になるため謝罪はしない。

この議員は「自分はメディアバッシングの被害者」とばかりに、アピールしているが、この問題を時系列で見ると、

  1. 河合(以下タワケ)議員が公費で女性を同伴して議員活動と直接関係ない施設を訪問している事が発覚
  2. 市議会が詳細の聞き取りを求めたが、行方をくらまし音信不通となった
  3. 減税日本の市議団団長が自宅や事務所を訪問するが、不在で連絡も取れなかった
  4. ようやく連絡が取れて議会に出席、記者会見も開くと減税日本に連絡
  5. ところが当日になって体調不良を理由に議会を欠席。記者会見も本人不在でコメントのみ
  6. 体調が戻り、議会に出席するが詰め掛けた報道陣に罵声を浴びせる
  7. 27日になって、ようやくふてくされて記者会見…である。

このタワケは自分の行動を説明しないまま、体調不良(パニック症候群らしい)を理由に逃げ回っていただけで、メディアにバッシングされていたワケではない。

このタワケは「プライバシー保護」を理由に同伴した女性の身元を明かしていないが、議員活動に必要なブレーンであれば、マスコミに非公開を条件にしてでも「どういう立場の人物か?」を明らかにする義務がある。

同伴旅行も給与であれば問題ないが、歳費として税金から出ているのだ。本人は「パニック症候群」を主張しているが、市議会は第三者の医療機関でキチンと検査をさせるべきだ。もし「健康上問題なし」であれば診断書を出した医療機関の保険取消しをすべきだ。

ダガヤ市長のコメントもタワケ丸出しだ。同伴が問題になっているのではなく、問題発覚後の行動が「市民に選出された公人の行動か?」と疑問を抱かれているのだ。

減税日本と言えば、所属市議らの問題行動が噴出した事がある。さらに市議会リコールでも問題を起こしている。

「市民税を5%も下げてやったのは俺たちだ。だから何をやってもイイ」と思い上がっている連中の巣窟。

民主党からスピンオフした政党なだけに「マヌケから出たタワケ」だ。

そういえば、先日また民主党からスピンオフした政党がある。そこの代表者(総統)も都合が悪くなるとマスク姿で登場してたっけ?

このタワケも総統をインスパイアしているのだろうか?

 

 


もう1人大事な人を忘れちゃいませんか?

2012-07-29 15:21:07 | Weblog

「五輪コラム」式に成熟の香り 粋な演出に陶酔 コラム?-?goo ロンドン五輪特集

フィナーレはビートルズの世界的なヒット曲「ヘイ・ジュード」の大合唱が五輪スタジアムを揺り動かした。まるで選手たちが戦い終えて再会を楽しみに待つ閉会式と錯覚してしまいそうな、ある種の安らぎと感動を覚える強烈な印象を残した。
3度目の開催となるロンドン大会のモットーは「世代を超えたインスピレーション」。多くの近代スポーツを生み育てた英国が先人たちの労苦と喜びを、若い世代に継承しスポーツ参加を促していこうとの狙いだろう。
式の最終盤にそれは象徴的に表れた。テムズ川をボートで運ばれてきた聖火はボートで金メダル5個を獲得した名選手に引き継がれ式場内へ。そこで待っていたのは7人の10代の選手たち。彼らが場内を1周した後、7人の元スター選手たちが待ち構えていた。ところが主役は将来を嘱望される若者たちだった。
7人が銅製の花びらの形をした器に点火すると、炎は次々と広がり最後は一つの太い束のようになって聖火台が現れた。器は入場行進の際、各選手団に渡されていたもので、世界の国と地域が一つにまとまるようにとの願いが込められていた。実に凝ったアイデアである。
しゃれた演出が散りばめられていた。エリザベス女王が高名な俳優にエスコートされてヘリコプターで会場上空に到着し、落下傘降下へ。と、その瞬間、映像は現実に切り替わり、貴賓席に女王が登場するといった具合で、スタンドは大いに沸いた。
国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は「五輪史上初めて全チームに女性が含まれており、男女平等の進展に寄与するはず」としっかりPR。入場行進では女子初参加のブルネイのほか、日本の吉田沙保里やドイツ、フランスなども女性が旗手を務めIOCとぴたり呼吸を合わせた。
スポーツをはじめ映画、音楽など成熟した文化を誇る英国ならでは粋を凝らした進行ぶりだった。
開催にあたって、マラソンコースなど古いロンドンの街並みや施設を活用しつつ、かつては広大な工場地帯で最も貧しい所と位置付けられていたロンドン東部地域を大規模再開発した。それが五輪スタジアムを中心とした五輪公園一帯だ。開催費用が当初の目論見の3倍あまりに膨れ上がったため、財政再建の足かせになるのではと危ぶむ声はある。
巨大イベント開催に伴う危うさを秘めつつ大会は本格的に始まった。男女サッカーの快進撃に意気上がる日本のメダル獲得第1号が今夜にも誕生する。

ウィリアム王子の結婚式では第二次大戦時のスピットファイア&ハリケーン&ランカスターの他、RAFのホーク練習機のレッドアローズやトーネード、タイフーンⅡのフライパス。女王の乗るロールスのファンタムや皇太子の乗るベントレー、王子夫妻の乗るアントンマーチン・ヴァンキッシュ・ヴォランテが登場してMADE IN U.K(若しくはGB)を「これでもか!?」とばかりにアピールした。

 オリンピックの開会式ではロンドンフィルの隣でMrビーンがオルガン(?)を演奏し、開会宣言を行う女王エリザベス2世はバッキンガム宮殿から会場までユーロコプターで移動し、スカイダイビングで会場入りと言う演出だった。ボディーガードを努めたのはダニエル・クレイグ。MI6に所属し殺人許可証を持つ諜報員007ことジェームズ・ボンドだ。

007シリーズはイアン・フレミングの小説でアメリカでブームになっていたハードボイルド調のアクションと美女とのロマンスが描写された冒険小説だった。小説シリーズの「ロシアより愛を込めて」がアルバート・ブロッコリによって映画化されると大ヒットとなり、新人同然だった主役ショーン・コネリーも世界的大スターとなった。以後ジェームズ・ボンドの役はジョージ・レイゼンビー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアーズ・ブロスナンが演じ、現在はダニエル・クレイグである。

それぞれのボンドは独自のギミック(=演出)がされていた。例えばボンドが新しい任務を与えられるために上司Mのオフィスに行くシーンでは秘書のマネペニーにちょっかいを出すシーンではムーアやブロスナンは彼女に切り返されるシーンも含まれていた。秘密兵器を開発するQとのやり取りでも彼らはQをからかうシーンが含まれていた。コネリーを基準とすると一番ウィットに飛んでいたのがムーアで次がブロスナン、ダルトンだと思う。逆にストイックなのがレイゼンビーとクレイグだ。(レイゼンビーは殆ど記憶に残っていないので)

ウィットに飛んだボンドが好きな自分には女王をエスコートにやって来たシーンは少し物足りなかった。例えば遅刻して宮殿にやって来た007を咎めるMにブリティッシュジョークで返し、女王の待つ部屋へ行くと言うシーンがあると面白かった。

ところで007役ではムーアとブロスナンには似た様なエピソードがある。ムーアはコネリー降板でオファーがあったが、主役だったTV「セイント」などがあり、スケジュール調整が出来ず、レイゼンビーとなった。レイゼンビーが共演者やスタッフと対立し興行的にも失敗だったため、次回作「ダイヤモンドは永遠に」で候補となったロバート・ワグナーがムーアを推薦し辞退したが、またもやTV「ダンディー2」が好調でスケジュールが合わず、コネリーが1作のみの条件で復帰。その後の「死ぬのは奴らだ」で主役となり、「美しき~」まで最長の7作に主演した。

ブロスナンはそのムーアが降板した後任候補になったが、主演していたTVシリーズ「私立探偵レミントン・スティール」の続編が決定してスケジュールが合わなかった。そのためレイゼンビーが主演した「女王陛下の~」で候補となったが「若過ぎる」と自ら辞退し、「ユア・アイズ・オンリー」で交代する計画もあったダルトン起用となった。ところが2作制作した後、91年に著作権を巡る裁判が発生して制作が中断されてしまい、ダルトンが降板を表明。再開作「ゴールデンアイ」でブロスナン起用となった。なおブロスナンは降板意思を示していなかったが、「カジノロワイヤル」の設定では無理と判断されて交代となった。

ところで開会式でポール・マッカートニやMrビーン、007を登場させたが、何か一つ忘れてはいなかっただろうか?

「サンダーバード」や「謎の円盤UFO」、「キャプテン・スカーレット」などの人気TVシリーズを制作したジェリー・アンダーソンだ。

 


オスプレイがやって来た

2012-07-24 18:47:33 | Weblog

オスプレイ、岩国基地陸揚げ=米、普天間で本格運用へ―飛行経路の自治体、反発必至(時事通信) - goo ニュース

米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ12機を積んだ民間輸送船「グリーンリッジ」が23日午前、山口県岩国市の米軍岩国基地に入港した。船体後部ハッチを開け、午前8時すぎに1機目のオスプレイを陸揚げした。残りの機体も順次陸揚げを進めた。
米海兵隊は機体の点検と試験飛行をした後、10月初旬に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備し、本格運用を始める計画だ。
配備後は沖縄県や九州から東北にかけ低空飛行訓練が計画されている。安全性が未確認の段階でオスプレイ搬入を進めた日米両政府に対し、飛行ルート下の全国自治体で反発が広がるのは必至だ。
岩国基地の沖では23日早朝から、搬入に反対する市民団体がボートで抗議活動。福田良彦岩国市長は、基地の対岸から作業の様子を確認し、「地元の切実な思いが政府に届かなかった。大きな憤りを感じる」と述べた。

岩国基地にMV22の搬入始まった。空撮映像では主翼とローターを折り畳んでいたのでヘリコプタのように見えた。

オスプレイにはWidowmakerの俗称がある。直訳すれば未亡人製造機。アメリカ軍には事故率が高い軍用機にこれを付ける風習(?!)がある。歴代のWidowmakerを調べてみた

まず有名なのがマーチンB-26マローダ。アメリカ陸軍の中型爆撃機で高速性能を重視したために低速時の安定が悪く、着陸時に事故が多発した。

重爆撃機のコンソリデーテッドB-24リベレータは航続力を稼ぐために細長い主翼を採用した。そのため主翼に1発でも被弾すると墜落した。航続力は少ないが主翼が大きく頑丈なB-17と比較されて、Widowmakerや「空飛ぶ棺桶」の俗称がついた。しかし航続力があるため第2次大戦では爆撃機としてだけでなく哨戒機や輸送機としても多用され、生産は18,000機を越える傑作機となった。

海軍の急降下艦上爆撃機カーチスSB2Cヘルダイバーも空母の規格と生産性向上を優先させた結果バランスの悪い機体となり、発着艦時の事故が多く「二流のクソッタレ」やWidowmakerの俗称がついた。それでも44年以降は主力爆撃機となり、連合艦隊にトドメを刺した。

戦後ジェット機の時代になると海軍艦上戦闘機のチャンス・ヴォートF7UカットラスとマクドネルF3Hデモンがある。共に高速性能を重視した飛行機だったが、カットラスは双垂直尾翼と無尾翼を採用した。そのため減速するためには機首を大きく上げなければならず、着艦時の前下方視界が劣悪で事故が続発。54年から空母に配備されたが、57年には空母から引き上げられて予備役となり59年に退役した。カットラスの失敗を教訓として開発されたのがF-8クルーセイダーである。デモンは強い後退角の主翼が特長の全天候戦闘機だったが、採用されたJ40エンジンが予定通りの推力が出ず事故が多発し、Widowmakerとなった。J40を諦め後継のJ71を搭載すると事故は収まり、空母での運用は続けられた。デモンの設計思想は後にベストセラーとなるF-4に引き継がれた。また主翼と尾翼の形状は後にクリップド・デルタに発展していく。

最後の有人戦闘機と呼ばれたロッキードF-104スターファイターはアメリカ空軍では小型過ぎて短期間の運用で終わってしまったが、西ドイツでは主力戦闘機としてだけでなく偵察や戦闘爆撃、核攻撃などにも運用され大量に採用された。しかし天候の悪いヨーロッパでの運用は事故が多く、配備された918機のうち292機が事故などで失われたため、Widowmakerのドイツ版となった。

ゼネラルダイナミックスF-111アードバーグはケネディ政権の国防長官マクナマラの指示でアメリカ空海軍の新型戦闘機を統一する構想で生まれた可変翼戦闘爆撃機。空母では運用できない程大きくなり空軍だけで採用された。主翼の可変機構の欠陥とTF30エンジンのトラブルで初期には事故が続発したためWidowmakerとなった。しかし70年代に入ると可変機構の欠陥は改善され、エンジンの特性に沿った運用マニュアルが整備された結果、事故率が大幅に低下した。精密な航法装置と大きな兵器搭載力と兵器誘導装置を持つF-111は戦略爆撃機としても採用されFB-111となった。リビア爆撃で侵攻能力を実証した。湾岸戦争では電子戦用に改造されたEF-111がジャミングを行い、F-15EやF-117がイラクのレーダーサイトを次々に破壊。F-111は誘導兵器の6割を投下する主力攻撃機として活躍し損耗率が最も低い機体となり、兵士からは「F-16を飛ばすな!アードバーグの邪魔だ」と言われた。しかし運用コストが高かったためF-15Eストライクイーグルを後継として退役。EF-111は3軍の運用見直しにより、海軍/海兵隊のEA-6Bに後を譲り退役した。

海軍型F-111の開発中止から新型戦闘機となったのはグラマンF-14トムキャット。開発期間を短縮するためにミサイル管制システムとエンジンを受け継いだため、F-111と同様エンジントラブルが多く、試作機から墜落事故が相次ぎ、ビーストやWidowmakerと言われた。特に距離を置いた双発の機体構造からフレームアウト(=ジェットエンジンのエンスト)を起こすと、そのままフラットスピンに陥いる致命的な欠陥があった。しかし海軍では近い将来に新型エンジンF401に換装する計画だったのと優れたミサイルにより空戦機動に入る可能性は少ないとして、F-111同様にエンジン操作に制限を加える事で回避した。ところがF401は技術的トラブルを回避できず開発中止となったため、TF30は長い間F-14のアキレス腱となった。リスクはあったものの、ソビエトが軽空母(ミンスク)や原子力ミサイル戦艦(キーロフ)、Tu-22Mバックファイアなどを次々に就役させたため、F-14は艦隊防空と制空戦闘の切り札となった。レーガン政権が「強いアメリカ」を標榜し、就役させたB-1Bのエンジンを改良したF110エンジンがF-16用に開発された。このF110をF-14に搭載する事になり、アキレス腱問題がようやく解消されるメドがついた。さらにレーダーも高性能化する計画も上がった。ところがソビエトが崩壊し冷戦が終わるとアメリカ軍史上最も高額な運用経費だったF-14は軍事費圧縮の格好の標的となり、現用機をすべて適用する予定だったエンジン換装型(F-14B)は32機の改修と38機の新造(コスト的に改修と変わらないため)で終わり、レーダー強化型(F-14D)は18機の改修と37機の新造で終わった。海軍ではグラマンA-6イントルーダー攻撃機の後継機開発計画が遅れていた。(最終的に中止された)またリビア爆撃を空軍に持って行かれた様に海軍の空母戦力には侵攻攻撃能力不足が指摘されていた。そのためF-14Dに対地攻撃能力を付加する計画が実行された。(ボムキャット計画)低脅威下での局地的紛争への対応を掲げるアメリカ軍は後継機にF/A-18E/FとしてF-14は06年に退役した。

このように試作開発や運用初期段階で事故を多発させてWidowmakerの俗称が付いたが、後に改善された飛行機も多い。

ベル・ボーイングC/MV-22オスプレイはどうなんだろう?マスコミが言うほどのWidowmakerなんだろうか?

V-22は開発段階と運用初期段階でそれぞれ2回の重大事故を起こし、00年12月から02年5月まで飛行停止になっている。実戦配備後(02~12年7月)は59回の事故。うち4件は墜落事故だ。これはF-14よりも少ない。但しF-14の搭乗員は2名でベイルアウト可能なのに対してV-22は2名+αでベイルアウトはほぼ不可能なので死傷者は多くなる。

空軍で使用するCV-22はアメリカ特殊作戦軍(SOCOM)に所属するため、夜間や超低空での作戦が必須となり、危険度が増大する。さらに全く新しいタイプの飛行機のため、運用も試行錯誤の最中と言っても良い。そのために事故率が13.47と非常に高いのだろう。

先日、岩国に陸揚された海兵隊で使用するMV-22(本来の形式と逆なのは海軍でCVは空母を意味するため。CV-22は軽空母インデペンデンス)は通常の輸送任務に就くため、事故率は1.93。これは代替予定のCH-46とほぼ同等でCH-53の4.15より遥かに低い。因みにSOCOM発足の発端となったイラン大使館人質奪還作戦(イーグルクロー)では掃海型のRH-53を使用したが、この機体が途中の燃料補給ポイントでトラブルを起こし作戦続行が不可能となり、さらに接触事故を起こし中止され失敗した。また04年に沖縄国際大学の敷地内に墜落したのもCH-53Dだ。

ワイドショーやニュースショーでのオスプレイ報道は相変わらずの偏向気味だ。

  1. 取り上げられる事故の多くはCV-22である。
  2. ヘリコプタの安全装置でオスプレイに装備されていないと紹介されるオートローテーション機能だが、アメリカ連邦航空局(FAA)などが民間機に義務付けた機能で、軍用機には義務付けとなっていない。ただ軍用ヘリの多くは民間バージョンも販売されるので半ば標準装備である。また機能を発揮するには一時的に揚力と推力を失うのはオスプレイだけでなくヘリも同じで、一定の高度と速度が必須であり、それ以下の場合は機能しない。特にCV-22は低空飛行が主任務となるので、仮にオートローテーションがあったとしても機能しない。現在のところオスプレイは民間バージョンが計画されていないので機能があるかどうか(と言うより、可能かどうか)は不明。
  3. 垂直に離着陸する映像や機能ばかりが紹介されているが、これは燃料を消費するので、実際には滑走路があれば、ローターを斜めにして推力と揚力を得ながら飛行機のように離着陸する。この時にエンジントラブルが発生した場合は飛行機の様に不時着となる。
  4. アメリカで住民の反対で訓練飛行が中止になったと言うニュースはキャノン空軍基地の第27特殊作戦航空団第8特殊作戦飛行隊のCV-22であり、海兵隊のMV-22に関して住民の反対運動の報道は日本以外にない。一部ではCV-22の嘉手納配備もウワサされているが、交替するMH-53Jは現在配属されていない。
  5. オスプレイの欠陥とされる箇所は形状ではなくエンジンの排気熱による周囲への損害と機体の火災の恐れである。実際にハワイ・カネオヘへ配備される際にはハワイ州からこの問題を指摘され、運用改善計画を製作した。
  6. 細かい話だが、「ボーイング製のオスプレイ」と紹介されているが、最終組み立てはベルで行われている。

どうもマスコミの過剰報道は「オートバイ=暴走族=悪」の様な図式が描かれている気がする。

批判されるべきは日本政府と与党の対応ぶりだろう。

防衛大臣1人に丸投げで野ダメ首相や関係閣僚は知らん顔。おまけに反対運動が激しくなった途端に民主党内から政府批判が飛び出すと言う相変わらずの場当たり&マヌケぶり。

防衛大臣だけでなく、沖縄担当大臣が現地へ向かい知事や自治体首長、住民らとヒザをつき合わせて話を聞き、アメリカと話を詰めるのが本来の姿だろう。

おそらく10月の普天間配備でハシゴを外された格好の防衛大臣が責任を取って辞任と言うシナリオだろう。もっとも「それまで野ダメが持てば」の話だが。

 

 

 

 

 


最低&最悪タッグ、原発を止める前に日本がやるべき事

2012-07-22 08:56:18 | 爆笑!第3弾!!野田メだコリャ~政権

「脱原発」仲良く吠えた(産経新聞) - goo ニュース

■菅直人前首相 事故は人災…反省どこへ
民主党の菅直人前首相に「反省」の2文字はない。20日は議員有志の「脱原発ロードマップを考える会」で原発再稼働を進める野田佳彦首相を批判、脱原発を訴えた。東電福島第1原発事故を検証した国会事故調査委員会の最終報告書で厳しく批判されたことも、党最高顧問(エネルギー政策担当)として政権を支える立場であることも、すっかりお忘れのようだ。
「毎週金曜日の首相官邸を取り巻くデモも盛り上がっている。そういう国民の声をきちんと受け止め、対応できる。私たちにとっても正念場だ…」
菅氏は、首相の原発再稼働への抗議デモを持ち上げ、政府の対応を「かなりいろんな問題が進行している」と遠回しに批判した。
菅氏が狙うのは、平成37年までに国内で稼働する原発をゼロにする「脱原発基本法」制定。「民主党内で相当の難関が予想される。場合によっては超党派で進めたい」と意欲満々だ。
国会事故調は、菅氏の原発事故直後の過剰な現場介入を批判し「事故は自然災害ではなく明らかに人災だった」と断じたが、菅氏はすべて「原子力ムラ」に責任転嫁。脱原発の旗手として復権を狙う。
18日付のブログには「民主党を立て直すことができるかの崖っぷちにある。『消費税はYES、原発はNO!』という政治姿勢を打ち出すことだ」と記した。「市民派」の仮面の下の素顔が見透かされていることにまだ気付いていないらしい。(水内茂幸)
■鳩山由紀夫元首相 「官邸に思いを」暴走宣言
民主党の鳩山由紀夫元首相は20日夕、首相官邸前で行われた関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)再稼働に反対する抗議デモに参加した。
「新しい民主主義の流れを大事にしなければならない。思いは同じです。首相経験者として政治の流れを変える役割を果たしたい」
マイクでこう訴えたあげく「官邸に皆さんの思いを伝えてきます」と宣言。参加者に拍手で見送られて官邸の門をくぐった。
ところが、野田佳彦首相は九州視察のため不在。藤村修官房長官が応対すると、鳩山氏は「再稼働反対の声を首相に聞いてもらいたい」と訴えた。
10分間とはいえ、同じ民主党政権の首相経験者が官邸前のデモに参加するのは異常事態だ。城島光力国対委員長は「元代表で首相をやった方なのにいかがなものか」と不快感を表明。鳩山氏に近い議員は「あの目立ちたがり屋ぶりは止められない」と嘆いた。

プロレスには2人以上でチームを組むタッグ戦がある。日本で夢の最強タッグと言えばG馬場&A猪木だろうか?2人とも対立していたプロレス団体のオーナーでありエースだったため実現不可能と言われていたが、79年に開催された「東京スポーツ設立20周年。プロレス夢のオールスター戦」で実現した。対戦相手は両団体のトップヒールであり、外国人エースだったAブッチャーとTJシン。試合結果は猪木がシンにフォール勝ちだった。猪木はリング上で馬場に一騎打ちをアピールし馬場も快諾。しかし新日ではハンセンの人気が台頭。シンは全日に移籍。ヒール不在となった新日はブッチャーを移籍させた。これに対抗して全日はハンセンを引き抜いた。その後も引き抜き合戦が激しくなり対立したため実現しなかった。ハンセンを失った新日はパートナーだったホーガンをベビーフェイスに転向させ、「打倒ブッチャー」で猪木と共闘するアングルを描いた。この路線は大ヒットとなり新日ブームとなっていった。

サギヤマとスッカラ菅も猪木・ホーガン組のように「反原発」で共闘したベビーフェイスのつもりなのだろう。

サギヤマは自分と小沢の政治資金疑惑等で低下する一方の支持率を何とかしようと、思い付きで「普天間基地移設問題」を持ち出した。グルっと回って辺野古に戻って来たのだが、その間にアメリカとの外交関係に亀裂が生じた。その途端に周辺国が騒がしくなって来た。今問題になっている周辺国との関係悪化の元凶がコイツだ。福岡教授いわく「史上最低の首相」だ。

スッカラ菅は参院選で惨敗し、領海侵犯で逮捕された中国漁船船長を処分保留で帰国させた騒動で海保の内部資料映像が流出した。党内の内部抗争に終始していたが、東日本大震災と福島原発事故の対応のマズさを露呈した。5月頃に野党が内閣不信任案提出に動き始まると、支持率を上げようと日本中の原発を停止させた。その結果、夏場には震災後の生産シフトを立て直した企業は再び混乱した。党内から不信任案に同調者が出そうになると泣き落としで何とか阻止。ところが講演でその過程を笑いながら喋った事で総スカンとなった。福岡教授いわく「至上愛悪の首相」だ。 

民間や国会の原発事故への対応を厳しく批判されたが、見解の相違と言い逃れて、「全ては事故を起こした東電と原発を立地した自民党の責任であり、民主党や自分は最大の被害者」を通している。その姿はクルーズ客船が地中海で座礁沈没した事故で真っ先に逃げ出したイタリア人船長以下だ。

そのスッカラ菅をエネルギー政策担当の民主党最高顧問に据えた野ダメは「史上最凶の首相」と言える。

サギヤマとスッカラ菅は「反原発」を利用して何とか次の選挙の票を掠め取ろうと言う点で共闘はしている。

スッカラ菅は「25年までに原発を廃止する」とイケシャアシャアと喋っているが、日本人は「原発をどうするか?」や「反原発」を言う前にやらなければいけない事がある。

それは事故当時に政府にいた政治家全員の責任を問う事であり、最低、最悪、 最凶と続いた首相を生み出した民主党と言うマヌケな政治団体を解体する事だと思う。

 


これからは“Don't Try This at Home”を忘れずに

2012-07-19 14:09:36 | TVの中のオバカさん

男児暴行映像をネット投稿=中3生徒が関与か―兵庫県警(時事通信) - goo ニュース

兵庫県赤穂市で中学3年の男子生徒(14)が小学6年の男子児童(12)を暴行したとみられる動画が、インターネットサイトに投稿されていたことが19日、兵庫県警赤穂署への取材で分かった。
関わったとみられる男子生徒は、別の高校1年の男子(15)に対する傷害容疑で逮捕されており、同署は男児暴行の経緯についても事情を聴く。
同署によると、動画は約1分間にわたり、生徒が男児を殴ったり背中から投げ落としたりする様子が、撮影されていた。

Don't Try This at Home。これはアメリカのプロレス団体WWEのCMで、所属レスラーらの活躍と負傷のシーンが交互に流されて子供たちに「絶対にマネするな」と警告している。

大津市の中学生が学校で同級生から受けたイジメが原因で自殺したとされる問題が暴行事件となった事が昨日からワイドショーやニュースショーで話題になっている。

その前から滋賀県警本部は被害届が無いまま捜査に入っていた.

戦前の反省から、教育基本法で制定された教育の独立性。だが、多くの学校や教育委員会はその上にアグラをかいて座っていた。そのツケが回って来たのかも知れない。

この事件は中学生が別件でパクられており、双方は「遊びの延長」と証言しており、被害届も出されていないらしい。それでも警察は動いた。警察の大義名分は「教育の独立性<子供の命」だろうが、エスカレートしたらどうなるだろう?

格闘シーンのある人気アニメや特撮ヒーローのマネをしていたら逮捕。

少年野球で子供にノックをしていたコーチや監督が逮捕。

オーバーでバカげているが、起こらないとは限らない。

テレビ、マンガ、ゲーム。子供が触れるあらゆる媒体に“Don't Try This at Home”を付けなければならない。

ワイドショーやニュースショーでは教育委員会や学校の対応を批判している「イジメではないと思った」などの言い訳はヤラセや捏造が起こった時のマスコミの言い訳と同じではないか?

警察は「教育の独立性」を否定したのなら、ついでに「マスコミの報道・表現の自由」にも介入すべきではないだろうか?

 

 


数字を取るキーワードは『怒&哀』

2012-07-18 08:13:54 | TVの中のオバカさん

石田衣良 日本人は東京電力と社員を憎むのを止めた方がいい(NEWSポストセブン) - goo ニュース

人が共通の目的を持って集まった時、大きな力になる。奇跡を生む事もあれば、悲劇を生む事もある。

石田氏の言うとおり、今の世の中はソーラー発電の家に住み、マイカーはプリウスでエコな生活を送り、スマホを利用してツイッターやフェイスブックの書き込みに賛同し家族の「絆」のため、週末は「反原発デモ」に揃って参加するのが最先端なのかも知れない。

逆に今の日本でテレビ司会者の言う「我々国民」や「一般市民」の敵は政府であり、官僚であり、電力会社。コレに最近は地方自治体の教育委員会や学校・教師、イジメる側の子供。さらにアメリカ軍の輸送機オスプレイ。

反原発デモを伝えるニュースで警察の警備が強化されたとあった。理由は「事故防止」だが、額面通りに伝えるニュースショーやワイドショーは皆無で、「デモ隊を分断する目的」や「警察や政府の狙いは…」などと煽る。

イジメ自殺騒動も市教委や学校長のコメントに対して出演者が批判を展開して煽り、教育専門家らは「再発防止策」として理想論だけを並べ立てる。被害者の少年や親は悲劇の主人公で出演者は同情ばかりを並べ立てる。

政府の原発再稼動の口実作りの公聴会で、社員が原発容認論を発表した中電には抗議が殺到し、中には「今すぐクビにしろ!」などと言うのもあったそうだ。

イジメ問題でも「加害者少年を殺す」としたハガキを送り付けたノスタルジックなマダオが逮捕されたが、「ザマーミロ」と思う人は多いかも知れないが、それでイジメが解決するハズもない。

どちらもマスコミの流す情報を丸呑みして怒りを募らせた結果だが、怒りは一番煽りやすく一体感を生みやすい人間の感情だそうだ。その悲劇を67年前に日本人は経験した。次に煽りやすいのが哀だそうだ。怒と哀を織り交ぜればメディアが一番欲しい数字は上がる。喜や楽を煽るには哀や怒がついて回る。

国や政府は原発事故の被害を拡大させた疑いがある。身内に怒りを向けられない手前で東電に責任を擦り付けている。「反原発デモ」は国や政府への怒りのハズだが、マスコミはそれを煽るあまり電力会社まで巻き込んでいる。

例えばデモに参加する国会議員の中には事故発生時に与党だった連中も少なくない。議員のシコミかも知れないが、彼らの登場を拍手で迎えるデモ参加者の画ヅラを見た時には何とも情けなかった。一部週刊誌で事故を聞き、逃げ回って地元に帰らなかったとされる某大物政治家もいたっけ?

 

 

 


アングルを作りすぎて自分の首を絞めるマヌケ

2012-07-17 17:31:47 | 爆笑!第3弾!!野田メだコリャ~政権

発言者選び、「改善の余地」=エネルギー政策の聴取会で―細野環境相(時事通信) - goo ニュース

細野豪志環境相は17日の閣議後の記者会見で、将来のエネルギー政策に関する政府の意見聴取会での発言者の人選について、「(企業など)組織はいろんな形で意見を表明する機会がある。できるだけ個人の意見を聞きたいというのが聴取会の趣旨なので、そういう観点から改善の余地はあるのではないか」と述べた。
仙台市や名古屋市での聴取会では、発言者として参加した電力会社社員が原発擁護の意見を表明し、参加者から「やらせ」との批判が出ていた。これについて細野氏は「抽選で選んでいるので、やらせは一切あり得ない」との見解を改めて示した。

アメリカのプロレスは格闘技としての勝負よりもエンターテイメントを重視している。数ヶ月に1度の大会に向けて選手同士の抗争がヒートアップしていくが、そこにはストーリーが付けられる。これをアングルと言う。そのためにはリング下に凶器となるイスや机、果てはハンマーやバールまで用意されていて、試合で利用される。

「将来のエネルギー政策に関する政府の意見聴取会」もアメリカのプロレスと同じで、政府民主党の『原発再稼動のアリバイ作り』のアングルが描かれ、そのために電力会社の職員らが仕込まれている。

アングルはワイドショーやニュースショーでも多用されている。事件事故が起これば、アングルが描かれて報じられる。それをやり過ぎてヤラセや捏造と騒がれると、「過度な演出はあったが、報道内容は真実」と弁明する。朝ズバの不二家や報ステのマクドナルドがその典型。その姿は路チュー1号の言葉と同じだ。

ただ政府民主党のアングルでヒール(=悪役)として登場する電力会社職員の主張の「福島の原発事故による放射能の影響で亡くなった人は一人もいない」「原子力のリスクを過大評価している。このままでは日本は衰退の一途をたどる」は興味深い。

福島原発事故は民間、国会に続いて政府事故調の調査結果が発表される。

民間と国会の事故調は「東電の能力不足も原因のひとつだが、政府の混乱や過度な介入も事故を拡大させた大きな要因」と結論付けているのに対し、政府事故調は「第二原発の被害と比較すれば第一は明らかに東電による人災」と結論付け、周辺住民の避難の際の混乱、特に双葉町の病院の入院患者が取り残され、死亡者を出した点については「自治体と自衛隊の連携不足」としている。

政府の事故調では「スッカラ菅を始めとする政府はよくやったと自画自賛し、現場の混乱は自治体や自衛隊のせいだ。」である。

「ふざけるな!」と思う人は自分も含めて多いだろう。

周辺住民に「危険はないが、取りあえず屋内退避」を命じ、そのまま放ったらかしにした上で「同心円状の避難」は誰が出したのか?

文科省のSpeediやアメリカからの放射能拡散情報を握りつぶし、避難の際に多くの住民を被ばくさせたのは誰なのか?

自衛隊は出動要請も無いまま、勝手に10万人規模で出動したのか?

孤立した周辺住民を千葉や新潟の首長らが連携して救出したのは何故か?

民主党政府は「加害者は東電」のスタンスだが、自分は「民主党は東電と同等、若しくはそれ以上の加害者」と思っている。

政府のアングルだった中電職員の意見は「原子力を制御できる人間さえいれば原子力は安全なのに危険なモノにしたのは、アンタらマヌケな政治家が介入するしたからだ」と言っている様にも聞こえる。

「原発再稼動」のアリバイを作ろうとするだけ、民主党自身のマヌケぶりを晒して行っている。

これからの意見聴取会でもどんどんシコんで欲しい。できればそこにスッカラ菅や海江田、枝野、北沢らを同席させて欲しい。

因みに自分の意見は民主党に「将来のエネルギー比率」を決める資格はない。どうしても決めたければ、震災や原発の事故対応を徹底的に検証して、問題があった当時の閣僚や政務次官を刑事告発するかで粛清してからだと思う。

 

 


ワイドショー馴れしたツケ?!

2012-07-17 08:11:07 | 爆笑!第3弾!!野田メだコリャ~政権

東北電役員が原発推進意見=「やらせか」と一時中断―聴取会(時事通信) - goo ニュース

将来のエネルギー政策について、政府が国民から意見を聞く聴取会が15日、仙台市で開かれた。抽選で選ばれた発言者のうち、東北電力の役員が原発を推進する意見を表明し、参加者が「やらせではないか」と反発、一時中断する場面があった。
意見聴取会は14日のさいたま市に続き、2カ所目。政府が示した2030年時点の原発依存度を0%、15%、20~25%とする三つの選択肢に関し、各選択肢ごとに3人、計9人が発言する仕組み。
このうち、東北電力の岡信慎一執行役員(企画部長)が「会社の考え方を述べる」と前置きし、20~25%案の支持と女川原発などの安全対策を説明。その上で「安定供給を実現するためには、原子力発電を一定の割合で活用していくことが必要」と訴えた。
また、発言者のうち3人が東北以外からの参加だったことに、傍聴人が「人選がおかしい」などと不満をあらわにし、会場は一時騒然となった。

様々な社会問題を討論するバラエティー番組やコーナーが増え始めたのは5-6年前位からだろうか?ただ格闘技で言えば、真剣勝負ではなくプロレス的で予め判官贔屓のアングルが付けられていて、権力側の出演者が数人程度なのに民衆側(?!)はレフェリーである司会者まで加わるハンデキャップマッチ。大声で喚き散らす事や理想論しか言えないポンコツが脚光を浴びた。このアングルの中で、民主党は正義のヒーローで、数人の出演者に立ち向かっていた。スッカラ菅やハラグチ、バカツマらが「エース」として討論に出演していた。だがその頃から攻撃力はあるものの、防御力はゼロだった。

自公政権時のガソリンの暫定税(=道路特定財源)の撤廃に端を発した高速道路無料化騒動があった。民主党が主催する討論会があった。出席者は『そのまんま』宮崎県知事(当時)で民主党からは後に「史上最悪首相」となるスッカラ菅だった。スッカラ菅と言えば、他人の発言に割り込むのは得意だが、支離滅裂な場合が多く、自分の言葉に酔いしれて、「トランス状態」になり墓穴を掘るのが有名だった。スッカラ菅は「高速道路を無料化するために共に戦いましょう」とそのまんま知事に申し出るが、知事に「整備計画を推進する財源はどうなる?」と切り返されると黙り込み、発言時間が来た合図のベルが「チーン」と鳴るの繰り返し。キレた知事が「だから財源を出せ!」と机を叩いてスッカラ菅に詰め寄った際にはわずか10秒足らずで「チーン」。知事は笑いを堪えるのに必死の様子だった。ちょうどオリンピック予選で男子ハンドボール日本代表が審判に不利なジャッジをされて「疑惑のホイッスル」が話題になっていた頃なので、「疑惑のチーン」と名付けた。

エースと言ってもその程度なので、本格的な討論番組では他党の政治家どころか一般視聴者に簡単に論破されて、黙ってしまい「番組のセット化」してしまう「ポンコツ」ばかりだっだ。

国会でもバラエティー番組の制作者のノリで与党を攻撃した。マスコミと一緒になって発言に変化があれば「ブレた、ブレた」と騒ぎたて、原稿を読み間違えると漢字テストを持ち出す姿は、再燃化している子供のイジメと同じ光景だった。

まやかしの英雄は09年の選挙で政権に就いたのだが、その言動はブレるどころかウソの吐き通し。藤井のジジィに到っては「政権公約は野党時代に作ったモノ。与党になれば守れなくて当然だ」と開き直る始末だ。

福島原発の事故を受けて日本中の原発を停止させたスッカラ菅も国を思っての行動ではなく、首相のイスにしがみつくための口実だった。男のクセにビィビィ泣いた海江田の姿を見れば判る。正しく言えばスッカラ菅にそこまでの知恵は無い。恐らく権力欲の塊のノブコの差し金だったろう。

野ダメも本気で原発を無くそうなどと思っていない。せいぜい「情報握り潰しなどの責任を負わされたたらヤバイ」と考えた担当大臣のスィーネ・枝野位だろう。

しかし各原発を再稼動させれば、タダでさえ横浜DeNAの勝率よりも低い支持率がまた下がり、下手をすればエレクトリカル・サイレント(=脳死)となる。次の代表選挙を狙う細野(=路チュー1号)は考えたのだろう。「そうだ。民主党がヒーローになれたアングルとギミック満載の討論会をやれば良い」

その地域に推進論者がいなければ、他所からでも電力会社からでも引っ張って来い!

こうして討論会が始まったが、参加者は民主党ほどマヌケでは無かった。

参加者から「ヤラセじゃないか!」と詰め寄られて「ヤラセじゃありません!抽選です」を壊れたテープレコーダのように繰り返す路チュー1号の姿はまるで「一部に行き過ぎた演出はあったが、報道内容は真実」を繰り返したテレビの中の人達と同じだった。

 

 

 


民主党首相の伝統とブーメラン

2012-07-15 08:31:17 | 爆笑!第3弾!!野田メだコリャ~政権

尖閣国有化 首相“言うだけ” 議論なし、都に接触なし、自民の離島法案無視(産経新聞) - goo ニュース

野田佳彦首相が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化方針を打ち出して以降、政府・民主党には購入に向けた具体的な動きはほとんどない。尖閣をはじめ安全保障にとって重要な国境離島をどう保全していくかの議論を始める気配もない。7日の国有化方針表明後、領有権を主張する中国は挑発行為を繰り返しているのに対し、外務省は11日の日中外相会談で玄葉光一郎外相が国有化に言及しなかったと説明した。首相の本気度に疑問符が付いている。(千葉倫之)
「都が買った方がいい」
「国に13回も上陸申請してきたが認められなかった。国有化しても上陸は認めず、避難港や灯台の設置もしないだろう。東京都が買った方がいい」
尖閣諸島が属する石垣市の中山義隆市長は14日、「日本を創新する会」(会長・上田清司埼玉県知事)が都内で開いたフォーラムでこう述べ、政府への不信感をあらわにした。
首相の側近である長浜博行官房副長官らは石原慎太郎東京都知事と6日に会談して国有化方針を伝達。7日の報道で表面化すると、首相はすぐさま「所有者と連絡を取りながら総合的に検討している」と明言した。
関係者によると、石原氏が4月に都の尖閣購入方針を表明してから、長浜氏は尖閣の地権者の男性と数回接触したものの、条件面を含めた具体的な交渉には入れていない。石原氏は男性から「国は相手にしない」との電話を受けたことを明かしている。国有化には都との調整も不可欠だが、実務者レベルでも「特に都と接触はしていない」(官邸関係者)ありさまだ。
丹羽氏一時帰国も更迭拒否
国有化のための法整備も急務だ。自民党は6月、国境離島を国が管理する姿勢を明確にするため、灯台や護岸の設置や巡回など日本の主権を明示するための方策を明記した「無人国境離島管理法案」を参院に提出した。同法案は、民間所有の場合は国が買い取りや借り上げを行えることを認め、収用手続きも定めている。
消費税増税では自民党の協力を得ている政府・民主党は、離島管理法案には冷淡だ。藤村修官房長官は13日の記者会見で「法案が提出されていることは承知している」と述べただけ。自民党は、都の尖閣購入計画に反対する見解を示した丹羽宇一郎駐中国大使の更迭を求めたが首相はかたくなに拒んでいる。玄葉光一郎外相は丹羽氏を15日に一時帰国させ、中国情勢について報告を聞くが、速やかに北京に帰任させる方針だ。
国有化方針の表明後、中国は漁業監視船を尖閣に派遣した。中国共産党機関紙、人民日報が13日付で武力衝突の可能性を示唆するコラムを掲載するなど挑発はエスカレートしている。裏付けを欠く国有化の表明は、中国に付け入る隙を与えている。
「海洋権益の確保、離島の保全、海洋安全の確保など課題は山積している。国をあげてこれら諸課題に取り組む」。首相が16日の「海の日」を前に発表した談話は言葉が上滑りしている。

サギヤマ→スッカラ菅→野ダメと続く民主党の首相には伝統がある。

「その場しのぎ」「場当たり」「言うだけ番長」「ヤルヤル詐欺」などなど…

これらの言葉は野党時代の民主党が自公政権に対して使って来た言葉だ。ここでも『ブーメラン』の悲しい宿命から逃れられない。

去年の今頃は『マイン・セクレターリ』を目指した仙谷がコクピットから引きずり降ろされ、スッカラ菅は制御不能の暴走状態に入っていて(権力欲の権化だったノブコが操縦していたと言う情報もあるが…)目はウツロでキョドっていた。

今の野ダメは?と言うと、(スィーネ)エダーノと同じく激太りのようだ。