担任「やりすぎんなよ」 大津自殺、暴力見た生徒が証言(朝日新聞) - goo ニュース
大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が昨年10月に自殺した問題で、同じ学年だった複数の生徒が、教師がいじめたとされる生徒の暴力行為を見ても、「あんまりやんなよ」と言いながら、ほとんど止めようとしなかった、という趣旨の証言を生徒の家族にしていたことがわかった。
生徒らは昨年12月、家族に直接証言した。それによると、担任教師の名前を挙げ、いじめたとされる生徒2人が亡くなった生徒に暴力をふるっているのに、「隣にいたが止めなかった。笑ってた。『やりすぎんなよ』って」と話した。ほかの生徒も同様の証言をし、「周りにほかの教師もいた」と話す生徒もいた。
生徒の両親が市と3人の同級生らを相手取った訴訟では、こうした教師らの一連の行為について、原告・被告双方が異なる主張をしている。原告側は訴状で担任教師が「プロレス技を仕掛けられ、半泣きになっている生徒を見かけ、『あまりやりすぎるなよ』と声をかけた」と指摘し、「いじめを何度も目撃しながら、漫然と見逃してきた」と主張。市は答弁書で、教師が「あまりやりすぎるなよ」と声をかけた部分を認め、行為をやめさせる趣旨だと主張している。
まず自ら命を絶った男子生徒のご冥福をお祈りします。
このニュースは多くのワイドショーでトップ扱いだった。学校や教育委員会の対応に対して、司会者や自称:知識人のコメンテータらは怒りに任せて罵詈雑言を浴びせていた。
言動に対する認識の違いは捉え方の問題だ。被告側が話をすり替えている可能性も高いが、同じ様な手はニュースショーやワイドショーでヤラセや捏造問題が発覚すると何度も繰り返されている。
「過剰な演出や行き過ぎた表現があり、視聴者に誤解を与えた事は反省するが、内容は事実(真実)」決まり文句の言い訳だ。
学校と大津市教委、東電など他所の組織を「隠蔽体質」と糾弾しているが、隠蔽体質が一番問題なのはマスコミだ。
この事件を受けて橋下や大津市長が涙ぐむシーンが何度も放送されて、ワイドショーやニュースショーでは自殺した生徒への同情のコメントばかりだが、「自殺はいけない事」は聞こえてこない。その上辺だけの『優しさ』が次の悲劇を生んでいく気がしてならない。
自治体の教育委員会が教職員で構成されているのが問題だ。その教職員で組織される某労働組合がバックに付いている某与党の幹事長がいる。先日の消費増税を巡る造反問題でウヤムヤで大甘処分しか出来なかった事を見れば明らかだ。