中３「国に見放されたかと…」シンポで苦言(読売新聞) - goo ニュース
日本教職員組合（日教組）の教育研究全国集会（教研集会）で２９日、震災と子どもの権利をテーマにした「子どもシンポジウム」が開かれた。全国初の防災教育を専門とする環境防災科のある兵庫県立舞子高校の諏訪清二教諭が「大災害と子どもたちの支援」と題して講演後、中学生から大学生まで７人が震災について意見交換し、約３５０人が耳を傾けた。
パネリストの一人で、福島県南相馬市から新潟県新発田市に避難している中学３年の小林慧君（１５）は、福島第一原発事故直後の政府の対応について「どっちに避難したらいいのか、すぐに言ってほしかった。国に見放されたかと思った」と苦言を呈した。ただ、「地震から生き延びられ、毎日幸せ。一日一日を大切に過ごしています」と話した。
日教組。輿石・山岡の山梨ラインを形成する連合に並ぶ民主党の支持団体。本来なら震災と原発事故発生時の政府、民主党の対応をスタンディングオベーションで褒め称えなければならない団体のハズなのだが、そこでも批判された。国と言う表現でオブラートされているが、スッカラ管内閣は子供の目線で「政府が避難者を見放した」と取られても仕方の無い醜態を晒していた。
自身の面子と保身だけに執着したスッカラ管は原発事故発覚後、屋内退避の指示を出しただけ。結果として区域内の住民は国に兵糧攻めにされた。さらにSPEEDIの拡散情報を首相官邸は握りつぶし同心円内の一括避難をさせた結果、無用な被ばくをした避難住民が何人に上ったのだろうか？拡散情報を全て握りつぶしたのなら結果は間違っていたが情報統制と言えるが、アメリカからの要請でアメリカには開示していた事が発覚している。民主党にとっては国民よりホワイトハウスが大事なのだ。普天間問題で怒りを買ったオバマやクリントンが怖かったのだ。首都圏での計画停電実施や自衛隊の10万人動員、原発へのヘリ放水で枝野がエラソーにマスコミ発表していた頃、原発周辺には避難したくてもできない住民が多数取り残されていた。全く動かない政府にシビレを切らした自治体や野党議員が奔走して何とか避難を完了させたが、民主党は現地に対策本部すら設置しなかった。
あれから10ヶ月が経った。野ダメ政権になり、消費増税の口実がミエミエの「原発事故終息宣言」が出たが、寒波によって冷却水の漏れが報告されている。復興の遅れで震災被災地では失業者はまだ多く残っている。日教組の集会に民主党国会議員は何人いたのだろうか？野ダメ首相は消費増税や年金改革をやりたいのなら、まず被災地の子供達を国会に招聘して、彼らの言葉に耳を傾けるべきだ。民主党が衆院選で国の宝としたハズの子供が国、政府に見放されたと思っているのだ。彼らの声を真摯に受け止めるのなら、野ダメ首相は増税や年金改革の前に政府の震災対応の検証を徹底的に行なうべきで、当時の閣僚を全員証人喚問すべきだ。