ガイド「不安感じていた」=入山時の様子語る―日テレ記者死亡(時事通信) - goo ニュース
「報道」の腕章を付け、「国民の知る権利」をタテに「イイ絵」を撮るためなら取材対象の人権など一切無視する割りに権力や威圧に弱い。これが今のマスコミのイメージだ。
救難ヘリの墜落現場に向かった記者とカメラマンが遺体で発見された。これだけならば三重遭難死亡事故なのだが…。
そもそも滑落した女性を救助するのに地上からでは入れないから救難ヘリが出動した。そこで墜落したのだから現場へ向かうのは困難な場所だ。その現場へどこかの公園にウォーキングにでも行くかのようなジャージにTシャツと言う軽装で行こうとした。同行ガイドはその服装や歩行姿と悪天候の予想から入山を中止して引き返したが、2人はガイドに「尾根に行く」と告げて、入山して遭難した。
日テレは「充分な準備をしたのだが不幸な事故だった」と会見したが、同行ガイドは会見で「天候と服装、装備を見て中止を決断した」と証言していた。
今朝のワイドショーで日テレはガイドの証言のうち「服装や歩き方」をカットして放送していた。一番鋭く突っ込んでいたのはフジで「バンキシャの取材だった」の証言も放送していた。日テレは「充分な準備」と強調していたが、山のプロであるガイドが「甘いから中止した」と判断した。さらに「放送日に間に合わせるために強行ルートを取ろうとしていたのでは」の疑問も出た。
一方、事故現場が険しい地形である事から地元警察は現地への取材の自粛をマスコミに要請していた。しかし「バンキシャ」は「NHKが現場の絵を撮影しているから」の理由でこの取材を強行したとの証言もあった。
結果論だがNHKクルーは遭難していない。充分な装備や計画があったか、山に強いスタッフが入山したのだろう。
事故ではなく事件と言えるのだが、メディア側の編集ひとつで印象が変えられる。イイ見本の気がする。
そういえばSパモニのT越さんが「不幸な事故だ」と言っていたけど、総統のゲッペルスを諦めて、バンキシャに雇ってもらうつもりだろうか?
地に堕ちたなぁ…このオジサンも
「装備が不十分で不安感じていた」―。埼玉県秩父市の山中で日本テレビ社員2人が死亡した事故で、ガイドを務めた日本山岳協会の水野隆信さん(33)は1日夜、同市内で取材に応じ、2人の入山の様子を説明した。
水野さんによると、入山する前、北さんの上着が半袖シャツ1枚だったため、事故現場へ行くには不安を感じたという。しかし、「報道の仕事という立場上、何の理由もなく反対はできなかった」と登山を開始。早めに沢の冷たさを感じさせ、引き返そうとしたという。午前8時ごろに沢を下り、15分ほど撮影やインタビューを受けた後、水野さんは「水も冷たいし、天候も怪しい」と引き返すことを提案。2人とも承諾し引き返したという。
水野さんは国道140号沿いにある入山口に戻る途中、2人から尾根に行くため再び入山したいと聞かされたが、3人でいったん入山口まで戻った。水野さんは沢登りの技術は劣るが、尾根なら心配ないと思い、「午後2時ごろまでに安全な場所に戻るのが山のルール。気をつけてください」と入山口から送り出して別れたという。
2人がその後死亡したことについて、水野さんは「何とも言えない。止めたほうが良かったのかもしれないが」と神妙な表情で語った。