MiddleDayTripperの徒然記

気ままな中年オヤジの独り言

首相を擁護する民主党議員の言い訳は昔、何処かでで聞いたようなフレーズだった

2010-05-05 16:51:37 | 永田町のおバカさん

首相沖縄訪問 遅すぎた方針転換と説得工作(読売新聞) - goo ニュース

連休最終日。と言っても今日も仕事だった。

昼食を取りながらテレビを見ていた。今日はワイドショーが見物だと思い新聞のラテ欄を見るとテレ朝に民主党の川内議員が出演するとあったので見ていた。川内議員と言えば徳之島移設反対の立場の議員だ。

県外移設断念に至る経緯を「自分の不勉強」と言った首相の発言に対し、どんな釈明をするのか?と思っていたら…

「総理は当初、政治主導で国外移設が十分に可能だと判断していたが、外務省や防衛省の官僚の策謀で首相はできないと判断されたのだ」と言い始めた。
この言葉には司会のアナウンサーを半分笑いながら反応していた。それを見ぬフリで川内議員はさらに言葉を続ける。「アメリカとの協議で海兵隊は最終的にはグアムやハワイに展開させる、と書いてある。したがって期限など設けずに地道に協議していけば良い」…自分も食べていたチャーハンを吹きこぼしそうになった。

ムチャクチャな理論だ。

首相は官僚の策謀にハマった。という事は「脱・官僚」を掲げておきながら、未だにできていない事を認めた事になる。期限の無い国外移設に逆戻りで普天間基地の危険性の除去もどこかに飛んでしまった。

扇動、策謀…民主党は都合が悪くなるとこの言葉を出す。デコイ(=オトリ)に使えると思っているのだろうか?今回も官僚の策謀だと言う。本当に官僚が悪の権化ならば民主党は今すぐにでも自党の官僚出身議員を辞職させるべきだ。

この理論を民主党全体で展開して政府を擁護して行くのだろうか?

ところで「策謀」と言う言葉で連想する事がある。

十数年前、首相が与党議員で財務大臣が厚生大臣だった頃に話題になった某宗教団体。及ぶまでに幹部がテレビ出演をしては「警察の策略だ」と言い続けて、地下鉄で無差別テロを行なった。

北の将軍様のお国も同じだ。チマチョゴリ姿の女性が「陰謀」を連呼している。(ところで日本は何回宣戦布告されたんだろうか?)

首相や幹事長を守る度に同じ言葉を使う民主党が彼らと同じに見えてくる。

鳩山首相がようやく、昨年9月の就任以来初めて沖縄県を訪れた。
米軍普天間飛行場の移設問題の期限が今月末に迫る中、具体的な移設案を明示することさえできなかった。「県内移設」への方針転換が遅すぎたため、地元への説得工作は一段と困難な状況にある。
鳩山首相は沖縄県の仲井真弘多知事との会談で、移設先について「すべて県外というのは難しい。沖縄に負担をお願いしなければならない」と語った。普天間飛行場の機能の一部は沖縄県内に残すとの考えを示したものだ。
政府は、沖縄県名護市の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を埋め立てる現行計画を杭打ち桟橋方式に変更する案と、鹿児島県・徳之島へのヘリ部隊の移転を組み合わせる方向で調整している。
だが、米側は、他の海兵隊部隊の駐留する沖縄から遠い徳之島への移転に難色を示す。杭打ち桟橋方式にも安全面などの理由から同意するかどうかは不透明だ。
首相が今回、具体的な移設先に言及しなかったのは、こうした事情があるようだ。
本気で5月末の問題決着を考えていたのなら、もっと早期に具体案を示し、地元との調整に入るべきだった。もはやアリバイ作りのように地元の首長らと顔合わせをしている段階ではない。
ここに至る政府の迷走ぶりは目を覆うばかりだ。
国外移転を主張する社民党の顔を立ててグアムなどを視察し、貴重な時間を浪費する。過去に否定されたシュワブ陸上部案やホワイトビーチ沖合案が浮上しては消える。杭打ち桟橋方式も、14年前にも検討されたことがある。
長年の検討作業の成果・蓄積を何ら活用せず、政治家がにわか勉強でまとめた移設案を無定見に打ち出し、その度に、移設先の地元を振り回した。「政治主導」の悪弊の典型と言えよう。
無論、最も罪が重いのは鳩山首相である。「最低でも県外移設」と沖縄県民の期待をあおり、今になって「抑止力の観点から県外移設は難しい」と言うのでは、沖縄県側が反発するのは当然だ。
もっと早く安全保障の観点から県内移設を目指す方針に転換し、沖縄県民に謝るのが筋だった。
現行計画を否定しているのもおかしい。首相は最近、埋め立てを「自然への 冒涜」と言い出した。本当にそう考えるなら、最初にそう言うべきだろう。単に自らのメンツを守るため、現行計画の修正を図っているとしか見えない。

 


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