MiddleDayTripperの徒然記

気ままな中年オヤジの独り言

出来杉クンになり損ねて最悪のブーメランを食らう

2012-08-16 17:16:19 | 永田町のおバカさん

日本でナショナリストの影響力が拡大―領土問題受け(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版) - goo ニュース

ブーメランはオーストラリアの先住民アボリジニの武器。投げると回転しながら手元に返ってくるものが有名で、日本では70年代に子供の玩具として大流行した。『手元に返ってくるブーメラン』が認知されると様々な現象をブーメラン現象やブーメラン効果と言った。特に政治においては民主党のマヌケぶりを象徴する言葉になった。

野党時代の民主党は政府・与党に対して年金や政治資金、閣僚の発言などを追求すると、同様の問題を抱える議員が身内にいる事が発覚して墓穴を掘ってきた。年金未納問題でスッカラ菅が「未納三兄弟」と攻撃していたら自身の未納期間が発覚して代表を辞任。後任の岡田は小泉首相(当時)の年金未納を問題として追求したが、自身が公務員時代に実家の家業(イオングループ)の取締役を兼業していた事を報告していなかった事が発覚。年金問題は時代によって年金法が変わっており未納期間があっても法的に問題無かった場合が多かったが、岡田の場合は明確な公務員法違反だった。さらに福田官房長官の年金未納問題を追及したら、小沢に同様の年金未納だけでなく政治資金問題が発覚した。柳沢厚労相の問題発言(子供は産む機械)を小宮山が追求していたが、スッカラ菅が名古屋の街頭演説で「子供の生産性が低い」と発言していた事が発覚したのは最大のお笑いネタだった。

このマヌケ集団が政権を取って3ヶ月後の09年12月にガンヤマ首相(元鳩山)の秘書に政治資金疑惑が浮上。野党時代に「秘書の罪は政治家の罪」と豪語していたのだが、秘書に全部おっ被せて逃げた。その後小沢の政治資金疑惑で元秘書らが逮捕され、ガンヤマにも脱税疑惑が浮上した。相次ぐスキャンダルと自身の問題発言で支持率は急降下。疑惑の目を逸らすのと支持率回復を狙ってガンヤマは「普天間基地は最低でも県外移設」と言い出した。目論見どおりに支持率は回復したものの、ホワイトハウスとの交渉は進展しなかった…と言うより相手にされなかった。首脳会議で廊下ですれ違ったオバマにすがり付いて懇願したものの、逆に「やれんのか?!」とスゴまれてジ・エンド。ガンヤマは辞任した。

ところで日米関係はアメリカ=ジャイアン、日本=スネオと揶揄されてきた。在日米軍への『思いやり予算』がその典型だが、バックにジャイアンがいるので周辺国は黙認していた。だが民主党は政権を取ると出来杉クンになろうとした。普天間基地移設問題でジャイアンに逆らい出来杉クンになろうとしたが無能だった。スネオに戻れなかったどころか、のび太になってしまった。「何とかしてよ~」と泣きつけるドラエモンもいないのび太でジャイアンも出てこない、となれば周りがチョッカイを出してくる。まずは中国漁船による尖閣諸島への不法入国だ。民主党の無能ぶりを象徴するスッカラ菅首相を操縦するセンゴクは「中国はジャイアンよりヤバイ」とビビリ中国の言いなりになった。

普天間・尖閣のWパンチで「日本はのび太以下だ」と悟ったロシアと韓国もそれまでタブーとされてきた事をやった。

韓国のイ・ミョンバク大統領が竹島を訪問した背景はガンヤマの事情と同じだ。政策の失敗だけでなく親族の相次ぐ逮捕で支持率が低迷したままで再選は望めない。何とか支持率を上げたいと外に敵を探したら、のび太以下の日本がいただけだ。

野ダメ(ドゼウモン)になると、スネオに戻ろうとジャイアンにゴマすりを始めたが、その姿は彼らが自民党を「アメリカの犬」と批判して来た時よりもヒドく、オバマのクツとケツを必死にナメている。

両国の対日感情は小泉首相が靖国神社に参拝した時以上に悪化している。連日、反日デモが繰り返されたが小泉は無視を通した。後任の安倍は首相就任直後に両国を訪問した。もっとも中国はどうだか知らないが、韓国に関しては片手で握手をしながら、もう片手でノ・ムヒョン大統領にナイフを突きつけていたのだが。

ガンヤマとセンゴクの放ったブーメランが日本に戻って来ている。このままマヌケ政権が続けば、日本は尖閣、竹島、北方四島だけでなく、沖縄、対馬、北海道を失うだろう。

 

 


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