MiddleDayTripperの徒然記

気ままな中年オヤジの独り言

フルタチった挙句に、またイエロー

2009-03-30 22:44:31 | Weblog

「報ステ」に重大な倫理違反=放送人権委(時事通信) - goo ニュース

サッカーはイエローカード(警告累積)でレッドカードとなり、出場停止となるルールがあるが、BPOはレッドカードの権限は無いし、累積による出場(放送又は出演)停止もない。それを良い事にテレビはBPOの警告が出る度に、「真摯に対応します」と通り一遍の詫びを入れるだけ。まさに「反省だけならサルでもできる」である。

その一方で、政治家や事件や事故の当事者の発言には耳をすませる。彼らの意思を伝えるためでは無い。「言葉狩り」の餌食にするためだ。

この古館は典型的な人物だ。事件や事故のニュースの度に知ったかぶりの態度で、コメントを発するが、公平な視点では無い。勧善懲悪や判官贔屓という色眼鏡で見ているばかりか、「対岸の火事は大きいほうがイイ」とばかりに誇張する。

内部告発をウラも取らずに報道したが、ガセネタだった事が判明し、トップが詰腹を切らされた局もあった。

4月改編で民放はバラエティや帯ドラマ番組が減り、報道やドキュメンタリー番組がさらに増加した。プライムエンドでの民放同士の視聴率争いに敗北し、何をトチ狂ったのか、プライムのNHKに挑む局もあるが、勝算はあるのだろうか?ニュースは出来事をありのままに伝え、わかりにくい部分だけ補足する事が重要で、キャスターや司会者=番組制作者のくだらない感想などどうでも良い事に気づかない限り、信用を失うだけだ。

空調がガンガンに効いたスタジオで地球温暖化を批判しても、出演者が億単位を稼いでいるのに「我々国民は」と政府を批判しても、コントにしか見えてこない。

民放ニュースが信頼を回復するためには、古館をはじめとする高額キャスターがテレビから消え、ニュース番組を30分以下にするしか無いと思うが…。

NHKと民放でつくる第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の「放送と人権等権利に関する委員会」(放送人権委)は30日、徳島県の土地改良区横領事件を伝えた2008年7月のテレビ朝日系「報道ステーション」の報道について、野中広務・全国土地改良事業団体連合会(全土連)会長の名誉を棄損しかねない重大な放送倫理違反があったと認定する決定を公表した。

同ニュースでは参院議員の集会での野中氏の映像などを放送。決定は「放送内容全体から受ける印象において、一部の視聴者にあたかも申立人(野中氏)が政治力で膨大かつ不要ともいえる事業を持ってきたという認識を生じさせた」とし、「全土連の政治力を印象づけることが目的だとしても極めて安易、短絡的」と批判。

さらにキャスターがニュースの最後に「(補助金が)じゃぶじゃぶ使われているきらいがある」と発言した点について「放送当時の裏付け取材の範囲を超え、断定的に、視聴者にすべての補助金が適正に使用されていないのではないかとの認識を与えかねない不適切な表現」とした。

同委は野中氏の申し立てを受け審理していた。

テレビ朝日の話 委員会の勧告を真摯に受け止め、放送倫理や人権に十分配慮をしていく。


映画でウラミ、晴らします…

2009-03-30 18:10:38 | 閑話休題

こっちを映画にすべきだった?!

でも書いたが、昨日「相棒~劇場版」が地上波放送された。オープニングやエンディングに少し手を加えての放送だった。

連続猟奇殺人事件が発生する。そこには謎のアルファベットと数字が残されていた。特命係の右京と薫も捜査に加わり、「処刑サイト」を発見する。犯人に海外でボランティア活動をしていて、現地ゲリラに拉致され、射殺された青年の友人が浮かぶ。それまではドラマと変わらない推理ゲームが展開されていたが、そこから場面は一気に「東京ビッグシティマラソン」になる。何万人の参加者と見物人の中から犯人と爆弾を探すアクションになる。2人は犯人のアジトを突き止めるが、服毒自殺をしており時限爆弾が…。

だが真犯人は別にいた。ゲリラに殺害された青年の父親の大学教授だった。当時の外務省は退去勧告後に拉致、殺害されたと発表。「自己責任論」で教授や家族は世間の批判に晒されていたが、実は拉致されたのは退去勧告前だった。この事実を世間に公表するため、青年を批判した人物に復讐するための犯行だった。

ストーリーは前半はよくできており、「相棒」らしかったが、後半のクライマックスは明らかにフジの「踊る~レインボーブリッジを封鎖せよ」を意識していた。この繋ぎが稚拙で一瞬目を離したら「???」となってしまう。そこで薫が探す「手がかり」の箱が「ぷっすま」の宝箱と同じなのはご愛嬌か?

ラストは「自己責任論への警鐘」のつもりだったのだろうが、無意味な写真の焼却シーンや強引な女性議員による内部告発…。アイドル主演の青春ドラマでもこんな強引なオチは無いぞ…と思える程ダメだった。

犯行動機となった事件は、「イラク3バカ事件」なのだろう。

イラクでボランティア活動をしていた日本人3人がゲリラに誘拐された。当時の小泉政権はサマワに陸自を、クウェートに空自を派遣していた事もあり、マスコミは一斉に批判を始めた。被害者家族が外務省職員に激高しながら詰め寄るシーン等が象徴的な映像として、何度も流された。テレ朝では人気番組だった「ニュースステーション」の後を受けて「報道ステーション」がスタートした直後だった事もあり、このニュースで古館は所謂フルタチまくっていた。

それがネットでも話題になっていた。「なぜ被害者家族に『お騒がせして申し訳ありません』の言葉が無いのか?」「なぜ会見がアノ場所なのか?」…マスコミとは違う色々な情報が飛び交った。それらの疑問に「家族は元過激派だ」「渡航自粛勧告を無視して出発している」等の情報が返され、写真もネットに流された。被害者3人が米軍の戦車の前での記念写真や、使用済みの対戦車ロケット砲を持ってのスナップだった。政府からも自己責任論が出始め、週末の世論調査では事件発生直後の政権批判は激減し、被害者の行動に対する批判が集中した。

この世論を受け、民放のこの事件に対する態度が一変した。中でも一番過激だった「報道ステーション」は古館が苦し紛れに「最近の若い人は正しいと思った事は何があってもやり遂げろと言われて育っている」とコメントして、ネットでさらに叩かれていた。

テレ朝は人気ドラマの映画化で、このウラミを晴らしたかったのだろうか?


アレだけ批判していたテレビのバカ騒ぎが始まった

2009-03-30 16:54:22 | TVの中のオバカさん

「高速1000円」スムーズ発進 渋滞、午前で緩和(神戸新聞) - goo ニュース

いよいよ「土日休日乗り放題1000円」が始まった。

最初の土日は大きなトラブルは無かったみたいだが、交通量は多かったようだ。

麻生さんが景気対策としてこのプランを公表した時、ニュースやワイドショーは全て批判的で、麻生さんをコキ降ろしていた。民主党も便乗して「我々が政権を取ったら無料化ですよ」とPRに必死だったが、先週辺りから、民放ニュース番組ではSAグルメや少し遠い場所の観光スポットの紹介等を始め、今日は予想通りの密着レポートのバカ騒ぎが始まった。

ところで、ウチの近所に民主党を支持している家がある。仇敵自民党の経済政策だから、「絶対にETCは付けない!」と意気込んでいるのかと思っていたが、しっかり「1000円乗り放題」で長距離ドライブに出かけていた。

どうせ密着レポートをやるのなら、「民主党○○議員一家に密着」の方が絶対面白そうなのだが…。

今日は「一時給付金の振込手続書類」を出しに郵便局に行って来たが、やっぱり手渡しの方が面白そうだ。コレに反対している党の議員や後援会の連中とその家族が窓口に来たら、突撃取材もできる。

地方圏の高速道路で土日祝日(休日)の通行料金を「上限千円」とする大幅値下げが二十八日、全国規模で本格的に始まり、早速、遠方に出掛ける人たちの利用が目立った。早朝の時間帯を中心に、一部でゴールデンウイーク並みの混雑を記録したが、昼前までに渋滞は徐々に緩和。スムーズな“発進”となった。

西日本高速道路会社によると、同日午前零時-九時の交通量は、中国自動車道の宝塚-西宮山口(上下計)が前年同期比約9%増の三万九千四百台。山陽自動車道の山陽姫路西-龍野(同)が25%増の一万七千九百台となった。

中国道下り宝塚東トンネル付近では、午前八-九時ごろ、前年同期より約五キロ長い十八キロの渋滞。下り赤松パーキングエリアは一時、小型車約百三十台を収容する駐車場がほぼ満杯となった。

今回の値下げ対象外の阪神高速神戸線でも午前八時半ごろ、下りの西宮-京橋付近で、ゴールデンウイーク並みの十六キロ渋滞。同高速によると、淡路島・四国方面に向かう観光客らが増えたためとみられる。

午前九時以降はおおむね各高速道路とも、車の流れが落ち着きだした。

山陽道の龍野西サービスエリアでは、おにぎりなどの商品を二倍仕入れたといい、従業員は「この調子だと一割増くらいに収まりそう。ちょっと寂しい」と話していた。

割引は、自動料金収受システム(ETC)搭載車が対象で、二〇一一年三月末まで実施される予定。大都市圏(首都、阪神高速と周辺の一部区間)などは対象外で、別料金が必要となる。