「報ステ」に重大な倫理違反=放送人権委(時事通信) - goo ニュース
サッカーはイエローカード(警告累積)でレッドカードとなり、出場停止となるルールがあるが、BPOはレッドカードの権限は無いし、累積による出場(放送又は出演)停止もない。それを良い事にテレビはBPOの警告が出る度に、「真摯に対応します」と通り一遍の詫びを入れるだけ。まさに「反省だけならサルでもできる」である。
その一方で、政治家や事件や事故の当事者の発言には耳をすませる。彼らの意思を伝えるためでは無い。「言葉狩り」の餌食にするためだ。
この古館は典型的な人物だ。事件や事故のニュースの度に知ったかぶりの態度で、コメントを発するが、公平な視点では無い。勧善懲悪や判官贔屓という色眼鏡で見ているばかりか、「対岸の火事は大きいほうがイイ」とばかりに誇張する。
内部告発をウラも取らずに報道したが、ガセネタだった事が判明し、トップが詰腹を切らされた局もあった。
4月改編で民放はバラエティや帯ドラマ番組が減り、報道やドキュメンタリー番組がさらに増加した。プライムエンドでの民放同士の視聴率争いに敗北し、何をトチ狂ったのか、プライムのNHKに挑む局もあるが、勝算はあるのだろうか?ニュースは出来事をありのままに伝え、わかりにくい部分だけ補足する事が重要で、キャスターや司会者=番組制作者のくだらない感想などどうでも良い事に気づかない限り、信用を失うだけだ。
空調がガンガンに効いたスタジオで地球温暖化を批判しても、出演者が億単位を稼いでいるのに「我々国民は」と政府を批判しても、コントにしか見えてこない。
民放ニュースが信頼を回復するためには、古館をはじめとする高額キャスターがテレビから消え、ニュース番組を30分以下にするしか無いと思うが…。
NHKと民放でつくる第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の「放送と人権等権利に関する委員会」(放送人権委)は30日、徳島県の土地改良区横領事件を伝えた2008年7月のテレビ朝日系「報道ステーション」の報道について、野中広務・全国土地改良事業団体連合会(全土連)会長の名誉を棄損しかねない重大な放送倫理違反があったと認定する決定を公表した。
同ニュースでは参院議員の集会での野中氏の映像などを放送。決定は「放送内容全体から受ける印象において、一部の視聴者にあたかも申立人(野中氏)が政治力で膨大かつ不要ともいえる事業を持ってきたという認識を生じさせた」とし、「全土連の政治力を印象づけることが目的だとしても極めて安易、短絡的」と批判。
さらにキャスターがニュースの最後に「(補助金が)じゃぶじゃぶ使われているきらいがある」と発言した点について「放送当時の裏付け取材の範囲を超え、断定的に、視聴者にすべての補助金が適正に使用されていないのではないかとの認識を与えかねない不適切な表現」とした。
同委は野中氏の申し立てを受け審理していた。
テレビ朝日の話 委員会の勧告を真摯に受け止め、放送倫理や人権に十分配慮をしていく。