MiddleDayTripperの徒然記

気ままな中年オヤジの独り言

和了寸前で引きずりおろされた総統

2009-03-12 09:44:59 | 永田町のおバカさん

「済州島を買っちまえ」?=民主・小沢氏発言、前連合会長が明かす(時事通信) - goo ニュース

この発言や「拉致問題はカネで解決」、「在日米軍は第7艦隊だけでイイ」

低迷する自民・麻生内閣で「首相のイスなど放っておいても座れる」と言う雰囲気になっていたのだろう。「外交・防衛オンチ」というより「私は選挙屋で政治家では無く、政治屋ですらない」とボロを出す発言が相次いだのだろう。

小泉政権への反動でマスコミは歴代政権への判官贔屓的なバッシング報道を繰り返していた。

安倍政権下で行われた参院選で自民党が惨敗した原因は、言葉狩りとも思える大臣発言への批判と故・松岡氏のカネに絡むスキャンダルだった。

安倍・福田政権の頃や渡辺議員の自民党離党騒動で紹介されていた「父親の時代」を中心とした過去の政治を紹介する際は典型的だった。 細川・羽田政権が頓挫した原因に触れる事は無かったし、「ロッキード事件」「リクルート事件」「佐川急便事件」と続いた「政治とカネ問題」でもその中心に金丸・竹下氏が居た事は報じても小沢が居た事に触れる事も無かった。

これが彼を慢心させたのでは無いだろうか?

現政権批判に没頭するマスコミは小沢を神輿に乗せ、「ワッショイ!ワッショイ!」と練り歩いていたが、彼は「選挙屋であって政治屋ではなく、ましてや政治家では無い」と言う本質を問題にしようとはしなかった。また赤貧脱却のために彼を招へいした民主党も、右派左派、改革保守とバラバラのままでもその毒で麻痺していた。

「小沢=豪腕」のイメージは自民党時代に実弾300億をかき集めたから来ているが、その豪腕は独断に走り、細川・羽田政権の破綻や新進党の分裂、自由党の分裂の失敗を引き起こしている。自分が小沢の事を「総統」と言うのはここから来ている。

一連の発言はその独断から来ている。この発言で喜ぶのは中国と北朝鮮だけでアメリカや韓国は「首相になったら独裁をしかねない」と警戒するだろう。財界も同じ事でアメリカや韓国、台湾などに進出している企業にとっては危機感を抱くだろう。 

「済州島を買っちまえ」。前連合会長の笹森清氏は11日夜、都内で開かれた会合であいさつし、かつて民主党の小沢一郎代表と会った際、小沢氏からこんな話をされたと明かした。笹森氏は面談の時期には触れなかったが、韓国の国民感情を刺激する話題だけに同国の反発を招きそうだ。

笹森氏によると、面談では小沢氏が「(長崎県の)対馬のことをどう思うか」と質問。笹森氏が「わたしは対馬のことを心配している。(韓国の)ウォン経済に買い占められそうだ」と答えると、小沢氏は「今は絶好のチャンスだ。円高だから(韓国領の)済州島を買っちまえ」と語ったという。