MiddleDayTripperの徒然記

気ままな中年オヤジの独り言

本物は誰だ?!~顔を映さず音声を変えた内部告発者編

2009-03-09 23:51:49 | TVの中のオバカさん

日テレに虚偽証言、男逮捕=「小遣い稼ぎたかった」-岐阜県警(時事通信) - goo ニュース

70年代に「ほんものは誰だ?!」と言う人気クイズ番組があった。

出題はマントを羽織った3人が登場。ナレーションで「○○の日本一です」等と流れ、解答者が質問をしていき3人の中から本物を当てるクイズだった。そういえばこの番組も日テレだった。

経済や疑獄事件が起こる度にどこかの局で必ず登場する「内部関係者による内部告発」プライバシー保護として顔を映さず、音声を変えて放送しているが、このクイズ番組のように3人のうちの1人だけが本物なんじゃないだろうか?

制作者の勝手な思い込みで事件の背景や伏線を描き、それに沿った証言者が居れば、ウラを取ることも無くその証言に飛びつく。中には謝礼目当ての輩もいるだろう。そのネタがガセだったら、「どーもすいませんすぃた…」と形だけテキトーに謝っておけばイイ。監督省庁が文句を言ってきたら「報道表現の自由への妨害」と逆ギレすれば良いだけなのだ。

最後はこの騒動みたいにガセネタを持ち込んだ人間に罪を全部おっ被せて「ウチも被害者でした」でホトボリが冷めるのを待てば良い。マスコミとは実に気楽な商売だ。

日本テレビ系列の番組「真相報道バンキシャ!」が、虚偽証言に基づき岐阜県庁の裏金づくりが続いていると報道した問題で、県警捜査2課などは9日、偽計業務妨害容疑で、証言者の同県中津川市駒場、元土木建設会社役員蒲保広容疑者(58)を逮捕した。

県警によると、蒲容疑者は容疑を認めている。過去に別の報道番組に匿名で出演し、謝礼を受け取ったことがあり、「小遣いを稼ぎたかった」と話しているという。
逮捕容疑では、蒲容疑者は昨年11月中旬、中津川市内で日テレ関係者に「県の担当者から『工事をやったように見せ掛け、裏金を捻出(ねんしゅつ)してくれ』と言われた」などと証言。同23日の番組で虚偽の内容を放送させ、工事支出の一斉点検をさせるなど県の業務を妨害した疑い。

蒲容疑者は同市の元係長(44)と共謀し、架空工事の発注で市から約80万円をだまし取ったとして、今年1月に詐欺容疑で逮捕された後、起訴されていた。県警によると、同容疑者はこの手口に基づき、市を県に置き換えて虚偽の証言したという。
この問題で、岐阜県は2月19日に氏名不詳で証言者を告訴。日本テレビは今月1日の同番組で「視聴者、岐阜県と県議会にご迷惑をお掛けしました」と謝罪していた。
日本テレビ総合広報部の話 捜査中の案件なのでコメントは差し控えたい。


今度の「オレごと刈れ!」は強烈だぞ?!

2009-03-09 00:28:06 | Weblog

二階氏ら自民側も捜査へ=西松建設の違法献金事件-東京地検(時事通信) - goo ニュース

二階さんと言えば、かつての小沢代表の側近。自由党の連立離脱騒動で分裂した旧保守党から自民党に復帰した和歌山選挙区の衆院議員。

和歌山と言えば、立地条件などから交通網整備が遅れている地域でもある。08年に原油価格高騰から暫定税率をマスコミが騒ぎ出し、民主党を筆頭に野党がそれに乗ったガソリン税騒動を思い出す。マスコミは部分開通している全国の自動車道にレポーターを送り、閑散とした交通量とその建設費の巨額さだけを連日の様に批判していた。

ウチの近くにも似た様な高速道路がある。東海北陸自動車道だ。25年程前に最初に数区画が部分開通した時は交通量は少なく、「自動車学校の高速教習専用道」とか「輸入車ディーラーの高速走行体験専用道」などと叩かれた。だが名神と繋がり、対面通行ながら奥美濃地方に延伸していくと、週末には渋滞が発生するほど交通量は増加している。

民主党は「ガソリン値下隊」と称して暫定税率撤廃を国民運動に発展させようとしていた。「値下隊」メンバーが和歌山のバイパスや高速道路を視察し、「こんな所に何で要るんだ?」等と発言し、「税金の無駄遣いの象徴」としてキャンペーンを張った。

だが最初の会見でアズミ議員が「ガソリン値上隊!」と叫んでしまいお笑いネタにされ、菅さんが暫定税率賛成とする各県知事と討論したものの、「対案を出せ!」と迫られると何も反論出来ずに終わり、さらに民放の討論番組ではモナの元カレや原口、長妻と言った「自称:民主党の論戦エース」が登場したが、ゆかりタンやさつきタンに数字と経済論で全て論破されてしまい、司会者から慰められる失態を演じ、結局支持率を低下させただけで終わった。またこれが原因で和歌山を地盤とする大江康弘氏から謀反を起こされている。

「オレごと狩れ!」は官房長官時代の福田前首相がやった。「自分にも年金未納期間があった」として官房長官を辞任。これでブーメランで釈明に追われていた菅氏を代表の座から引きずり降ろし、お遍路さんをやらせるキッカケとなった。

また小池百合子氏が防衛長官時代にやり守屋事務次官を辞任に追い込んだ。

二階氏の場合は強烈だ。例えば地検の任意聴取に応じた後、「違法性は無いと信じているが、疑念を抱かせた事は事実であり、その責任を取り大臣職を辞する」或いはもっと進んで、「議員も辞職し地元有権者のミゾギを受けたい」まで言い、それでも小沢が居座れば、自民党の支持率は上昇する。

もっとも額が多いと言っても小沢の数億に比べれば、ミニカーの縮尺並みだけど…

西松建設が小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」に違法献金したとされる政治資金規正法違反事件に絡み、東京地検特捜部は7日までに、同社のダミー政治団体から献金を受けた二階俊博経済産業相ら自民党議員の政治団体についても、捜査に乗り出す方針を固めたもようだ。事件の全容解明に向け、近く担当検事を増員して捜査態勢を拡充。特捜部の捜査は与野党双方を巻き込む事態に発展する見通しとなった。

同社の2つのダミー団体は、与野党幹部らに幅広く献金。二階派の政治団体「新しい波」からは2006年までの3年間で838万円分のパーティー券を購入しており、自民党では最も多かった。会計責任者が企業献金との認識を持っていたかが焦点で、特捜部は慎重に捜査を進める。