ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

店舗の椅子作り その2

2014年01月24日 | 木工
火曜日の朝、うっすら積雪。




これは自宅の上を通っている小道。
たぶん、まだ車などがなく、人や馬が歩いていたころの古い道だと思います。
田舎なのでそんな道がまだ残っています。

予報は雪でしたが幸いにほとんど積もりませんでした。
雪かきのために早起きしたけれどその必要がなかったので、早朝散歩。






さて、匠平工房さんとの協同制作の大テーブルが終わり、また椅子の制作に戻りました。






テーブルの作業が終わったあとの夜にも椅子の加工はこつこつと進めてきました。
もうあまりにも部材の数が多く、集合写真も撮ることができません。









部品はなるべく刃物で仕上げます。
平らな面は鉋を掛けます。曲面は鉋は無理なのでサンドペーパーで磨きます。






面取りもなるべく鉋を使います。
刃物を使った方が結局早くてきれいに仕事が終わります。






組み立てはまず左右の部品から。






今回はあらかじめ決めておいた左右のペアの組み合わせを崩さず順番に組んでいきました。
これは数が多いものを組み立ててゆく上での段取りを考えのことです。
最後の方が組み終わる頃には最初に組んだものの接着剤が良く乾き、すぐに次の組み立てに入れるようにです。






組み立ての二段階目、前後の座枠、座面、背もたれを一緒に組んでいきます。





持っているクランプを総動員しても一度に9脚までしか組めません。
9脚を組み立てて、糊が乾くのを待つ間に次の分の部材を仕上げてまた組む、という工程で進めていきました。





作業の邪魔になるので、組み立てた物は工房の隅に積み上げておきます。
この写真には27脚写っています。
作っている数は44脚なのでまだあと17脚。





接着剤はPIボンドという銘柄の物を使っています。
白い主剤と茶色い架橋剤を100対15で混合して使います。
今回は思うことがあって、秤で正確に量を計って使いました。





なにしろ寒いので、湯煎してから使ってみました。
化学反応には温度が必要です。




組み立ては終わりました。残るは塗装です。



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