ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

クルミとシオジ材のキャビネット

2014年09月11日 | 木工
仕事を終えて工房の外に出たら、鹿とばったり会いました。





毎晩来ている形跡があるので、まあ珍しくはないんですが。







創造の森・上野村フェスティバルが始まります。
2014年9月13日~15日、 上野村 まほーばの森にて。



箱物家具の新作がほしくて、突貫工事で一つ作り上げました。







夏にお作りした家具が自分でも気に入りましたので、それに倣ったものです。
最近作ったばかりで工程や作業の勘どころを覚えていましたので、比較的に短時間でできたと思います。



8月12日

自己模倣と言わないで!作風です、作家性ですとも。



8月に作ったものは間口が150cm、高さが100cmありましたが、
今回のものは間口は126cm、高さは80cmでふた回りほど小さいです。
そのぶん、どんなお部屋にでも置きやすいはず。


主材はクルミですが、引出の前板はウォールナット、扉の鏡板は上野村の特産材のシオジです。
このシオジは杢のある板を二枚に割いてブックマッチに使っています。
ブックマッチとはスイカを真っ二つに切ってごろんと並べたように板を使うことを言います。
木の鏡板にしたのは、ガラスを加工してもらう時間がなかったという理由もあります。





近影。





基本的なデザイン、工程は8月に作ったものと同じなのでそちらをご覧ください。

色の違う材や杢のある板を使ったりして、少々派手な家具になっていますね。
見本として作るのだから、このくらい遊んでもいいのかなあと思いましたが、いかがでしょうか?
あまりやりすぎるのはよくないのでは、と最近は心がけているのですが、、、





そのほかに、久しぶりに木工旋盤の製品を作りました。






お盆です。クルミ材。





ナチュラルエッジボール。クルミ材。



この器は、丸太を挽いた時に、少し皮のところを厚めに挽いてもらってそれを素材に作っています。
丸太の皮をむいた表面部分の自然の形がそのまま器の縁になっているのでこの名前があります。

わかりにくいですね。
作っているときは夢中で、写真を撮るのも忘れてまして。




遠いですが、よろしければお出かけください。



9月12日のNHKでこの催事が取り上げられる予定です。

ほっとぐんま640

群馬県だけの放送のようです。