「伝えたい」から。。

相変わらず言葉の遅い長男。
「遅い」という表現が適切かどうかわからないのだけれど、
一日中、何かもにょもにょ話している、が、それが何語か不明。
単語は英語の方が多く、もにょもにょの中に、なにやら単語をおりまぜているので、
きっと自分の中では何かストーリーができあがっているんだろう。

それでもこんな調子だから、欲しいものなどは、その単語を言えばいいので、
どうにか伝えられることができるのだが、それを使って何かをしたい、とか、
少し複雑になると、伝えられず、かんしゃくを起こしたりする。

昨日も、「ぽっぽ～」と機関車トーマスのＤＶＤを見せろと要求。
が、見ているうちに、違うＤＶＤが見たくなってきて、「あっぷ～」と。
これは、「はらぺこあおむし」のこと。
途中リンゴが出てくるので、彼的には「Appleのお話」となっているらしい。

「ぽっぽ見てるでしょ？　同時にあっぷー見れないよ」と私。
少しイジワルかなぁと思いつつも、「どうしたいの？」と聞いてみた。
すると、一生懸命、「あっぷ～」を繰り返していた息子。
急に思いついたように、トーマスの画面を見ながら、両手で頭をぽんぽん叩く。
このしぐさ、実は、「ごちそうさま」のポーズなのだ。
「ごちそうさま」→「ごはんが終わり」→「このＤＶＤはおしまい」
と頭の中で連想して、私に伝えてくれたんだろう。
そして、画面に向かって「バ～イ」と手を振った。

完璧！
ちゃんと伝わってるよ。
言葉が遅い分、自分のやりたいこと、してほしいことを、
一生懸命伝えようと、考えているんだな。
なんだか、ちょっと感動…。


…と、これを書いている横で、次男がうぎゃ～うぎゃ～と泣き出した。
こっちはこっちで、「腹減った～」と全身で伝えようと頑張っているようです。