夕ご飯の時、
今朝(2006年12月26日)NHKの
「ホットモーニング」の中で
「認知症最新情報」という見出しで、
早期発見の重要性を語られていました。
私と笙子さんで見ました。
これは・・・朝の出来事。
夕食の時、
その番組の話になって・・・笙子さん曰く。
早期発見・・・というけど、
必ず奥様とご一緒で受診していうのは・・・
無理があるとのこと。
つまり・・・
私の横に笙子さんがいて・・・
100-7は・・・という問題を言われても・・・
隣にいる人(妻)に気が散ってしまい・・・
正確さをかくのではないか。
又・・・変わったことはありませんか?
と私たち二人を見ながら・・・と、
問われても・・・
「変なことがいっぱいありますの・・・」と
先生に告げることなど・・・できるものではない・・・という。
別室で・・・患者の様態を聞かれれば・・・
あらゆる出来事を話すことはできるのにと。
笙子さんは・・・
貴方の・・・
人格を損なうような言葉を使いたくない・・・
というのです。
私が・・・今、
この文章を書きながら・・・思ったことは・・・
早期発見・・・でなかった
時代の残渣を引きずっているのではないか・・・
ということです。
早期発見・・・という折角の機会を・・・
大切な「一期一会」とお考えになるのでしたら・・・
あたらしい工夫をしていただきたい・・・と、
私も笙子さんの意見に頷きました。
どんなもんでしょうねー。
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読み終わると
「すごい人がいるんだ!勇気がもらえるね!
自分も認知症だけど漠然としかわからない。
どうして自分がこんな病気になったかわからない。
でも自分も認知症を受け止めるよ。
プライドはまだ残ってて、自分では何もできないけど、認知症と付き合っていきたい。
認知症のデビューだね。」
夫の言葉です。
その人は、いつも困っていました。
私の聞いているところで、ありのままを話してもいいのか、と言うことで。
今は、夫がメモしたものや私の介護記録をコピーして持っていって先に受付で出しておくようにしています。そうすれば、一緒に行ってくれる人が、困った思いをしなくてもいいので。
みんな、優しいので、傷つけるようなことをいいたくないですよね。まして、大切な人を・・・。
少しづつ、この病気のことが分かってきて、一つの段階にもまた細かいステップがあり、それを一段ずつ上っていく、・・だから、対応にもそれに合ったことが欲しいなあと、思うのです。主治医の先生は命綱なのです。こんな事を言うのはわがままでしょうか。
笙子様のお気持ちが、ありがたくて。
人間関係をそこなわないために・・・
ご本人様の心を傷つけない診療のあり方が、認知症にも求められる時代になってきたと思います。
今は、早期発見に専門医以外の医師がかかわる流れになりつつあるように感じます。
ご主人に・・・ブログを読んで下さったとのこと。
感激です。
励ましのお役にたてれば・・・私も幸せです。
バカになっていく「この病」の私の言葉で・・・
何かを感じられたら・・・望外の幸せです。
できること・・・自分の好きなことで、表現して見ませんか。
一人一人・・・思いは違うと思いますが・・・
自分らしさ・・・を表現していきたいですね。
ご主人さまのコメント・・・「もの忘れネットカフェ」にも・・・
思う存分書いていただけませんか。
代筆・・・という手もありますから・・・
笙子さんは・・・自分一人なら先生と話なら・・・
言いたいことは沢山ある・・・といいます。
二人の目の前で・・・「どうですか・・・」と様子を聞かれても・・・
答えは控えめになります。
でも・・・話したいことを話していないのです。
診察時間は30分・・・と決められているとか。
詳しく聞きたいという気持ちも萎えてしまいます。
ま・・・いいたいことがあります・・・と、
笙子さんが言ってくれましたので、
同じ思いをしているんだ・・・と思い、救われた気持ちです。
NHKが「この病」のことを取り上げてくださることで、
「この病」のことが知られるようになりました。
でも、早期発見・・・は、介護の世界ではありません。
単に「この病」にかかっているか・・・を見るものです。
その手順を・・・をさらに広げてほしい・・・と思っています。
その第一歩が早期診断・・・ですよね。