平成17年12月26日
晴天であるが、
風が冷たくて、
周りの物全てが怒っているようだ。
物干し竿に洗濯物をかけ終わった笙子は両手に
「はーはー」
と息をかけながら戻ってきた。
昔のこと。
子供たちのオシメを干す時にも
冷たい風が吹いていた。
笙子はバケツにお湯を入れて物干し竿の横に置いた。
3~4枚のオシメを竿にかけると、
手が真っ赤になるから
手をバケツに入れてかじかんだ手先を暖めたものだ。
その時笙子は、
吉永小百合の
「北風ふきぬく………」
という歌を必ず口ずさんでいた。
その
「北風ふきぬくく………」
を歌っていると寒さが吹き飛んでいったという。
昔の切れ端のような風景がふと浮かんだ朝でした。
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昔オムツを干す奥様の手がかじかんで・・・
を読んで私も昔を思い出しました。オムツを
干した端からピンピンに凍っていくのです。
それほど昔は寒かった!今は赤ちゃんが居ても
オムツを干している家はありません!全て紙オムツ!時代も変わったものです。私の娘が今40歳前後ですから40年前だったんですね。今から又40年経ったらどんな時代が来ているのでしょうか?想像も出来ません。