認知症一期一会 http://blog.goo.ne.jp/mizukiosamu/

毎朝8時30分
ケイタイのアラームが鳴ると、私はアリセプト5mgを飲み食卓を離れます。


北風吹きぬく

2005年12月26日 | 5mgの日記

平成171226

晴天であるが、
風が冷たくて、
周りの物全てが怒っているようだ。

物干し竿に洗濯物をかけ終わった笙子は両手に
「はーはー」
と息をかけながら戻ってきた。

昔のこと。

子供たちのオシメを干す時にも
冷たい風が吹いていた。

笙子はバケツにお湯を入れて物干し竿の横に置いた。
3~4枚のオシメを竿にかけると、
手が真っ赤になるから
手をバケツに入れてかじかんだ手先を暖めたものだ。



その時笙子は、
吉永小百合の
「北風ふきぬく………」
という歌を必ず口ずさんでいた。

その
「北風ふきぬくく………」
を歌っていると寒さが吹き飛んでいったという。

昔の切れ端のような風景がふと浮かんだ朝でした。



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1 コメント

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Unknown (エプロンおばさん)
2005-12-26 20:11:14
水木様

昔オムツを干す奥様の手がかじかんで・・・

を読んで私も昔を思い出しました。オムツを

干した端からピンピンに凍っていくのです。

それほど昔は寒かった!今は赤ちゃんが居ても

オムツを干している家はありません!全て紙オムツ!時代も変わったものです。私の娘が今40歳前後ですから40年前だったんですね。今から又40年経ったらどんな時代が来ているのでしょうか?想像も出来ません。
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