認知症一期一会 http://blog.goo.ne.jp/mizukiosamu/

毎朝8時30分
ケイタイのアラームが鳴ると、私はアリセプト5mgを飲み食卓を離れます。


言葉の反応

2007年07月11日 | 5mgの日記

先日のことです。

右手の内側が痒くて・・・
考えもせずに掻いていました。

そのうちに、
掻いたところが赤くなってきました。

私は・・・痒い・・・痒い・・・と
いいながら掻いています。

その様子に気がついた笙子さんが、
どれ・・・と、腕を上げ、・・・
「オコゼ」だという。

そう言われれば・・・そうかもしれないか?
という位の私の反応。

庭の草を取ってない?・・・と
語尾が上がります。

そういわれれば、
お昼前に、
アシタバの葉が茂りすぎでしたので、
ざくざく・・・と、
大胆に切り込みました。

そのアシタバと他の草とを
ゴミ袋にいれたのです。

その過程で、
「オコゼ」が、
私の腕を刺したということのようです。

原因が分かって安堵した私に、
笙子さんが
「オコゼは・・・きつうおますえ・・・」
といい、にやり。

ぽかんとした私に、
「京都で教えてもらったでしょ」
とニッコリ。

そうだったかなー・・・と
私はポカンとした状態です。

珍しい言葉に反応することは・・・ななかなに
難しい・・・私でした。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
方言 (たこペン)
2007-07-12 09:17:36
奥様の茶目っ気が伝わってきて,読んでいてほのぼのとした気持ちになりました。私は,広島弁の「~しんさい(~しなさい,という意味)」という語尾が優しい感じがして好きです。
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浮かばない言葉 (水木)
2007-07-12 10:43:47
たこペン様へ

場所場所によって、言葉や、その意味が違うことがあります。

啄木に「なまり・・・・なんとか」という歌があったようです。

あなたの言葉から・・・そう反応したのですが、
全文は・・・なんど首をひねっても浮かんできませんでした。

その、思い浮かば・・・ないということには、
いつも諦めることにしました。
深追いしても、イライラがつのるばかりだからです。

「きつうおすえ・・・ですので。
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啄木の歌 (miki)
2007-07-12 16:34:13
啄木大好き人間ですから、さっとでてきました。

故郷の訛なつかし
停車場のひとごみのなかに
そを聴きに行く

啄木の故郷は岩手県の渋民村(旧)。
上野駅は東北本線の上りの終着駅です。





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懐かしさだけが (水木)
2007-07-12 17:45:46
miki様へ

そお・・・そお・・・そんなんだ。

ありがとうございました。

啄木の哀しみが胸にじんときます。
今もです。

上野の駅は・・・悲しみの駅か・・・・
はたまた・・・喜びの駅か・・・なつかしさだけが、私の脳に残っています。
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上野というと・・・ (miki)
2007-07-12 19:58:52
「上野の西郷さんの銅像は、若い頃、上京したときに行った所だ。連れて行ってほしい」

そういう要望を口に出したときには、時すでに遅し。
連れていくことはかないませんでした。

「お父さん、車椅子に乗るなら、どこへでも連れて行くよ」
介護が始まる何年も前から言っていましたが、昔かたぎの父は車椅子に乗ることを拒否。

袋田の滝に行ったのが最後の旅になりました。
タクシーで行っても、最後は長いスロープを歩かなければなりません。
「行ける所まで行ってみよう」
杖をたよりに結局最後まで歩き、滝をみることができました。
復路もしっかり歩きました。

杖も恥ではない。
車椅子も恥ではない。
とにかく外にでてほしい。

私は、老いたら、外聞など気にせず、外へ外へ出ようと思っています。

もう既に発症していらっしゃる方は、行きたい所へは早いうち出かけてくださいね。
外国だっていい。出かけられるうちに!
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行きたいところ (水木)
2007-07-13 12:28:26
miki様へ

杖とか車椅子・・・とかは、
プライドのある方には抵抗があります。

ことに、以前では。

今ならば・・・OKだったかもしれませんね。

私も・・・
行っておきたいところをピックアップして見ましょう。
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