認知症一期一会 http://blog.goo.ne.jp/mizukiosamu/

毎朝8時30分
ケイタイのアラームが鳴ると、私はアリセプト5mgを飲み食卓を離れます。


「ハゼ」のお礼

2007年10月08日 | 5mgの日記

午後のこと。

笙子さんがハガキを持って
2階から下りてきました。

私は午後の紅茶ではなく
午後の転寝の時間で、
横になってテレビを見ていました。

この午後の転寝が上手にできた時は、
つまり軽い眠りができたときは、
その後の体調がいい。

30分から40分の転寝で私の体は、
リセットできるようになっているのです。

その反対に、
眠れなかった時は・・・まるで
「疲れ」とう荷物を背中に載せられたようで、
自分自身をあやつることができないことがあります。

そんな私ですから・・・笙子さんは
2階に行ってしまうのです。

その時間で書いたハガキ、
その降りてくる足音で、
私は目があいたのです。

私が目を開けているかを確かめた笙子さんは、
そのハガキを出してきて・・・といいます。

「なんでえ・・」と、
不服そうに言った私に、
今日は「散歩してないからね・・・」と
ケロッと言いました。

そのハガキを受け取った私が、
チラッと見ると、
昨日の「ハゼ」のお礼が書いてありました。

今はやりの絵手紙で・・・ちょっとカッコイイ。

その手紙を、
私は駅前の郵便局のポストに投函してきました。

なぜか・・・汗びっしょり。

汗びっしょり・・・と言えば、
クリスティーンさんとお話させていただいた後、
外に出た時、
寒気が覆い・・・
しゃがみ込んでしまったことを思い出しました。

怖かったという体験は・・・忘れないようです。


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6 コメント

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ちょっと似てます (すず)
2007-10-09 06:13:31
水木さま

「疲れ」という荷物を背中に載せられる、という感じが、
私の病とよく似ております。
私の場合、それが載せられっぱなしという感じで。
それでいて、気分は元気なのですから不思議なのです。

立ち上がって15分もすると、その荷物が全身より大きくなり、
貧血やめまいを起こして、もう座ってもいられません。
ところが、横になると、たいていは重さだけになるので、
こうしてパソコンを打ったりできるわけです(^^ゞ

いずれにしても、脳の故障のなせる業ですね~
水木さまの病を、身近に感じさせていただいている所以です。

水木さまの場合は、そういう体の痛みや疲れは、
きっと休息のサインなのですね。
お休みになれば、すっきりなさる。
うらやましい……かも。

私の脳は、なんと疲労回復物質を出さないらしいんです。
だから、寝ても寝ても治らない。
でも、本がたくさん読めるので、満足しています♪
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残念! (miki)
2007-10-09 09:56:23
カッコイイ絵手紙見せていただきたかった!です。
いいですねえ、さらりと描けて・・・
奥様によろしく。
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ようやく買いました (のんた2号)
2007-10-09 16:29:56
今日は神保町の三省堂書店本店で、ようやく水木さんの本を買いました。
一気に事務所で読みました。
まえがき・あとがきとも感動しました。
コンピュータの画面は目が疲れますので、
水木さんのブログは、プリントして読む事も多かったので本になると助かります。
とても読みやすくまとめられていて、これなら妻も読めます。
家に持って帰ります。
ありがとうございました。
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至福の時間 (水木)
2007-10-09 21:03:13
すず様へ

私は・・昼寝30分から40分ですね。
一時間を過ぎる時は、おかしい時です。

グーーと一眠りで目があけが最高です。

何時間も働く脳から、
細切れの脳になったのですから、
それにあった生き方、
スタイルを確立していきませんか。

私が・・・私流で、
今を生きているようにです。

本が読める私たちは・・・その至福の時間に
生かされているのではないでしょうか。
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クスとも言わず (水木)
2007-10-09 21:14:45
miki様へ

絵手紙のこと、
笙子さんに話したら、
「それをいっちゃあいけないよ・・・」
と言う。

どこかで聞いた言葉?
クスとも言わずにいうのです。
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紙芝居版の認知症 (水木)
2007-10-09 21:28:45
のんた2号様へ

「神田町の三省堂」・・・とは、本のメッカ。
夏目漱石が散策した風景。

神田という言葉だけで・・・わくわくする私。

三省堂とのこと、ありがとうございました。

奥様に読んでいただければ、至福のきわみです。

そして・・・その
「紙芝居」が上演される???かしら。
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