ヤミノツカミDIARY

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小さな勇気では大したことない

2006年10月01日 | 日常
 家の近所に、昔からあるラーメン屋さんがあるのです。まぁ、近所とは言っても
歩いていくには厳しい距離にあるのですが。
 見た目からしていかにも「創立ン十年」といった佇まい。店内の蛍光灯は黄ばん
で暗く、お世辞にも活気溢れるお店とは言えません。しかし、出入り口側の壁一面
が全部ガラス張りで、建物の立ち上げにレンガタイルを貼り詰めているので、一見
すると「雰囲気まで再現した、20世紀の香港のラーメン屋」ではないかと思えなく
もないお店でありました(褒めてるんですよw)。
 いつも私はこのお店に来ると、決まって「ワンタンメン」と「シュウマイ」を頼
んでしまいます(シューマイ、で無いところがミソ)。
 そもそもがこのお店の定番メニュー。この二品だけで名店と呼ばれるほどになっ
たのは、近所に住んでいる人なら誰しもが知るところ。だから当然、このお店に来
たら、この二品を食べにきたという意思表示に他なりません。
 なもんで、ココで晩御飯を済まそうと思い立った宮海は、当然のように「ワンタ
ンメン」と「シュウマイ」を店員さんに頼もうと思ったのですが……。
 ……ちょっと待て。それでは余りにも平々凡々すぎやしないか?
 見回せば、壁にかかるは様々な看板メニュー。麺類はちょっと「チャーシューワ
ンタン」とか「塩バターワンタン」とかちょっとアレですけど、サイドメニューは
それなりの充実ぶりに見えなくも無い。
 無難な道は選ぶに易いが、新たなる道は己の勇気が試される!
 そんな訳で、咄嗟の判断で「ワンタンメン」と「焼きシュウマイ」を頼んでみた
のでありました。……いや、ヘタレとかそーゆーのじゃなくてね?
 しばらくの後、皿に乗って現れた焼きシュウマイ。さぁて、普通のシュウマイと
何処が違うのか。レッツトライな感じで食べてみました。
 ……うん! アレ!?
 普通のシュウマイと全然味変わりませんよ?
 齧ってみて判りました。この焼きシュウマイ、いつもの普通のシュウマイを、そ
のままただ焼いているだけなのです。
 だから外見はハンバーグのようでも、焼けた表面を越えれば中に詰まっているの
はいつものシュウマイ。蒸そうが焼こうが味にはたいして違わなかったのです。
 というわけで、結論です。
 老舗だからって手を抜くなっ!
 焼いただけで150円も高くしやがって!

 いや、まぁ、いつも食べてる味だったので、おいしくいただきましたけどね?

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