昨日 ボクは軽井沢に散策に来た人に出くわして
さぞかし びっくりするだろうと 小さくなったら
一瞬ビクッとはしたようだけれど なかなか立ち去らないで ボクを珍しそうに見ている
そのうち にこにこ笑顔になって 手招きするんだ「 おいで・・ 」
へ~~ッ この人も ボクが怖くないんだ・・
前かがみに優しい顔をして見せるその人が いろいろ話をするのを 静かに聞いていたんだ
少し話すと 軽井沢地元の人じゃないのはすぐに分かった
だって そのひと 「 風越(かざこし) 」って地名を 「 ふうえつ 」って言うんだ
軽井沢の発地の集落のひとつ 団地や大きな農協の集荷所が道路沿いにある
「 風越 」の読み方は かざこし
同じ長野県内南信の飯田市には 「 ふうえつ 」という読みの高校もあるようだけれど
かぜこし でも かぜごえ でも、そして 風越でもなく
軽井沢では 地区名も 「 かざこし 」
このところ その名が知れ渡っている私立学校も 「 かざこしがくえん 」って言うんだよ
郵便や 住所の表示は 発地(ほっち)だから 仮名がふってないと知るまでは読めないこともあるかもね・・
発地だって よく見れば文字通りだと「 はっち 」だもんね・・
地元だと 違う読みを聞くと気になるけれど 日常読み書きが出来ていると
特に気にもしないで口にしている
イノシシが しゃべるとは思っていないその人は 気が済んだようで
「 お山へお帰り 、バイバ~イ 」 とか言って 手を振り 静かに立ち去って行った
それから風越に行ったなら、「 かざこし 」だって知って 帰って行っただろうか
みなさんは ちゃんと読めてましたか