SAPPORO・DE・SANPO

「ひな工房 八重の衣」で仲間とチクチクお雛様作りやっています♪

資料館deひなめぐり2025


2025.2.26 (水)~ 3.2(日)10~16時(最終日15時まで)
*今年は資料館の休館に合わせて水曜から5日間の日程で開催です。
札幌市資料館
札幌市中央区大通西13丁目
お問合せ:工房 祥       志 摩  祥 子 09095124908
お問合せ:ひな工房八重の衣   ヤマグチヒナコ 09028733959

八重の衣ってこんな感じ♪

ひな工房八重の衣工房紹介 2024.3.31

出会いその3

2006年08月08日 23時19分49秒 | アラカルト
今日の札幌朝10時頃には30度を超え
最高気温はとうとう今年一番33度位だったそうです。
家の中もお昼には32度になってしまいました。
札幌の短い夏をおもいっきり堪能するべきか、
あっさり兜を脱いでどこかに涼みに行くかもう考えちゃいますね。
今この時間は室内26度。ベランダからはとってもいい風です。

さて先日の美術館めぐりでとあるヒトと出合いました。
国立西洋美術館では
「いろいろメガネPart2-みんなの見かた紹介します」と題して
人それぞれの作品の見かた、楽しみかた、見て気づいたこと、感じたこと等を
それぞれの見かた(メガネ)で綴ったエッセイ433点の中から
館長、内館牧子さん、みうらじゅんさんが30点を選び
パネルにして作品の横に展示するという企画展の最中でした。
他の人の「メガネ」ではどんな景色が見えているのかも興味深く
小学生の声やエッセイも多い中で印象深かったのが
50代のとあるヒト(男性)のものでした。
作品は50号ほどの大きさでしたでしょうか、
絵の中で一人の男性が一艘の小舟に佇み無心に祈っています。
その小舟には赤ん坊が寝かされていて…。
そんな作品をこのヒトは学生運動が激しくなり授業の無い日々に
毎日のようにこの美術館を訪れては
絵の中の祈る男性に会いそして一日読書をして帰る日々を送っていたそうです。
その後大学を卒業し就職、結婚。
そして長い年月をへてはじめて奥さんと一緒にこの作品を眺めている…。
といった内容でした。
長い長い間大事にされてきた作品。
また時代を超えてそれを見る多くの人びと。
そのなかの一人が数十年前のこのヒトと今の時代を生きるこのヒト。
そしてこの日たまたまこの作品を見てこのエッセイを読んだ私。
たった一枚の絵の前で
時間を越えていろいろなヒトや自分とが出会っているのかと思うと
とても神妙な気持ちになったのでした。
そしてまた何年か後の自分もまたきっと
この絵に会いにくるのでは…と未来を想像してしまいました。
美術館ってこういう切り取り方での出会いもあるのですね。

画像は暑い暑い札幌のテレビ塔です。
コメント
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